ノケモノたちの夜 第14夜感想
悪魔と契約者、2組の交流です。
見栄っ張り
人間態を多用すると消耗する。それにより動けないマルバス、ですがウィステリアのお腹の虫は大きく鳴り響く。このにっちもさっちもいかない状況にモリーとハリエットが来るわけですが。
『なんの用だ雑魚ども!!』と偉そうにふんぞりかえる。
いやあの、消耗してたのは???
ただ弱ってる姿を見せたくないという一点で無理くり意地を張るマルバス、なんなんすかね。しかも結局疲労がバレてるし。まあなんというか、どんなときでも大悪魔らしくあれっていうのは彼らしいとは思います。
…裏を返せば、ウィステリアの前でだけは素でいるってことですし。
これもまたいとエモし。
ノケモノたち
モリーとハリエットも悪魔と契約者。
モリーは弱小とはいえ悪魔なので見える人は限られる。
ハリエットは親がおらず、一人で生きていくには手を汚すしかなかった。
世界から外れたノケモノ二人、ノケモノたち。
マルバスとウィステリアと同じ関係性の二人がここにもいました。
ノケモノたちの夜、まさに作品タイトル通りだなあって思うわけですね。
これはノケモノたちの物語。
ノケモノたち二人。ノケモノたち二組。
おわりに
湖から悪魔が出てくるわ、その悪魔を倒しにタケナミ含む剣十字騎士団出てくるわ、謎が出たと思ったら登場のインパクトに上書きされる形。モリーは一体何考えてるんですかね?口ぶり的にはウィステリアを囮にすることでハリエットを守ろうとしている?
一気に物語が動いてきた感ある長編2話目でした。
おわり