べぎログ-べぎの感想・考察-

べぎログ-べぎの感想・考察-

主にプリキュアシリーズの感想と考察

映画トロピカルージュプリキュア感想-二人の出会いまで-

※当記事には映画トロピカルージュプリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪のネタバレが含まれています。

 

 

 

結局4回見に行きました。

 

私の中で『同じ映画を劇場に見に行った最大回数』は3回なので、自己ベスト更新です。ちなみに3回見た映画は名探偵コナンから紅の恋歌プリキュアラクルユニバース、鬼滅の刃無限列車編です。

 

まあ要はそれぐらい好きだって話です。

自分の中で一番見に行ったってことはそれぐらい好きなんだなあっていう指標の一つぐらいの話だと思っていただければと思います。

 

--ここまで11月ぐらいに書いてたこと--

 

で、まあそんなに大好きな映画ではあるんですが。

書きたいことがめちゃくちゃ出てくるので、感想をどうしようかとなってたんですね。しぬほど長くなるだろうと。書くのも大変だろうと

 

で、まあデパプリが残念ながら放送休止なので。この3週間に合わせて3分割で感想書ききれればなと思っていました。一週目から書いてないんですけども。いきなり計画倒れやん。

 

まあ書き残したいのはやまやまなので、ここからがんばります。

 

では、参ります。

 

 

 

OPまで

 

冒頭、ヌメリーが出したヤラネーダとの対決。風船でポヨポヨしてるサマーが可愛らしいですね。ランドビートダイナミックでヤラネーダ撃退後、ヌメリーは『あら、もう終わり?』と言っていましたが自分の出番のことを言っているみたいで笑いました。実際、ヌメリーの出番はこれで終わりです。

 

そんなこんなで撃退後、皆での会話。目立ちたがりのローラがまたそういう場を求めています。あすかの『知るか』のツッコミが辛辣で好きですし、間髪入れずさんごが『そういえば』と提案してくるテンポも好きです。ここらへん、めっちゃテンポが良い。この映画、場面切り替えもそうなんですがテンポが小気味よいなあと思います。

 

さて、そんな会話をしている一行のもとにほわほわしたものが。用件だけ言うと『戴冠式あるからぜひ来てほしい』とのこと。女王となるシャロン王女は自身の国を笑顔あふれる国にしたいので、ヤラネーダから人々を守った5人にお声がかかったわけですね。

 

戴冠式、国中を巻き込む大イベント。

こんな大イベントに我らがローラが反応しないわけないですよね!さんごが提案した商店街のステージイベントなんて、クイーン・オブ・クイーンのローラの歌声を披露する場としては小さすぎるぜ!

 

ということで、自分の名を世界中に轟かせるためにローラはシャンティア行きを希望するのでした。戴冠式って主役は女王になる人だと思うんですけど、あくまで自分のことを第一に考えているのがとてもローラらしいなって思います。

 

まなつは自分が見たことがない雪、さんごは王女の服飾、みのりはシャンティアという聞き覚えのない国の歴史に興味があり参加。そんなノリノリな皆にあすかが付き合う形。…だけど着いてからはこの人2番目に楽しんでいたような。

 

OP中

 

いつもの軽快なOPはシャンティアに向かう列車とともに。

 

…いや服可愛すぎん?????デザイン自体は事前に公開されていた情報なので知っていたんですけど、改めてこの可愛さを語らせてほしいです。

 

まずはまなつ。オーバーオールのスカートが可愛い。まなつの活発なスタイルに合う動きやすそうな服でありながら、スカートに女の子らしさも見えるのが良いですね。薄ピンクのシャツ(ピンクって色も可愛い)にちょっと薄めの青のオーバーオールっていう色合いが好きです。

 

上半身だけ見るとダボっとしてるあたりがちょっと子供っぽいなーと思うんですけど、まなつの無邪気さや純粋さには非常によくマッチしてると思います。

 

 

次にさんご。いやーシンプルに好きです。いつものさんごって柔らかい素材のスカートを着てるんですけど、今回はどちらかというとしっかりした固めの生地のスカートを着ているように見えるんですよね。ああいうボタンとか、多分デニム生地のスカートにしかつかないと思うので。

 

普段との違いを出しつつ、でも全体として見れば彼女のイメージカラーである紫を中心に可愛らしくまとまってるのが流石オシャレ番長だなって思います。ふわふわじゃなくても上半身で可愛さ出せて、スカートとのバランスも保てるのが凄いです。

 

 

そしてみのり。ワンピースだー。5人の中では一番のロング丈スカート、文学少女で一番落ち着いている彼女にはピッタリの服装だなあと思います。普段の明るい黄色と違って、ちょっと濃いめで暗めの黄色なのも落ち着いた雰囲気にあってますね。

 

 

お次はあすか。最年長の彼女はブーツにチェック柄。長身のスタイルを活かすべく、足をたっぷり出しながらもパンツスタイル。それでいて大人っぽさを出してるコーデなのが強いですね。

 

…最後にローラ。いや可愛すぎません?????そもそも私がキャミソールワンピが好きなのもあるんですけど、中心に装飾があるのがどことなくきらびやかで女王候補の彼女にぴったりだと思います。可愛い子が可愛い服着て歩いてるー!って思いました。何言ってるんでしょうね。

 

なんだろう、組み合わせのセンスとかじゃなくて『シンプルに可愛い服』を着て似合うのがとてもローラらしいなって思います。魅力+魅力みたいな真っ向勝負感。元々魅力は抜群の子なんですよ、顔も良いですし。性格がまあアレなんですけど。でも私はそういうとこ嫌いじゃない。可愛くて面倒くさい子は好きなんですよね。

 

…とまあ、別にファッションに詳しくもない人がたいして調べずに書いたんで間違いがあれば教えていただけるとありがたいです。なんとなーく私が魅力感じたのはこのへーんって感じですけど、そもそもの服知識が間違ってる可能性は大いにあるのですね。

 

 

で、本題のOP映像ですが。

 

いやー可愛い。4人がけ席に全員は座れない、一人余ってしまう。なのでジャンケンするわけですけど、負けたあすかがしょんぼり一人で別の席に座るんですよね。可愛すぎか???

 

そしてそんなあすかのもとにみのりが来る。あすかからすれば『みのり!来てくれたのか!』というテンションなんですが、当のみのりはゆっくり本を読みたいだけ。温度の差よ。テンション上がるあすか可愛いな。

 

ということで可愛さたっぷりのOPでした。チャンチャン。

 

 

銀世界へ

 

さて、列車に乗ってトンネルを抜けるとそこは一面の銀世界。初めて見る雪にトロピカるまなつがめちゃくちゃ可愛い。そして雪うさぎなどのファンタジー生物も。あおぞら市から列車に乗ってトンネル抜けたのに、まるで異世界みたいな場所に来てますね。明らかに地続きでない世界な感じはありますが、まあ置いておきましょう。

 

そんなことより着いてからのまなつがめちゃくちゃ可愛いわけですよ。

 

初めて見る雪にテンションが上り、雪にシロップをかけて食べようとするまなつ。でも銀世界の環境に防寒なしで出たら…当然寒くて耐えられません。寒さに耐えれずダウンし電車に戻ってもまだ震えてますが、それでも『エヘヘ、雪だぁかき氷だぁ』と喜んでるのがめちゃくちゃ可愛かったです。

 

そしてその後のあすかの言葉もツボです。

 

『落ち着け、雪があるところは寒いんだ。寒いってわかるか?

 

まるでまなつが寒いを知らないおバカさんみたいな言い方で笑いました。まあ実際問題、雪を見たことがない彼女は寒い環境にいたことがないのかもしれません。寒いを感じたことがなければ、そりゃ知らないわなって話なんですよね。ギャグシーンに見えて人物に沿った丁寧なギャグなので好きです。

 

 

そしてホワンが防寒着を出してくれて、寒さの中でも動けるようになったまなつがめちゃくちゃ可愛いわけですよ。

 

あすかにヒップアタック、いえおしりパンチして雪に飛び込ませたり。反撃食らって雪にダイブしたことで雪の柔らかさを知り、ダイブしまくるはしゃぎっぷり。ああ本当に可愛い、ずっと眺めていたい。

 

そして多分2番目に楽しんでるのがあすか。まなつにヒップアタック返ししたり、後に雪合戦を提案したのも彼女でした。そしてなんか雪だるま作り出してるし…。年長者なんですけど、OPからどこか可愛らしいんですよね。

 

 

謁見

 

さて、ここまでまなつのことを多めに語ってきたのでそろそろ我らがローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメールについて話させてもらいますか。

 

なぜフルネーム表記かというと、シャロンに挨拶するときにフルネームで名乗っていたからです。ローラ・ラメールは人間界で生活するときの名前でしょうし、王女に挨拶するときに正式なフルネームで挨拶するのはとてもローラらしい。

 

女王候補たる彼女がこういう場で作法をわきまえた上で振る舞えるのは私としては『当然やな、流石女王を本気で目指してるだけある』という感想なのですが、一方で普段の態度とはうってかわって礼儀正しいのでまなつたちのツッコミが入るのも納得です。礼儀正しいローラ、違和感。このあたりはやはりよく人物を理解している演出だなあと思いますね。スタッフへの信頼が高まるばかり。

 

 

『次期女王なんです。』

『まだ決まってないだろ。』『自分で言ってるだけ。』

『うるさいわね。』

 

 

候補をすっ飛ばして自分が次期女王に決まったかのように語るローラにツッコミ入れるシーンもとても好き、特にみのりのツッコミのセンスが光りますね。まじで自分で言ってるだけですからね。

 

まあところで、なんでここにいるのシャロンだけなんでしょうね?

お付きの人とかおらんのか?王宮ならいそうなものですが…。玉座に座る者の両脇に兵士が立ってるとか、結構ありふれた表現だと思うのですけどね。というか入り口から誰もおらんのですが。てか王宮に来るまでの間も誰も居なかったような。

 

 

と、ここでちょっと感じていたことは後々のある人の言葉でより強く感じるようになるのでしたが後で話します。

 

 

…あ、謁見の途中でシャロンの言葉を受けて『思いっきり楽しんできます!』と飛び出すまなつはめちゃくちゃ可愛かったです。

 

邂逅

 

飛び出すまなつ、雪の斜面で転がって雪玉に。それゲームとかでよく見るやつ。雪だまなつが落ちてくるのが『空からのプレゼント』という歌詞と同時なので面白いですね。

 

そして雪合戦を提案するあすか。ニカっと歯を見せて笑いながら提案するのがめちゃくちゃ好き…。冒頭でも触れましたが、一番楽しんでるのはまなつですけど二番目はあすかだと思います。可愛いなこの先輩。

 

開始する雪合戦。ここ当時は気づかなくてディスクで見てるときに気づいたんですが、さんごは雪玉防ぐときに腕をクロスして受けてるんですね。ペケバリアを使う彼女らしい所作でよいカットだなー。

 

そして、ローラの雪玉乱舞がえりかに当たり…。

いよいよ本映画の目玉の1つ、ハートキャッチプリキュア勢の登場です。ローラとえりか、どちらも自分が強い子なので会ったら絶対喧嘩するだろうなとか思ってましたがまさにそうなりましたね。我対我の対決です。『ぼーっと立ってるからだよ』返しといい、雪玉の避け方といい、その後の『はずれー』といい表情といい、えりかだなあ…と思います。どんな感想だ。

 

ここからハトプリ勢と雪合戦になるわけですが、一連のシーンだけでもハトプリの子たちがよく描かれているなと思います。

 

『うちのえりかが』と謝るつぼみ。『うちの』という表現が好きです。あと蕾状態の花を見ただけでスノードロップと種類を判別するのもすごい。あの知識量トップクラスのみのりですらできないことをするのがすごい。

 

雪玉を掌底で落とすいつき。うーん、武道!

 

そして雪玉をバトルみたいな動きで躱すゆり。

彼女のプリキュア歴は長く単体での戦闘力はトップクラスだと思いますが、いや雪合戦でバトル動作をもってくるんじゃない!!と思って笑ってしまいました。プリキュアでの経験が日常の動きに影響でてきてるのがらしいなって思いましたね。

 

あとこのシーン、うまいなと思ったのが『私夏海まなつ、あなたたちの名前は?』で自然とハトプリ勢が名前を言える流れにできたことですね。初めて会った人に必ず名前を聞くというまなつの根幹を話の展開に自然に組み込み、かつ自己紹介をさせるという非常に優れた作劇でした。まなつ、クロスオーバー作品において強すぎる。

 

 

とまあ、ただのゲスト出演に終わらずちゃんとハトプリ勢も活かしてくれてるなーと思いました。

 

あと雪だるま作るシーンのローラ、よく見たら指示出してるだけで草。

とても彼女らしいので好きですが。

 

 

違和感

 

さて、基本的に楽しい雰囲気で進んでいきましたが。ゆりはこの国に思うところがあるようです。

 

とても美しい国、でも綺麗すぎるような。

 

このセリフがあることで、見てる側としては『なんかあるのかな?』という気持ちになりますね。実際私もそれまでは『まなつ可愛い…』『ローラ好きー』とか頭ほわほわで見てましたが、ここから頭フル回転になりました。

 

で、気づいたんですよね。

 

 

 

…あれ?国民いなくね??

 

 

 

そう、シャロンとホワン以外にシャンティアに属するものが一人も出てきていないんです。王宮にも兵士の一人もいませんでした。なにより『戴冠式』ということはシャロンとは別に現国王が存在するはずですが、それもいません。

 

この異常に気づいたときに、背筋がゾワッとしました。

雪の国だから寒いせいですかね。

 

一体、何があるんでしょうね。

 

おわりに

 

雪は衛生的に食べられないという点に触れてくれたり、やはりそういう丁寧なところは流石プリキュアだなあと思います。

 

さて、次回はローラとシャロンの会話シーン含めた部分からです。この映画の最重要ポイントの1つといっても過言ではないローラとシャロンの関係、それをシャンティアの真実と共に話したいと思います。

 

追記:続きです

 

 

begilog.hatenablog.jp