ノケモノたちの夜 第13夜感想
出会いと別れ、その序章。
リバーサイド・マーダーの開幕です。
…よく考えたら、このエピソードもド級の伏線だったなあと思います。
湖の悪魔との契約とか。
別の契約者
ウィステリアにとって初めて出会う別の契約者です。ダイアナのことはまだ契約者と認識してませんからね。その名はハリエット、モリーという低級悪魔と契約しているようですね。
そんなハリエットの声は周りには届きません。本人曰く、無視されているとのことですが…。最後に新聞記事で”犠牲者”としてその名前が出ます。つまりこれは霊体ってことですか。すでに辛い運命が約束されている。
それはそれとして、大食いと紹介されて恥ずかしがるウィステリアが可愛かったです。
お友達
目的もない旅に少し目的ができました。湖水地方にいくこと、その目的はマルバスの同胞つまり十三災にあいその技能?を活かすこと。既に最後まで読んでいるのでこれが誰で何をマルバスは借りようとしてるかは既にわかっていますが、置いておきます。
その彼を『お友達』と思ってパァッとなるウィステリアがめっちゃ可愛かったですね。人間の女の子にボッチだと心配される大悪魔、なに??
あてもなくめぐるわけではなくなったのは、個人的には読みやすいです。確かに二人が旅するだけで成立する作品ではありますが、旅行記じゃないんだからどう読めばいいかわかんないんですよね。
おわりに
まだ始まったばかりですが、ハリエットの状態から謎が既に提示されていて『どうなるんだ?』という気持ちになります。期待できる長編でしょう。まだタケナミも出てきてないですしね、どのタイミングで出てくるんだ?
毎週水曜日に更新できればと思います。