デリシャスパーティプリキュア4話感想
ずっと待ってたスパイシー変身回。
芙羽ここねという人物
頭脳明晰の超美人、スタイルも抜群で父は高級レストランのオーナーのお嬢様。
周囲の生徒からは芙羽様と呼ばれる彼女。ある男子に至っては『芙羽様が俺たちと喋ってくれるわけないか』と、話しかけてもいないのに勝手な想像で決めつけてる始末。なんていうかなあ…という印象。少なくとも健全な関係性ではありませんね。
変身前では『一人が楽だった』『人と関わるのは面倒だしすごく疲れる』と言っていましたが、そういった考えに至るまでにこういった扱いが関係していたのかなあと思ってしまいます。このあたり、物語終盤までに明かされたりしないかしら。ちょっとだけ期待します。
一人で食事してたし、家族関係とかでここねのパーソナリティに触れるタイミングはまだありそうですけどね。誰かと何かした経験も、今回ゆいによって『今まで知らなかった想い』が溢れてるということからなさそうですしね。
そして…
そんなここねにも変わらずいつもの調子で接するのが主人公和実ゆいです。彼女がここねに出会ったのは街中なので、学校で芙羽様と崇められているという事前情報がなく、いろんな意味で偏見なしに、素のここねと話そうとしているんですよね。
ここねとしても、自身を様づけしてくる人たちとはちょっと違う雰囲気をゆいに感じたのではないかと思います。
合わせたり、分け合ったり
ここねにとって『一緒に』というのは未知の経験。
それによって知ったあたたかさ、初めて体験する新しい想い。
一人ではマットを動かせなかったけど、二人でやれば動かせた。
気になってる食べ物も、分け合って美味しさを共有してくれる人がいた。
それをもたらしてくれたのがゆいってところが、控えめに言って最高ですね。人物同士の絡みにより変化する心と認識、やっぱ物語はこうでなくっちゃ!って思います。
最初は分けることができなかったカレーパン。
最後には分けられたっていうのが、ここねの変化を表しています。
よかったね、ここね。
作画による表現力
プリキュアは細かなワンカットも手を抜きません。
今回の例はこちら。
大口を開けてパンにかぶりつくゆいと小口で慎ましく食べるここね。
この1シーンだけでそれぞれの人柄や育った環境が見えますね。
高級レストランの一人娘で、3話では豪華な食事を食べていて、恐らく食事の作法もバッチリであろうここねがこのような食べ方になるのは非常によくわかります。
あ、ゆいのことを下げてるわけじゃないですからね!!いや本当に誤解なきよう。あの食べ方は彼女がのびのびと育ったことの表れですからね。
こういう細かいところも丁寧なのでこのシリーズが好きなんです。
おわりに
ローズマリーが相変わらず面白かったり、らんもようやく味変前の食べ物にありつけたり、小ネタも欠かしませんね。ローズマリーの笑顔も可愛かったです。
次回はここねと絆を深める回。メンメンが目覚めるのか注目です。
…あと、次回でゆいとここねがお互いをどう呼んでるのかが最大の注目ポイントです。今回は名前呼びしてないので、次回冒頭で名前呼びしてなかったら恐らく名前呼びイベントがきます!!!!!!!!
もしかしたら、らんが仲間になってからかもしれんけど。