デリシャスパーティプリキュア12話感想
プリキュアらしさを詰め込みまくって溢れた回。
迷い立ち止まる
光と影、プリキュアお得意の構図です。常に皆を引っ張ってきたゆいが影側というのが印象的。今回は凹んでいるではなく、ゆいの内面の悩みが絵面として表現された形でしょうか。
あまねの状態を想像し、もし同じことが自分に起こったら?と考えたときにとても辛いであろうと想像する。相手に寄り添える優しさが眩しいです。
そしてゆいの悩みとは、そんなあまねに対してなにかできないか?ということですね。
ここ結構面白くて、なにができるだろう?と悩むゆいに『とりあえず会いにいってみよう』と具体的に今できる行動をここねとらんが示してあげてるんですよね。とりあえずできることをやってみる、悩み立ち止まったゆいの歩みをもう一度進ませるためのアドバイス。実生活でもありそうな気がする。
まあそれはそれとして。
これ、めちゃくちゃいいシーンっすね…。
心があった証
あまねの心はより強く操作されており、元に戻すのは容易ではありません。
一体どうやって元に戻すのかなーと思っていましたが。
あまねが描いたであろうレシピッピ。
少なくともこれを描いたときには、あまねにはレシピッピに対する愛情があったはずです。でないと、レシピッピがこんな笑顔には描かれない。
あまねの想いの塊が、あまねの心を呼び起こす。
非常に美しい展開だなと思いました。描いたりしたものは、そのときの想いが残り、それがまたその時の想いを想起させるきっかけともなりうるんですね。それこそブログ記事として残しておけば、そのとき何を感じていたかを思い出せるように。
ところでこの一連のシーンで一番好きなのはプレシャスのここです。
プレシャス、ジェントルーの攻撃を防御はするけど自分から攻撃は一切してないんですよね。相手の拳を包み込むように握りしめるのがとても印象的でした。この優しさ、強キャラ感ある。
バトルシーンで好きな部分でいうと、ウバウゾーのカッターが青→黄→赤と強くなるごとに色変わるの好きです。信号機カラーで危険度上げていってる感が良い。
マシマシの必殺技に裏に
前話でスパイシーとヤムヤムもミキサー技を披露しましたが、今話は更にそれぞれの固有技強化に加えてミキサーによる3人合体技。いや詰め込みすぎぃ!というのが正直な感想です。
だってこれ、それぞれの固有技強化+ミキサー技フィニッシュで個人回作れたと思うんですよ。なにかしらの成長があって固有技強化ならまだしも、なんというかめっちゃ唐突に固有技強化された感じがしたんですよね。100歩譲ってプレシャスはともかく、スパイシーとヤムヤムは何故強化されたの?となりました。ゆいを助けたから?
この違和感、やっぱり不正アクセスが影響してるのかなと思ったりします。話数削減に伴い、一気に詰め込んだ感がある。まあ実際どうかはわかりませんが、もしそうなら不正アクセス許せねえ…ってなりますね。
おわりに
さて、ついに次回は拓海が絡んでくるようですね。そのあからさまにクッキングダムと関係ありそうなマークが入った箱は何だ、やはり父親が関係者なんでしょうか。
そして、まあなによりも。ジェントルーが退場しあまねになったということは。
待ってましたよナルシストルー!!!!
ここねには誰も待ってないとか言われてましたが、いやいやいやいや全人類待ってましたよ。ただ正直登場が早すぎて、物語最後までいるのかが不安です。彼はできれば最後まで純粋な悪役でいてほしいので、出番は増えてほしいけど早く出ることで弱体化したり退場するのは嫌なんですよね。ワガママ。
まあとかく、来週から画面のイケメン度があがるのでとても楽しみですね。