べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

トロピカルージュプリキュア33話感想

OP、みんなで歌ってるー!とテンション上がりました。

いつもと違う雰囲気、むしろ手間が倍増してるのではないか説。

 

そんな33話の感想です。

特に気に入った4エピソード、個人的四天王をご覧あれ。

 

 

入れ替わってトロピカれ

 

入れ替わりは以前もみのりとローラで起こりましたが、わかりやすさを重視し声が精神に依存したあの時と違い、今回は『声は身体に依存』となっています。作品内での肉体と魂の関係がブレるのは個人的に困りますが、まあカオスギャグ回なので今回の描写は無視します。

 

なので大きく見どころが2つありまして。

 

・自分とは違うキャラを演じる声優さんの演技

・違うキャラが入っていることを表現する作画

 

展開もカオスで非常に面白かったですが、職人技が光りましたね。

この収録現場、めっちゃ楽しそうです。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア33話

 

誰の身体に誰が入ってるか、一目瞭然ですね。

 

トロピカれヤラネーダ

 

ヤラネーダの球をぶっとびフラミンゴスマッシュで打つ

無音で画面がどんどん引いていく。

タイトルテロップが右下に出て、なんともいえない雰囲気でCMに入ると思う。

と思ったら地球がヤラネーダ化。

 

 

いや…最初の滑り出しも好きですがオチも素晴らしい。更にオチに至るまでに『無言の笑い誘ってくるなあ』と思わせてからの盛大なオチ。めっちゃ面白かったですね。

 

構成に職人技が光ります。

 

 

トロピカれ新しいプリキュア誕生!?

 

全体的にやりたい放題やってる回ですが、それでも変身バンクのシーンだけは入れないといけません。よって入ってたのがこちらですね。

 

まあもちろんソレだけに終わらず…。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア33話

 

くるるんの変身バンク板岡錦さんが新規で描くという豪華っぷり。この回のためだけに描いたの、もう意味わかんなくてやばいですよ。ていうかよく考えたらこの回だけならバンクじゃなくてただの変身シーンだわ。

 

混乱してきました。全ては凄腕の無駄遣い()のせいです。言葉の綾です。

 

トロピカれ!新しい技!

 

まあこれも必殺技バンク入れるための話ですね。

 

ランドビートダイナミックという技名で本当でいいのか?という会話。みんなから出てきた名前を全部くっつけたって話ですね。いやそうはならんでしょと思ってしまいますよね。

 

そしてその長い技名をプリキュア5人全員で揃えて言い切るという凄まじい職人技がありました。技術も息の合い方も半端ないです。

 

もちろんそんなに長い技名だとランドビートダイナミックのバンクだけでは尺が足りないため、これまでの必殺技シーンも流すという尺の使い方に構成の妙が光りますね。

 

今週のローラ

 

ローラの提案した必殺技名。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア33話

 

ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール

グランオーシャンいちの可愛くて美人で知的な

クイーン・オブ・クイーンバブルボンバー。

 

 

・・・。

 

 

もう自己主張が強すぎてローラらしくて好き。まなつも『流石ローラ、かっこいい』じゃないんですわ。あとまわしの魔女グループにツッコミがいないとか言ってた割にはツッコむ気がない。

 

で、必殺技バンク中にここを言うシーンに差し掛かったときにちゃんとラメールの映像になってるのも芸が細かい。さんごが提案した名前のシーンではコーラルになってましたし、細かいところが丁寧なんですよね。

 

 

おわりに

 

ということでハチャメチャ回に見えて、随所で凄さや丁寧さがあった素晴らしい回でしたね。満足感が高くて、あっというまの11本でした。

 

さて、そんな回を終えて次回は『将来』と真剣なお話。トロプリでこういう話題に切り込むのは作品の雰囲気を考えるとびっくり、シリーズ定番のお話ではありますが正直やると思ってなかったです。

 

予想外のお楽しみが出た来週も楽しんでいきたいと思います。