トロピカルージュプリキュア32話感想
さんごが可愛い回でしたが、主題はそうではない回です。
さんごが可愛い
リアクション時の表情だったり。
迫られた時の後ずさりだったり。
今日はさんごのリアクションが可愛い回でした。
あとまあ声も可愛らしいですね。
あすかの『ランウェイを歩くってことか?』に対しての、
『(息)そうなんです』が抜群に可愛かったですね。文字では伝えきれないのが惜しい。ですぅ、とかにしたかったが文字で書くとあざとすぎる。でも間違いなく『ぅ』はあったと思います。
何が為のランウェイ
そんな可愛いさんごですが、ランウェイにおいての主役は彼女ではありません。
みゆきさん曰く…
ファッションショーはね、服の魅力を余すところなくお客さんに伝えることが大切なの。
服やアクセサリーなどその身につけたものが主役です。ランウェイを歩くモデルはそれらの魅力を伝えるための存在です。ローラは『観客の注目を集める』という点に惹かれて『そのファッションショー、私が出てもいいわ(日本語訳:ファッションショーに出たいです)』と彼女の言葉で言っていましたが、それではダメだということですね。そもそもローラが魅力的すぎて服に目が行かないからローラにモデルは向いてないですね。
モデルはウォーキングの姿勢や自身の体型など、様々な点で努力を重ねますが全てはショーで披露するアイテムのため。まさにプロフェッショナル。
そんなモデルが歩くランウェイを見てさんごはプレッシャーを感じてしまいますが…。
『涼村さんご』
『涼村さんごです!オシャレとコスメが大好きです!よろしくお願いします!』
2話でのさんごの自己紹介です。
さんごが好きなのはオシャレやコスメそのものなんですよね。こんなに可愛いものがあるっていうことをみんなに伝えたい、話したい。そういう子。
自分が大好きなものを伝えたい、それは『服』の魅力を伝えるファッションモデルの役割と似通っています。コニーさんは別に『さんごが可愛いから』という理由で代役に選んだわけではありません。彼女の思いを一目で見抜き、その思いはショーのモデルに通じるものがあるから声をかけたわけですね。眼力すごいな…。
ファッションモデルは技術的にはものすごい人たちだけど、根っこの面では自分と変わらない。そこに気づいたさんごの変化がとても自然で良かったです。
そして実際に…。
『あの子の着てる服可愛いね』
『うん、とっても素敵』
と『服』の魅力を伝えることに成功しました。
そのままでは見えない服の模様をちゃんと見えるように歩き、まさに服の魅力を余すことなくお客さんに伝えたさんご。素晴らしかったですね。
3話で自分が可愛いと思うものをちゃんと友人に伝えられるように一歩前進した彼女が、今度は服の魅力を大勢の人たちに伝えられたと見ると、それぞれ対象範囲が拡大しており彼女の成長も見えますね。
ランウェイは服の魅力がお客さんに伝わる通り道。
おわりに
次回、なに???次回予告から何も伝わらない件。
…あれか?日高さんの休養と重なったあたりの回かしら。