ノケモノたちの夜 第3夜感想
定期的に書かねばズルズル長引く。
定期的に書こうとすると、書かなきゃ!と心理的負担になる。
難しいものですね。
書かなきゃ!で書きたくはないので、できる限りモチベを保っていきたいものです。
そんなこんなで3話感想です。
一人の時間
ウィステリアはマルバスより早起きできなかったことを悔しがるウィステリアですが、そもそも悪魔たるマルバスは睡眠を必要としない。まあ魔の生物なんて夜が本場で基本夜型みたいなところありますしね!ただ、昼がダメというよりそもそも体力回復に睡眠を必要としないんでしょう。
つまりウィステリアが寝ている間、マルバスは一人で夜を過ごしているわけです。
それを気遣ったのか。
『夜更ししても平気ですからね。』
というウィステリアがいうのがなんとまあ可愛らしかったですね。
三大欲求のうち、食欲と睡眠欲以外の一つを知らないのもキュートです。
ずっとそのままでいてください。
何ができる?
とはいえマルバスは一人でも生きていくのが平気です。ウィステリアとマルバスの関係性は、やはりマルバスのほうが優位といいますか。ウィステリアはマルバスが居なかったら生活が困りますが、マルバスはウィステリアが居なくても生活には困らないんですよね。二人の関係は客観的に見るとやはり対等ではないなあと思います。
この『対等ではない状態』が後のブラックベル家編で重要なポイントだよなあとか思ったりするのですが、今は置いておきます。
そんな彼女だから、なんとかマルバスの役に立とうと何も事情を知らされないままマルバスの命に従い『ただ待っている』ということをするわけですね。
ウィステリア、健気。とてもいじらしいですよ…。
信頼
…しかし、その不安に悪魔がつけこんでくると。実際、何も言われず放置モードですからもし甘い誘惑があれば乗る可能性は十二分にあったと思います。悪魔は狡猾、失った視力を取り戻す取引を持ちかけてくる。
でもウィステリアにとって視力は『失ったもの』であると同時に、マルバスと契約した証でもあるんですよね。
そのマルバスを信じられる限り、共に生きるという言葉を信じられる限り、他には何もいらない。
ウィステリア、やはり健気。応援したくなる娘です。
おわりに
この話で悪魔を惨殺したせいで魔力反応を探知され、追手が来る羽目になります。今回のエピソードは聖職っぽいスノウのお兄ちゃんとの接触に接続するためのエピソードでもあったわけですね。
なるほどうまいなあと思いながら、4話の感想も頑張りたいと思います。