トロピカルージュプリキュア42話感想
37話で衝撃の真実が明かされ、
38話のあすか、39話のさんご、40話みのり。
3人の課題は解決しました。
クライマックスに向けた、終わりの始まり。
そんな42話感想です。
集大成のお祭り
トロピカ卒業フェスティバル、卒業生を送るためのお祭り。
美術部、天文部、放送部とこれまでトロピカる部が関わってきた部活を始め、数多くの部活が参加していること。そして、生徒会をも巻き込んだ公式一大イベントと化しています。これまでのトロピカる部の実績の賜物、感慨深いです。
トロピカる部の二人に笑顔で手をふる美術部がとっても印象的でした。
そして生徒会が絡む描写も地味に凄いなと思っていて。
4セット用意された書類の束。画像の2枚目は生徒会長がパンってやるシーンをわかりやすいように上下反転させてるんですが、1枚目の申請書類がまなつたちが受け取った書類の束の1枚目と同じなんですよね。てことは4セットの書類は同内容のセットなんです。
つまりトロピカる部と生徒会メンバー3人がそれぞれ手分けして参加団体の進行状況を確認するという流れなんですね。運営側にトロピカる部と生徒会、ほんとイベントの規模がすごいことになったよなあって思います。チェック業務にトロピカる部が入ってるのも凄いし、トロピカる部の企画に生徒会が運営として参加してるのも凄い。
生徒会といえば…彼女の存在も忘れてはなりませんね。
幾度となくトロピカる部の前に壁として現れた白鳥百合子。そんな彼女がトロピカる部の企画を楽しみにしていて、トロピカるという気持ちになったこと。
まさに集大成でした。
…といっても、最強のヤラネーダってタイトルで出撃がバトラーなので心中穏やかではなかったり。落差ひどそうって感じ。
人魚の想い
ローラって素直じゃない子なんですよね。本当は楽しみにしてたり良いと思ってることでも『悪くないわね』ぐらいの言葉だったりします。女王を目指しているが故に立ち振舞いに気をつけているのか、彼女の態度には彼女自身が縛りをかけているところがありました。弱ってるところだけでなく、パーッと喜んでるところもなかなか見せようとしない子でした。
そんな彼女が本心を吐露するシーン。
私、この街に来て皆に出会えてよかった。
彼女がそう思ったこと、そしてその気持ちを素直に皆の前で出せたこと。
ローラも随分と変わったなって改めて思いました。
…まあ残念ながら状況が劇と似通っていてセリフも劇のセリフと同じだったので、これはローラの言葉としてではなく劇の練習として皆に捉えられたのがちょっと悲しいなあとか思ったりするんですが。
未だ人魚の本心は届かずですね。
人魚の憂い
それだけ強い想いがローラの中にあるからこそ、人魚の国の掟はとても重くのしかかります。グランオーシャンの女王を目指すのであれば当然グランオーシャンに戻る必要があり、そうなれば掟によりまなつたちとの想い出が消されてしまう。
37話でも『絶対にイヤ』と強く拒絶の想いを叫んでいましたが、掟が変わらない限りどちらかしか選べません。ローラは掟を変えちゃえばいいと言っていましたが、そもそも女王を目指してグランオーシャンに戻った瞬間に記憶を消されるでしょうから、女王になってローラは皆のことを覚えていない可能性が高いんですよね。掟を変えられる立場になったときには、掟を変えたい理由そのものが彼女の中から消えているわけで。
そんな状況で『掟が絶対だと言うなら私は…』と、皆と過ごした想い出を残す方を選びそうな感じを出してるのがまーた凄いよなって思います。
実際、どうなるんでしょうね。
個人的には勿論ローラには女王になってほしいし皆との想い出もなくしてほしくないので、どんな流れになるか気になるなーといったところです。まなつたちが思い出させるか、伝説のプリキュアと魔女みたいにならなかったことで掟が変わるか。果たして。
おわりに
バトラーも遂に情報開示してきて、本当に終わりが近づいてるなあという感じがします。魔女→破壊の魔女→あとまわしの魔女?ってことでしょうか。伝説のプリキュアとは破壊の魔女になる前に知り合ったのかしら。
2話構成どころか3話またぎそうどころか、このまま最終回まで行くのでは?って感じもしますが、まあ楽しみです。私はまだランド&マリンハートクルリングでの最終フォームを諦めていません!!