トロピカルージュプリキュア22話感想
久々のトロプリ放送、そして感想。
あっさり目に終えたいですが、ちょっとできない展開だなあと思います。
盛りだくさんの22話、感想参ります。
島の歴史
海を満喫していた一行、しかし部長のあすかはこのままではよくないと『合宿らしいことをしよう』と提案。一応『部活の合宿』という体裁で島に来てますからね、あすかのこういう真面目なところというか、ちゃんと筋通すところ好きです。
そして島の長老であるとみ婆のもとへ。
この島では老人が子どもたちに話を伝える→子どもたちが老人になったときにそのときの子どもたちに話を伝える、という伝承方式を取っているようです。なんか伝言ゲームみたい。途中で少しずつお話変わって別物になってるお話もありそう。
なんというか古き伝承法って感じがします。島から人居なくなったらどうするの?という点も含めて。実際、とみ婆の回想時と比べて子どもの数は減ってますしね。
とみ婆のときの長老が見た光景、森の人魚。こんな神秘的な場面、印象に残るに決まってますしこれの話聞いたら見たくなるというもの。とみ婆の願いは叶うのかしら…。
…それにしてもこんなシーン、どこかで見たなあ。
2話かな。
秘宝を求めて
ということで宝探し。地域に伝わる童歌にヒントがあるかも?と情報を求めるみのり好きですね。ゲームでもそういう展開よくありますからね、ゲーム脳ですいません。そして一行だけではなくヌメリーも宝探し。
ヌメリーに驚くまなつの声に驚くヌメリー、ちょっと可愛かったですね。もう一度邂逅したときに驚かれたときの表情も怒ってるのにどこか愛らしかったです。
一方、一人迷子のローラが宝物を発見。
ミックストロピカルが効かないゼッタイヤラネーダを単体で浄化できるようになりましたね。
戦闘
トロプリの戦闘はギミック重視といいますか、どうやって敵の動きを封じよう?という知恵回しに重きがおかれていて戦闘の動き自体は控えめな印象でした。もしかしたら1話のサマーが1番動いていたのでは?と思うぐらいに。
しかし今週は戦闘も動くしギミック要素もあるしで非常にレベルが高い描写だったように思います。
洞窟を壊すゼッタイヤラネーダのパンチをアクロバティック回避。
きゃー!ラメールさん素敵!!
そして崩れ落ちてきた瓦礫を…。
コーラルがばってんバリア。
レシーブ!
トス!
アターック!
戦闘の流れで生じた要素を組み込んだ良い描写でしたね、プリキュアのアドリブ力が高い。懐中電灯ヤラネーダのライト部分が割れるという描写も音や割れ方でダメージが派手に感じられるので良かったように思います。
海の神秘は月と共に
そして演出面を語る上で欠かせないのがやはりこの演出。
月を背にした人魚。
とみ婆がかつて聞いた話であり、恐らくはそのときの長老が見たのと同じ光景。時を越えて今、同じ画が生まれたわけですね。そしてローラがこのように跳ぶのは初めてではありません。2話でも同様に月を背に飛び上がるシーンが有りました。
過去と今が重なる瞬間、美しいに決まっていますね。
なにか心にこみ上げてくるものがある。
情報整理と考察
で、今週たくさん情報が出てきたので作中情報の整理とそれに伴う考察及び推測をしていきます。
まずパフュームシャイニーリング。ローラが懐かしい匂いを感じたことや過去描写の人魚の服装がローラの人魚の姿と酷似していた点を考えても、恐らくグランオーシャンの人魚が過去に南乃島に隠したものでしょう。まあローラも言ってましたけど。その人魚が森の人魚と同一だとすると、とみ婆が子供の時の長老が見たということなので…まあ150年ぐらい前の話になるんでしょうかね。
この時点で一つ気になるのは、パフュームシャイニーリングがマーメイドアクアパクトと反応したことです。マーメイドアクアパクトがフォームチェンジしたので、2つは関係していたと見れます。
とすれば、なぜパフュームシャイニーリングを人間界に隠したのか?という点が疑問なわけです。一緒においておけばいいやん!そのほうが効率的ルン。
この問に答えを出す前に、もう一つの情報を洗いましょうか。
そう、やる気パワーの入った盃です。
バトラーが探していたのはやる気パワーの入った盃、それはかつて愚者の棺を解放しようとしたものから、恐らくは人魚が奪ったもの。愚者の棺の解放を妨害したわけですね。それは昔々のお話だそうです。
さて、話が見えてきたのではないでしょうか。
つまるところその人魚も解放の妨害はできましたが愚者の棺という脅威はそのまま残っているわけです。だから人魚はいずれ愚者の棺を解放しようとするものが現れると予期したのではないでしょうか。
そしてマーメイドアクアパクトとパフュームシャイニーリングを持つその人魚はプリキュアだった、人魚である自分だけでは愚者の棺という脅威を完全に取り除くことができなかった。だからパフュームシャイニーリングを人間界に隠したんでしょう。愚者の棺に完全勝利するには、人魚だけではなく人間の力も必要だと考えたからです。異種族の絆が愚者の棺に立ち向かう鍵だと思ったのではないでしょうか。
とすれば、グランオーシャン女王がローラを人間界に送りプリキュアを見つけるように言ったのも森の人魚の意志を継いで…っていうか森の人魚が女王様では?と思ってるんですけどね。髪の色がにてると思いますし。
ざっくりまとめれば…。
盃を隠した人魚と森の人魚は同一。
森の人魚とグランオーシャン女王も同一かも。
って感じで考えています。
追記:
てかパフュームシャイニーリングが置かれてたこれがやる気パワーの入った盃では????
一緒に隠してるので、森の人魚=盃を隠した人魚で確定ですね。
やる気パワーの入った盃
ところでこれ、私はプリキュア5人の合体技のキーアイテムとしか思えません。なぜなら10話で結果的に余ってしまったまなつのやる気パワーを利用しミックストロピカルが生まれたからです。やる気パワーを使ってプリキュアがパワーアップというのは前例があるんです。
バトラー…?
そしてバトラーも怪しい。今回のエルダには嘘を言っているようにしか見えませんでした。愚者の棺が解放されれば望みが叶うなどとエルダ達3人に吹き込み、協力させているだけではないでしょうか。一気に巨悪感が増したなあと思います。
真の敵はあとまわしの魔女。
その唯一にして真の配下であるバトラー。
この二人だけなのかもしれません。
おわりに
色々予想しましたが、恐らく8月が終わるあたりで5人の合体技は出るんだろうと思います。例年より4話ほど、通例の展開が早いからです。なのでやる気パワーの入った盃がどうなるかはそこで答えが出そうです。
戦闘描写といい情報といい、一気に話が厚くなってきた印象を受けました。
もしかして、ただ楽しいだけじゃなくなるのか?
今でも十分楽しくて面白いですが。
今後も楽しみです。