トロピカルージュプリキュア20話感想
さて、名探偵みのりん回。
消えたメロンパン殺人事件ですね。
ギャグテイストとはいえ仲間を疑うお話。
でもギスギスしすぎない良バランスでしたね。
はいはい、感想参りますよ。
いちばん大事なこと
ギスギスという擬音が聞こえてきそうな雰囲気。仲間内で疑いをかけあった結果、こうなりました。そもそもの発端はまなつのメロンパンが食べられたことなんですが、食べられた当の本人はシロ確定なので疑われてないんですよね。4人は『自分は食べてない、誰が食べたんだ?』という感情。なのでこのギスギスの外にまなつはいると。
さて、こうなったらどう解決するのかってところですが。
まあざっくり言うと、犯人はローラでした。そんな…信じていたのに。
ただ彼女の名誉のために言っておくと、そもそも『自分が食べたのが限定メロンパンだと気づいていない』んですよね。形も違うし、ていうかなんで他の誰かの所有物がアクアポッドの冷蔵庫にあるねんって話ですし。
それでも自分が食べたことは事実なので、まっすぐ謝るローラ。最初こそ気づかなかったことに対して言い訳をしたものの、こういうところで最終的にはちゃんと謝るのが彼女のいいところなんですよ。悪いと思ったことはちゃんと謝る、女王を目指すにふさわしい高潔さです。しかしいいですねこの顔、何言われるんだろうってビクビク怯えてる感情が出ていて。普段強気な子のこういう顔いいですよね。
でもまなつにとっていちばん大事なことはメロンパンではなく、みんななんですよね。メロンパンを食べられたことより、それが解決しないことでお互いに疑い合うギスギスした関係が続くほうがよっぽどイヤ。うーん!とってもまなつらしい。ここでも作品の根幹テーマが絡んでくるの、構成が上手い…と唸ります。
また、この一連のシーンはローラにしろまなつにしろ『この子ならそうする』って行動だったように思います。言い訳を並べ立てて謝らないローラなんて高潔さの欠片もないですし、メロンパンを食べられた自分の悲しさと仲間の不和で自分の悲しさが上に来るのはまなつじゃないなーと個人的には思いますしね。
それにしても、食べられた本人が『ラメールやみんなのほうがもっと大事』と言った瞬間に謝り始めるみのり、あすか、さんごもいいですね。当の本人が何を大事にしているのか?をきいた上で謝っているので、行動の筋としてもしっかり通るんですよね。
おわりに
Aパートに全く触れてませんが、コミカルな演出がとても楽しかったですね。あすかの運動神経に目を輝かせるまなつ、可愛かったです。
次回からは夏休み。とりあえずまなつの島に行くのは確定で、そこで何をするかですよね。個人的にはまなつが1話で見せた抜群の身体能力が気になってるで、幼少期のまなつがどんな子だったか聞けたらいいなーと思います。
ちなみに学生はテストでしょうし、社会人に夏休みはありません。うげぇ。