トロピカルージュプリキュア4話感想
4話はキュアパパイア爆誕回。
油断するとすぐパパイヤって書いてしまいそうですね。
みのりは割と楽しみなキャラだなーと思っているのですが。
まあ感想に参りましょう。
信じる心
みのりはおとぎ話の人魚姫が大好きで、人魚姫モチーフで創作話も書いてしまうほど。だけれど『人魚や妖精は信じるか?』という問いにはNO。おとぎ話はあくまでおとぎ話であり、実際にいるかはまた別の話。なんともまあ大人びてるというか達観してるというか。
どうもこの価値観は例の創作話を女子生徒に否定されたであろうことが原因でしょうか。ただ好きという気持ちで空想したお話にネガティブな感想を持たれては、まあ自信も失くしてしまうというものでしょう。
自信を失った彼女は信じる根拠を『自分の感性』ではなく『現実か否か』に委ねてしまっている。そんなところでしょうか。自分ではなく他の価値観によって結論を決めるという点ではさんごに似通った面があるかもしれませんね。
自信無くしてパクトは反応しません。
さてさて、みのりはプリキュアになれるのかしら?
踏み出す勇気
自身の創作話が人魚とヒーローのお話であるということは、みのりもヒーローへの憧れがあるということに他なりません。であればプリキュアはうってつけなのですが、みのり自身は無理できないの一点張り。すっかり自信がないようです。
このあたりはプリキュア伝統、光と影の対比により表現されていますね。
この後、戦闘も起きてサマーとコーラルが戦うわけですが。
後を追ったみのりはまた影のあるところに入る辺り徹底していますね。
元はといえば(恐らく)例の創作話を女子生徒に否定されたであろうことが自信喪失の原因。であれば、彼女が自信を取り戻すのは他の助けがあるのですね。
自分でダメだと言っていたお話も、まなつは『面白い』と言っていました。
おとぎ話で現実にはいないと思っていた人魚も、今現実にローラがいます。
みのりが信じられなかったもの、信じたかったけど信じられなくなっていたものを信じさせてくれる存在がリアルにある。それがみのりにとって何よりの助けになったことでしょう。
勇気を持って前に踏み出せば、なんだってできる。
その足は何のためについてるの?
足を持たない人魚のローラの言葉を受けて、一歩踏み出すみのり。
まーもういろんなものが重なっていて好きですね!!!急に雑。
これから
さて、今回のお話では一歩踏み出せたみのりですが。
実際のところ、完全に問題が解決したのか?と言われると私は微妙なところだと思っていて。
何故ならみのりが一歩踏み出せたのは仲間のおかげなんですよね。いやまあそれはとても展開的には素晴らしいことなのですが、失っていた自信を別の他者によって取り戻せたってだけで。例えばこれ、またあの女子生徒のような存在が出てきたらあっさりまた自信を失くしてしまいそうだなーとか思うわけです。
今回はあくまで一歩踏み出せただけ。
他によって自身の価値観が揺らぐという点では、実は何も変わってないんじゃないかって思います。
なのでまあ、みのりはこれからも成長話がありそうで個人的にはすごく楽しみですね。
おわりに
現実と対比するいろんなワードが出てきましたが、最後にローラの尾ひれを触って『すごくリアル』とみのりが発言したことはなんか感慨深いですね。リアル、おとぎ話だと思っていた人魚が本当に存在するんだということを自分の手で確かめている感じがします。
最後の方ごちゃごちゃ言ってましたが、個人的にはみのりのこれからはとても楽しみですね。
おまけ:今週のローラ
はい、2回目おなじみの今週のローラのコーナーです。
今週はやはりこれ。
生首ローラ。シュールすぎる。