べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

トロピカルージュプリキュア5話感想

本日はキュアフラミンゴの変身回。

 

キュアフラミンゴとなる滝沢あすかが初登場しましたが、プリキュアになる過程としてはちょっと物足りない感じ。しかし恐らくいずれ補完されるだろうと思います。

 

まあまあ、とにかく今週もトロピカりましょう。

 

 

 

滝沢あすか

 

女の子に野郎共がよってたかってくることが許せなかったり、人にはプリキュアをさせて自分は何もせず女王になろうとしているローラに嫌悪感を顕にしたり。滝沢あすかというのは正義感が強く曲がったことは許せない。そういう印象です。

 

テニスコートに視線を向けていたり、フラミンゴの必殺技がラケットでボールを打つように見えたり。元テニス部っぽいなーとも思います。なんでやめたんでしょうね。

 

プリキュア勧誘をしてきたローラが出した『仲間』というワードに何か反応し、直後去ろうとしてましたね。『仲間なんて必要ない』だの『つるむつもりはない』だの『仲間なんて意味あるのか?』だの、仲間というものに対して思うところがあるようです。なにがあったんでしょうね。

 

 

そして正義感が強い彼女が真っ直ぐさ正しさからかけ離れて感情を顕にする相手がいるんですね。そう、生徒会長の白鳥百合子さんです。

 

部室がないから新たな部活は作れない、部室がないのは私達にはどうしようもないという生徒会長。それに対し『部室がないのはその子のせいじゃない』は筋が通っていますが『生徒会が無能』というのは、明らかに攻撃的に見えます。言葉選びが過激ですよね。生徒会長の白鳥さんに対しては並々ならぬ感情があるようです。

 

仲間という言葉に対しての反応、テニス部との繋がり、生徒会長への態度。

 

テニス部で生徒会長を含め部員たちとなにかあったのかなあという印象ですね。

 

あすかの過去

 

何があったんだろう?とちょっと考えてみるのですが。

テニス部の部員達と普通に接していたのに、裏であれやこれや陰口を叩かれていたのかなと思います。そしてあすかと仲がよかった生徒会長もその陰口に参加していたのかなと。もしかしたら誤解というか、生徒会長は別に本心ではそんなこと思ってないけど周りに合わせるためにとりあえず同調はしておいた的な。

 

なんでそう思ったのかというと、ローラやまなつに対するあすかの態度ですね。

 

ローラに対してはその態度が気に入らなくて思わずまなつに『なんでつるんでるんだ?』と聞いてましたが、まなつに『思ったことをそのまま言っちゃうだけ』と伝えられ裏表がないと聞き、更にさんごにも『ローラの言葉は本心』と付け加えられた後は『悪いやつではないのか』という評価に転じています。

 

そしてまなつに対しては。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア5

 

この手紙が決め手かなーって思います。

生徒会長への対抗心から『部室を用意できる』と意思表示してしまって、一度自分の言ってしまったことを曲げるのもあすかの主義に反する。だから手伝っていたという面があると思うんですよね。

 

仲間としてつるむつもりはないと語るあすかですが、本心では仲間は別に悪いものではないと『思いたい』と私は思うんです。でも過去に裏表を見てしまったであろうことから、再び仲間を信じるのが怖いのかなと。

 

なんだかんだまなつの面倒を見ちゃったし、まなつもあすかに感謝もしている。でもそれらすべてが『自分に手伝わせるためにいい顔してただけなのでは?』という疑念があすかの中にあってもおかしくない。

 

でもまなつがあすかを利用してるだけなら、手伝いがすべて終わったあとにこんな手紙を送る必要はないんですね。用が済んだらポイッすればいいわけですから。

 

 

かつて裏の顔にショックを受けたあすか。

そんな彼女だから裏表がないまなつとローラの態度に良さを感じた。

 

そんな感じじゃないのかなーと思います。

要はまなつもローラも素直で正直でめっちゃ可愛いってことですね!!!!!

 

…書きながら思ってましたけど、あすかは過去に都合よく利用されたのかもしれませんね。心地よい言葉やいい顔で協力を求めてきたから手伝ったものの、その言葉や表情は本心とはかけ離れていたとか。

 

あすかの未来

 

とまあ描写からは色々推測やら妄想やらが働くんですが。

 

あくまで5話ではいろんな要素を示唆しただけにすぎないんですよね。

あすかがなぜ仲間というものにこのような態度を取るようになったのか?は結局明かされないままですし、その根本の問題が解決したとは到底思えません。

 

それでも、あすかは一歩踏み出したと思います。

 

もう一度、信じてみるか。仲間ってやつを。

 

あすかの一歩を象徴するセリフだと思います。

フラミンゴとして戦っているときは『後輩』を傷つけるやつは許さないと言っていたんですが、最後は『仲間』という表現に変わっています。かつての過去から敬遠していた『仲間』ですが、まなつやローラと一緒ならともう一度『仲間』というものに歩み寄ってみたんですよね。その一歩は静かながら、確かに踏み出しています。

 

明確に一歩を踏み出し実際に行動が変わったさんごに比べると、みのりと同様に一歩が静かで根本の問題も解決してないなと思います。

 

だからこそ、今後あすかの過去は描写されると思います。

 

このあたりは年間クールの作品の強みの一つですね。今の時点ではちょっと物足りないなと思っても後で補完されるだろうと楽に期待できるので。

 

 

おわりに

 

部室も確保し部活メンバーというなのプリキュアも揃ったので、いよいよ本格始動。トロピカる部という謎な部活、一体なにをするんでしょうか?

 

まなつのやりたかったことであり、4人が部員ということでメイン軸となるトロピカる部。どうなるのか期待ですね。

 

おまけ:今週のローラ

 

今週はこちら。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア5

 

どうしてもプリキュアになってほしいため、まだ正体を知られていないあすかの目の前に飛び出るローラ。ダイレクト勧誘のための飛び出し。

 

もうむちゃくちゃである。