ヒーリングっどプリキュア17話感想
旅館に来たお客様の一人、エミリーちゃん。
彼女に笑顔になってもらいたい若若女将の奮闘記です。
女将に大切なこと
女将はお客様ごとに異なる対応をしていました。
再びいらしたお客様には、喜んでいただけるようなものをお部屋に配置。
何も情報がない初めてくるお客様には直筆の手紙を。
その心遣いの目的は『お客様を喜ばせること』にあるのでしょう。
そして、それはのどかによってちゆ自身も体験することになります。ちゆが海が好きだから、元気になってほしくて誘った。ちゆという個人を見て『どうやったら喜ぶだろう?』と考えたわけですね。
女将のスキルが身近な友人の心遣いを通じてより深く理解でき、エミリーちゃんへの対応に繋がる。丁寧な話構成だったと思います。
夢はそのまま…?
と、今回の話で女将を目指して頑張っていたちゆ。ですが、ヒーリングっどプリキュアが終わるときにもちゆが女将を目指しているか?と考えたときには些か疑問が残ります。そのままとは決して限らない。
その根拠は2つ。
1つ、ちゆがいわゆる青キュアに該当すること。
それがどうしたんだよ!!と思われるかもしれませんが、過去作品を見ても青キュアは夢にスポットが当たる展開はかなり多い。当初抱いていた夢があったものの物語を通じて新たな夢を見つけて、最終的には夢が変わるという展開も少なくありません。
これだけなら歴代のセオリーに当てはめただけで根拠なんて呼べたものではないんですけど。
もう1つ、ちゆには空への憧れがあること。
幼い頃に海を通じてずーっと遠くまで行ったときに見た空と海の青が交わる景色。それに心打たれたから、少しでも空に近づきたくて高跳びをやってるんですよね。
そう、新たな夢の可能性は既に示されているんです。
青キュアにある夢の変化の可能性に加え、新たな夢になりえる衝動があること。
この2つがあれば…ちゆの夢が変化する可能性がある!と言うのは妄言でもないかなと思います。
ちなみに…青キュアの夢が変わる過去作品がどれかわからない方へ。
過去シリーズをすべて見ればどの作品のことかわかりますよ!!
今すぐチェックや!!
それがいいたいわけではないんですけど…。いやそれもいいたいか。全部見てください。
おわりに
ちゆのパートナーポジションを取られまいと、弟に対抗するペギタンがとても可愛らしかったり。公園を襲うビョーゲンズに対して感情を昂ぶらせたフォンテーヌが新鮮だったり。
細かい点でも見どころが多く、良い回だったと思います。
…最後、空も映されましたしね。
はてさて、そちらもどうなるか個人的に期待しておきます。