べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

相田マナについて

一番好きなプリキュア(になる人物)は?


これほど答えに困る質問もないでしょう。

 

私はというと…一番と二番は即答できます。

 一番好きなのは最初に記事を書いた星奈ひかる。

 

そして二番目が相田マナ。今回の記事で扱うキャラです。

 

 

 

相田マナってどんな子?

 

一言で言えば超人でしょうか

いわゆる桃キュアと呼ばれるキャラは元気活発運動は得意だが勉強は苦手という属性であることが多いです。さて相田マナはというと…。

 

・生徒会長をしており成績も優秀。

・初対面の相手にも『手と手を握ればお友達』と抜群のコミュ力

・全国レベルのタイムが出るダッシュ速度。

・地上999mのタワーの屋上まで階段で駆け上がる運動能力。

・とにかく人助けが好きで、1話では同時に3つトラブルを解決。

 

まあなんというか…盛りすぎでは?と思うほどのスペック。これらの設定、大体が1話で描写されてますからね。

 

正直なところ、こんなキャラクターをポンっと出されても共感を得れるか微妙なところだと思います。いわゆる俺TUEEEEEと思ってもおかしくない、女子ですけど。

 

おそらく私も『成績優秀で運動能力も抜群、トラブルも彼女に任せれば万事解決な生徒会長』なんてキャラを情報だけ聞いたら胸焼けするでしょう。多分そんな人が主人公の作品は見ないです。

 

…ただし、それは『設定』で終わった場合の話。

 

彼女のこれらの要素は決して『設定』で終わるものではないと私は思います。

 

突き抜けきる

 

1話において、彼女はケンカの仲裁をします。そのうち片側が自校の生徒だったからなのですが、もう片側は初対面の人。にもかかわらず『ケンカはいけない』と仲裁に入れるのですね。ダメなことはダメと言える人。

 

これは人間相手に限りません。

 

1話でジコチュー、ドキドキプリキュアにおけるモンスターが暴れまわり人を追い払い展望台を独り占めするのですが。あろうことか、マナはそのモンスター相手にも『独り占めしようなんてダメ』と諭し始めます。

 

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出典 ドキドキプリキュア1話 本作の怪物であるジコチュー

 

…いやいやいや、どう見ても人間じゃないし。話が通じるかどうかもわからないんですよ?というかどう考えても話が通じない可能性のほうが高いわ。

 

ですが…そんな相手にも彼女は『悪いことは悪い!』と言えるのですね。

 

そんなマナの様子を見て、本作の妖精であるシャルルが話しかけてくるのですが。

 

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出典 ドキドキプリキュア1話 初めましてと挨拶

 

…いや挨拶する前にもっと聞くことあるやろ!!なに握手っぽいことしてんねん!!

 

ここまで来るともう逆に笑っちゃいますよね。

 

で、私としては『未知の生物』に対しても何も問題を感じずコミュニケーションを取れる彼女がとても魅力的に思えたのですね。少なくとも『コミュ力が高い』という部分に関しては『設定』と片付けることはできない。行動に一貫性がありすぎます。

 

コミュ力の高さに星奈ひかるに通じるものを感じ、もしかしたらこれは同系譜の人物かなと。1話でそんな予感がしたのでした。

 

…いや世に出たのはマナのほうが先なんですけどね?

 

壁がない

 

どんな相手に対しても壁などないかのようにガンガンいけるマナ。それは対話のシーンに限りません。

 

あるエピソードで下記のような状況になりまして。

 

・マナたちが住む人間界とは違う異世界に、敵によって飛ばされた。

・その異世界出身の子が人間界に来るときに使った道具は、敵が目の前で破壊した。

 

人間界に帰るためにここに来るだろうと先回りして行動する敵さんもお見事。これでマナたちは帰る手段を失い大ピンチ!!だと思ったのですが、マナには別の帰る手段が見えていました。

 

敵によってこの異世界に飛ばされ敵もここにいるということは、敵は異世界の移動手段を持っているはず

 

 

つまり、帰る手段はある!!

 

…なるほど!!確かに敵さんがここにいるということは移動手段があるなによりの証拠ですね。なら敵さんに協力してもらえば…。

 

 

 

いや、できるわけあるか!!!

 

 

 

敵対してる人物がこちらの利益になるようなことをホイホイするわけ無いでしょうが!!交渉する、倒して屈服させて使わせる。いろんな手段がありますが、どれも簡単ではありません。だって敵だもん。

 

が、マナは『難しさ』を前にしても物怖じしないんですね。彼女が見てるのは『目的達成の手段が存在する』という事実だけ。手段があるなら実行できるよね!ということです。

 

もうなんていうか大物すぎますよね、この子。

 

このあたりで私はマナのハイスペックさは設定盛り盛りじゃなく人物の根幹に基づいたものなんだなと感じてきました。それ故に、彼女がとても魅力的に感じてきたのですね。

 

全ての源

 

 

 

 

マナがなぜ超人と評することができる人物に成ったのか。それは12話の自分自身の感想が述べていました。決して書くのがめんどくさくなったとかではないよ。

 

 

幼い頃から持っていた性質。それ故の行動を極限まで突き詰めた結果が相田マナという人物を形成しました。

 

彼女の能力は決してただの設定ではない。彼女が自分の衝動に従って行動した結果、手に入れたものだと私は思います。

 

…ちなみに。途中出ている『つい昨日終わった作品の兄貴』について。作品とは寄宿学校のジュリエットを指します。補足。

 

おわりに

 

1話を見た時点でこの子はかなり好きになるかもしれないなと思っていましたが、その予感は見事的中しました。溢れんばかりの魅力がある人物だと思います。

 

この記事を書いている本日は彼女の誕生日。

彼女への愛を込めた記事をもって、お祝いとさせていただきます。