ヒーリングっどプリキュア4話感想
早くも第4話ですね。タイトル通り、キュアスパークルの登場回です。
二輪の咲いている花と、まだ咲いていない花。
二輪の咲いている花=プリキュアとして目覚めた者。
すなわち、グレースとフォンテーヌ。
まだ咲いていない蕾=プリキュアとして目覚める者。
すなわち、ひなた。
冒頭のシーンは、その示唆でしょうか。
プリキュアとして覚醒したグレースとフォンテーヌに続き、
まだプリキュアになっていないひなたが、スパークルとして花開く回です。
優しさとは思いやり
さて、平光ひなたとはどういう人物か?ざっくり一言でいえば『優しい子』でしょう。
思い返せば、1話からその片鱗は見えていました。のどかとぶつかったときです。
ごめんねごめんね、大丈夫?
めっちゃ痛いよね?怪我とか平気?
とぶつかった相手に対して気にかける言葉をとにかくかけまくっています。
喋る猫であるニャトランと出会った4話では…。
ニャトランが見世物にならないようにするにはどうするべきか、必死で考え行動しています。
ひなたの優しさとは相手を思いやる気持ちなのです。
…まあ目の前の物事に思いやりが溢れすぎて、約束を忘れて大遅刻してしまったりしちゃうわけですが。そこはご愛嬌。ひなたのそういう性質をわかっているからこそ、ラストの友人たちも別に怒ってはいないわけですね。
思いやりが溢れすぎてる子。
それにより直情的に行動する素直な子。
キライになれる要素がないですね。大好きです。
心の肉球が反応したもの
のどかとちゆが怪物の方にまだいるかもしれない。それを聞いたひなたは『2人をおいておけない』と駆け出します。とにかく目の前のことに全力全開です。
そんなひなたの姿を見て、ニャトランも『もしかして?』と感じます。
自らの危険も省みず、危険かもしれない2人のために駆け出す姿。
その『助けよう』という姿勢に、プリキュアの素質を見たのでしょう。
だからこそ、あえてひなたをビョーゲンズから遠ざけずむしろ向かわせます。そしてプリキュアを見せるために『ア、ヒナタ!アソコ!』と視線誘導。演技っぽさに笑います。
そして、いざビョーゲンズ及びそれと戦うプリキュアと邂逅したときには…。
今にもキラヤバと言い出しかねない表情。
目の前に怪物がいる状態で、彼女が気にかけたのはプリキュアの可愛さ。
直前まで巨大な怪物や可愛いものが侵されていることに恐怖していたにも関わらず。
ニャトランにそれをツッコまれて再度怖くなるという自由奔放っぷり。
とってもフリーダム。自由奔放。見ていてとっても楽しい。
これにはニャトランも思わず笑ってしまいます。
ですが、彼女の魅力はこれだけではありません。
自らもビョーゲンズにふっ飛ばされた。生身の人間が怪物にです。ただごとじゃない。
そんな状況で『それよりニャトランこそ大丈夫?』と、気遣うのは目の前の相手のこと。
喋る猫、珍しい生き物であるニャトランが見世物にならないように。
怪物のところにいるかもしれないのどかとちゆを放っておけなくて。
目の前の相手に対して、溢れんばかりの思いやりが出てくる。
奔放さと優しさ。
ニャトランがひなたに『お前と組みたい』とまで言ったのは、そういう部分なんでしょうね。ひなたの魅力に触れて、いわば惚れ込んだということでしょう。
ひなたが守りたいもの
もちろん、その中には好きなものである可愛いものが含まれているのでしょう。
でも踏み出す直前に彼女が思い浮かべていたのは、別のものです。
約束を忘れて、ニャトランのために奔走したひなた。
そんなひなたを助けるために、事情を知っているのどかとちゆは『友人に説明すること』をかってでました。
自分のために動いてくれた2人はもっと大きなものを守るために怪物と戦っている。
頑張っている2人を助けたい。
ひなたが動いた理由なんて、そんな単純な衝動なのかも知れません。
でも、その単純な衝動が物凄いのが平光ひなたという人物なんでしょう。
渾身の変身
何が渾身かというと、変身バンクの描き込みですね。
白衣が回転しながら体にまとわりつき換装、その時の白衣のシワ。
胸のリボンがついた後、リボン装着による服のシワ。
おろしたロングヘアー(好き)がまとまり、二つに。その髪の回転。
小さい部分なんですけど、動いてるなー変化してるなーというのが凄く伝わる。
リボンがつくことで服にシワが発生するのも、すごく当たり前のこと。だからこそしっかり描く。
やはりこういう細かい部分でも丁寧に仕事されてるなというのが印象的です。
あとなんといってもこれ。可愛いです。
猫ポーズはあざとい。あざといですよ。
戦闘
今回のメガビョーゲンは、鏡にいた光のエレメントが素体です。
それ故に攻撃を反射してくるわけですね、鏡だけに。良い特性です。
そして、とにかく今回は動く動く。そして速い速い。
回転しながらフォンテーヌに拳を打ち込むメガビョーゲン。とてもいい動きです。
スパークルとメガビョーゲンのバトルは、まさに息をつく暇もない。
メガビョーゲンに対して高速打撃を打ち込むスパークル。
それに反撃するメガビョーゲン、反撃を避けてエネルギー攻撃を放つスパークル。
とにかく流れるように戦闘が動いていて、素晴らしかったです。
『女の子だって暴れたい』をコンセプトに生まれた、ふたりはプリキュア。
シリーズの伝統を受け継ぐ格闘戦がハイクオリティに描かれていたと思います。
既にプリキュアは4人目が存在している?
さて、最後に…。ちょっと突拍子もないことを言いますね。
冒頭の場面にもう一度注目してみましょう。
この場面、よーく見ると咲いている花が画面左にもう一輪ありますね。
咲いている二輪の花と手前の蕾。
それぞれグレースフォンテーヌとひなたを示していたとしたら。
後ろの花は『既にプリキュアはもうひとりいる』ということになります。
無論、ただ景色として描いただけという可能性もあります。
そもそも花の描写に意味がないのかもしれない。
それでも、もしこの予測が正しいのであれば。
今後登場する人物には、注目していたほうが良いかもしれませんね。
プリキュアに覚醒済みの人物かもしれませんよ。
終わりに
ということで、3人揃いました。
次回は3人で早速お出かけ、ですがちゆとひなたの雲行きが怪しいですね…?
すれ違いを経てチーム力が上がる(かもしれない)5話。楽しみです。