ヒーリングっどプリキュア43話感想
テアティーヌも人間界に来て、クライマックスの足音が聞こえますね。
今回はネオキングビョーゲンに攻撃を通すためにビョーゲンズの要素を手に入れよう!というなんかRPGじみたお話でしたね。
では感想をいきましょう。
王の強さ
とりあえず簡単にネオキングビョーゲンの力を記しますと。
・プリキュアたちの攻撃をビョーゲンズ属性っぽいバリアで一切通さない。
・デコピンぐらいから出す衝撃波でプリキュアを変身解除させる威力。
・なんかとにかくめっちゃデカイ。
攻撃、防御、サイズ、全てが規格外と言えますね。
というか物理攻撃もエレメントによるエネルギー攻撃も一切通さないビョーゲンズバリアが普通に強すぎますね。あれ特殊なことなんて何もなくて、ただのバリアだと思うんですよ。でもネオキングビョーゲンがでかすぎるので、ただのバリアすら規格外のエネルギー量を持ってるのかなとか思いました。
巨大化は負けフラグとかよくいいますが、ここまでいくとむしろ強力なんだあ…としみじみ思います。
ところで個人的好みなんですけど、私巨大ボスってあんまり好きじゃないんですよね。巨大だからどうしても動きが鈍重になって、グリグリ動くようなバトルにならない場合が多い。やっぱアニメーションは動いてなんぼだよなってタイプなので、鎮座する巨大ボスと膨大なエネルギーの打ち合いというのはあまり好みでなかったりします。
無論、エネルギーやら必殺技に乗ってる想いというのは熱いと思うんですけどね。
障壁を超えるために
そんなネオキングビョーゲン障壁(?)に対抗するために、アスミが提案した策はビョーゲンズの特性を利用しようというもの。このあたり、かなり論理的な分析で好きですね。ひなたはわかってなかったけど。
ビョーゲンズ要素があればネオキングビョーゲン障壁(?)をすり抜けることができるのでは?という予測。決してただの思いつきではなく、テラビョーゲンがメガパーツを取り込んだことやネオキングビョーゲンがテラビョーゲンを取り込んだことからの推測というのがいいですね。ひなたはわかってなかったけど。
この策をひなたはわかってなかったけど、まあひなたはわかってないやろうなという納得しか出てきませんね。のどかとちゆは『うんうん』と言ってるのに、ひなたは遅れて『うん(わかっていない)』なの好きです。
風鈴アスミの決意
じゃあどうやってビョーゲンズ要素を手に入れるか。
その答えはアスミの中にメガパーツを取り込むというもの。
無論、みんな反対します。特にのどかは強く反対します。
メガパーツが体内にある苦しみを知っているからでしょう。
それでもアスミは決意を変えることはありません。
ラテ、のどかちゆひなた、人間界そのものを守りたい。
その衝動を持つのは、この策に反対する皆と過ごした経験で形成された今の風鈴アスミなのですから。
…まあ『私の心も身体も私のもの』と言われたら、もう誰も反論できませんよね。
前話でのどかがそう言って決断をしたんですから。
ただこれ展開的にはすごく熱いんですけど、あと1話ぐらいアスミにクローズアップした話いわゆるアスミ回があればなーとか正直思ってしまいましたね。これも全部リアルビョーゲンズのせいです。
戦闘
シンドイーネとの戦闘はなかなか見どころが多いですね。
エネルギー波を推進力として使うシンドイーネの発想。
対多人数戦を意識した攻撃の数々。
側面に撃ってフォンテーヌとスパークルを攻撃したり、
背後に撃ってアースを牽制しつつ目の前のグレースに攻撃したり。
木々を飛び回るスパークルの動き。フォンテーヌの受け太刀。
とまあシンドイーネめちゃくちゃ強かったんですが、スパークルの機転でスキを作って勝てましたね。
『あー!あんなとこにキングビョーゲン!』
これにひっかかってキングビョーゲンの方を見る、なんてことはグアイワルじゃあるまいししませんでしたが。それでもスパークルの単調なフェイント及びキングビョーゲンと呼んだことにキレて結果的にひっかかったも同然になった展開。面白かったです。
流石にこのキレ具合をスパークルは想定してたわけじゃなく、多分マジで『キングビョーゲンの方を見るだろう』と思っていたと思いますが。結果オーライ。シンドイーネの愛をちゃんと把握してるのもポイント高かったです。
おわりに
ラテがたどたどしいながらも『オアシスラテ』と言っていたり、彼女の成長も見えましたね。本当に終わりが近いんだなあと改めて。
もう見守るだけです。