ヒーリングっどプリキュア41話感想
もうなんか、色々衝撃でしたね。
もはや何も言うまい。感想行きましょう。
復活の王
サブタイトルからも予想はできましたし、そもそも『ホンマに消えたんか?』疑惑が尽きなかったキングビョーゲンですがやっぱり生きてましたね。そして、その策は智将よりも狡猾。
プリキュアたちが浄化したのは、キングビョーゲンの一部でした。
ですがグアイワルはキングビョーゲンが消えたと思い込んだ。
故にトップに立つべく、大量のメガパーツをぶち込み進化した。
それこそがキングビョーゲンの狙いだったんですよね。シンドイーネが進化したのを見たときから、地球を蝕んで力を蓄えるよりも『進化した手下』を取り込んだほうが復活が楽なのでは?と考えていたわけです。
だから、グアイワルの進化を促すために『自身の一部』を浄化させ『倒されたフリをした』わけですよ。彼の野望、裏切りの野心を見抜いた上で。狡猾にも程がある。
40話の感想でこんなことを書いていたのですが。
>キングビョーゲンが居なくなりトップの椅子が空いたことでそれを狙うべく自己強化を行ったので、キングビョーゲンを倒したことはグアイワルが自己強化を起こした理由になる。
キングビョーゲンも全く同じことを考えていたわけですね。
実は私キングビョーゲンだったのか…?
31話ラストでキングビョーゲンが意味深に笑っていましたがその理由がこの計画故なんですよね。
全くもって、恐ろしいです。
キングビョーゲンの策も。
そして、ここまで用意周到に話を構成してきたことも。
…しかしキングビョーゲンの姿、とても誰かに似ていますね。後述します。
戦闘
お話自体も面白かったですが、
テラビョーゲンとプリキュアたちの格闘戦は迫力があってよかったですし。
ギガビョーゲン対プリキュアも動きの魅せ方がとても良かったですね。伸ばした腕を駆けるフォンテーヌ、好き。
そして、エレメント連打でスキを作ってからのアメイジングお手当という流れがとても美しかったです。
けど大量のメガビョーゲンをあっさり各個撃破したのはちょっと物足りなかったですね。まあ一番魅せたいところがそこじゃないでしょうし、プリキュアたちも強くなったということで。
親
3話続けてのエピソードになりましたが、そういえば出かける途中にビョーゲンキングダムに突入したので1日内のエピソードなんですよね。だからすっかり夜になっちゃった。
遅れてきた子どもたちを心配するそれぞれの親。連絡なしだったことをちゃんと叱ってから心配してたことを伝えるちゆママ、ひなたパパ。ようやくのどかを見つけて無事であったことがわかったので、思わず抱きしめてしまうのどかママ。
冷静な正しい対応と、感情があふれる行動。どちらも見せてくれてお腹いっぱいです。
その中でも、私はのどか両親の反応が好きですね。感情が溢れてしまった思わずの行動が好きです。のどか両親の感情が心配に寄りまくってる気持ちがわかっちゃいますしね。
女王と王
さて、復活したキングビョーゲンの姿なんですが。
どう見ても闇テアティーヌです。本当にありがとうございました。
いやね、4足歩行でマント含めた立ち方(座り方?)といい、髪の流れの感じといい似通っていると思うんですよね。角取ったら犬に見えますし。
二体の姿が似てるのには意味があると思います。
地球をお手当するヒーリングアニマル。
地球を蝕むビョーゲンズ。
なんとなくですが私はある日突然ビョーゲンズが先に生まれて、ビョーゲンズの蝕みに対抗するために地球がヒーリングアニマルを生み出したんじゃないかって思ったんですね。
※このあたり、過去に述べられてたような気がするんですがちょっと覚えてないのです。本当にすいません。
対となる存在であるが故に、似通った姿なんじゃないかなーって思います。
…二対の二体。
その生命、救うべきか
グアイワルが取り込まれた時のダルイゼンの反応はとても印象的でしたね。キングビョーゲンが手下、そしてダルイゼンの同族であるグアイワルを取り込んだのがダルイゼンにとっては衝撃的だったのでしょう。自分の存在が消えるかもしれませんから。
ダルイゼンは『俺は俺だ』という発言からもわかるように、気だるげながらも自分をきちんと持っているタイプなんですよね。よく寝てるのも、ただ自分のやりたいようにやっているだけ。適当に生きているわけではないんです。
そんな彼だからこそ、キングビョーゲンに取り込まれて自我がなくなってしまうことだけは絶対に受け入れられなかったはずです。だから取り込まれそうになったときに逃げ出したんですよね。このあたりもちゃんとダルイゼンのキャラ付けが立ってて好きです。
そして、傷つきながら逃げ出したダルイゼン。
キングビョーゲンに見つからずに傷を癒やすために、宿主であったグレースの体に入ろうとします。
まさに藁をもすがる思いでダルイゼンは助けを求めてきたわけですが…。
その手をグレース…のどかは払ってしまいました。
のどかの行動は当たり前だと思います。
この際、断言しておきますが。
ダルイゼンを助ける義理はのどかにはありません。
ダルイゼンが自身の中にいたからのどかは幼少期に苦しんでいたわけです。実際はダルイゼンの意志によるものではないので除外したとしても、のどかにメガパーツを埋め込んだことそしてビョーゲンズとして地球を蝕んでいることは揺るぎない事実。
彼を自身の中に取り込めば、のどかは三度苦しむことになるでしょう。
そこまでして彼を救ったとして、その先どうなるのか。ダルイゼンがビョーゲンズで有ることに変わりはありません。であれば治った後、再び地球を蝕み始めるかもしれないですよね。
ダルイゼンを助ける道理はないと、私は思います。
…ただ、それでも。
今回のどかがしたことは、助けを求める命を見捨てたことになるんですよね。ダルイゼンとのこれまでのあれこれを一切除外した場合はそういう見方になってしまいます。
無論、総合的に見ればダルイゼンを助ける道理はないと思いますし救わなかったことをのどかが気に病む必要もないと思います。
それでも、それを気にするのが花寺のどかなんですよね。
地球に害をもたらす存在でも、その命を助けるのか?
一度悩んだ以上は答えを出さなくちゃいけない。
物語で提示した以上は、それが物語としての責務だと思います。
のどかもヒープリも非常に困難な問題に立ち向かうようです。
その答えに期待します。
…それにしてもこれ。もしかしたら『犯罪者の命を救うべきか?』ということも絡めているのかもしれませんね。
おわりに
のどかとダルイゼン、二人の因縁にも遂に次回決着でしょうか。
ダルイゼンはメガパーツ投入による強化で無理やり回復しようとするものの、傷付いた体ではメガパーツに負けてしまいあのような姿になってしまったんですかね。
これまでペギタンやニャトランがパートナーを励ましたのと同様に、ラビリンがのどかの助けになるのだと思います。
その果てに出すのどかの、そしてヒーリングっどプリキュアの答えを。
来週、楽しみにしています。
1/31追記
答えとなった42話の感想です。
おまけ
なんとなく、opの立ち位置がそのまま消滅の順番な気がしますね グアイワル→ダルイゼン→シンドイーネ、か バテテモーダも一番前だった気がしますし #precure
— べぎ☆♡ (@begirama_5ju) November 28, 2020
次回ダルイゼンが消滅しそうですし、これあたりそうだなー!!!
…って思ったんですけど。公式ページ見たらちょっと気になることになってまして。
浄化されたバテテモーダ、ネブソック、ケダリーは灰色。
キングビョーゲンの姿は今話verに変化している。
にもかかわらず、グアイワルは灰色になっていない。
これは…もしかして最期復活するんですか??まさかね…。