べぎログ-べぎの感想・考察-

べぎログ-べぎの感想・考察-

主にプリキュアシリーズの感想と考察

ヒーリングっどプリキュア44話感想

最終決戦だけあって素晴らしかったです。

 

バトル作画も、そしてプリキュアとビョーゲンズの戦いも。

本当に素晴らしい最終回でした。後1話ありますけど。

 

では感想に参りましょう。

 

 

 

生きるとは

 

生きるというワードを軸にプリキュアとビョーゲンズの違いにも答えが出たように思います。

 

生きることは戦い。

そうかもしれません。ちゆがハイジャンプ選手と女将修行両方目指すといったり、ひなたが自身の欠点と向き合ってそのたびに成長したり、常に何かと戦っている。私達も例えば受験とか就活とか、何かしらの障害と戦っているともいえます。

 

生きることは戦い。この見解はのどかとキングビョーゲンで一致しています。

 

でも、この後が違う。

 

生きることを戦いと捉え、
勝つためにとキングビョーゲン。
負けないためにとのどか。

 

勝者が生まれれば、当然敗者が生まれます。生きることにおける敗北というのはすなわち死、存在の消失といったところでしょうか。キングビョーゲンは生物の絶滅に例えていましたね。生きるために戦いに勝ち続けるということは、自身の生存のために他者の存在を脅かすことになります。

 

でものどかは違うんですよね。負けないために。

生きることに対して様々な障害が襲ってきますが、それに対して負けないということ。現状はキングビョーゲンが自身や地球の生命すべての存在を脅かしてきていますが、それに負けないということです。

 

のどかの戦いは『自分』と『障害』の2者で完結しており、それ以外の他者の存在自分から脅かすことはしません

 

これがプリキュアとビョーゲンズの明確な違いなんですよね。

 

プリキュアがビョーゲンズを浄化すること。

ビョーゲンズが地球を蝕むこと。

 

どちらも自分の存在のために他者を傷つけているのではないか?と見えるのかもしれませんが、その根底にあるもの行為の対象にも明確な違いがあるんです。

 

最後に難しい問題に対しての答えを出してきたなあと感動しました。

 

生きるために、負けない。

 

なんか…刺さりますね。感想が雑。

 

 

伝わっていく

 

 

f:id:begilog:20210219195744p:plain

出典 ヒーリングっどプリキュア44話

 

そんなのどかの立ち上がる姿が、全てが飲み込まれたこの状況で希望の光となりました。

 

彼女の負けないために戦うという想いに影響を受け、周りの人も諦めずに立ち上がっていく。ビョーゲンズが地球やエレメントを感染させどんどん自分たちのテリトリーを増やすように、人の想い周りの人の心に伝染っていくんですよね。

 

のどかを発端に仲間たちが再び立ち上がっていくシーン。そして皆が徐々に集まっていくシーン。王道で心の肉球がキュンとしました。これがチームヒーリングっどプリキュアだなあと。

 

それにしても、この背中めちゃくちゃかっこいい…。

想いが画面越しに伝わっていきますね。

 

戦闘

 

いやーめっちゃ良かったですね。前話感想でブツブツ言っていたのはなんだったのか。

 

前半戦はネオキングビョーゲンの強大さがよく表れていました。動作はそこまで早いわけではないんですが、むしろゆったり見せることで物凄い重量感が動きからも感じられましたね。

 

f:id:begilog:20210219202431p:plain

出典 ヒーリングっどプリキュア44話

 

煙を払うシーン、めちゃくちゃカッコよくないですか??

敵のスケールがよく表れていると思います。

 

そして後半最後の決戦は…言うまでもないですね。キングビョーゲンの触手のようなビョーゲンズエネルギーを躱して斬って、凍らせ砕いて、駆けて引き裂いてと、とにかく凄かった。

 

飛行について

 

この話では基本的にプリキュアが宙に浮いてるんですが、自力で飛べるようになったのは恐らくキングビョーゲンから脱出後。スパークルが『浮いてる』と言っていたからことから、それまでは浮くことはできなかったと見えます。

 

前半パートでは跳躍、そしてアースが操作した風の流れで飛んでたんじゃないかなーって思います。シンドイーネの力がバレてからはわかりやすく風を巻き起こしていますね。

 

f:id:begilog:20210219203335p:plain

出典 ヒーリングっどプリキュア44話

 

このあたりはただ自由落下してるだけですね。勢いあって好きです。

 

あとまあよく見ると、アースの攻撃が通って喜んでるあたりは少しずつ落下していますね。

 

見守る人々

 

戦いを終えたプリキュアたちは疲れて眠りこけてしまいます。ラテが治療したわけですが、プリキュア4人の僅かな表情変化だけで癒やされてるんだなーというのがわかってすごいですね。

 

そんな一同を見たすこやか市の人々。

ここで初めて彼女たちがプリキュアであり自分たちを守ってくれたと知りました。

 

どんな意図があるかは知らないけれど彼女たちは隠していた。ならばその意図を汲んで今まで通り何も知らないまま振る舞おうという人々の結論。優しさにあふれていてめっちゃ好きです。

 

まあ隠してたのはただのシリーズのお約束なんですけど。

 

 

おわりに

 

もう最終回でしょこれって感じでしたが、後1話あります。いつもの引き継ぎはあるんでしょうが、ヒーリングガーデンに行くという楽しんで見れる内容ですね。

 

アスミの中にはまだ元シンドイーネが残っているはず。そのあたりが拾われるのかも気になるところですが。

 

あと1話、全力で楽しみます。