べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

【ヒープリ考察】花寺のどかとダルイゼンについてパート2【42話に向けて】

のどかとダルイゼンについての考察、パート2です。

 

前回記事はこちら。28話の前に、二人の関係性について予想した記事ですね。

 

begilog.hatenablog.jp

 

 

今回は42話の前に、この二人の結末がどうなるのか?という点について予想をしていきたいと思います。

 

 

ちなみに41話の感想でも同じような話をしていたりします。お時間あれば是非。

 

begilog.hatenablog.jp

 

 

ではいっくよー。

 

 

 

 

二人の関係

 

まずは二人の関係についておさらいしておきましょう。

 

端的に言えばダルイゼンはのどかから生まれたんですが、めちゃくちゃ語弊があるし誤解を招きかねないのできっちりしておきましょう。

 

 

幼いのどかにメガビョーゲンの種が寄生。

これによりのどかはずっと原因不明の病になり入院していました。

 

そしてキングビョーゲンの呼びかけに応え、メガビョーゲンの種はのどかの外に出た。

のどかに寄生して育った種が、ダルイゼンとなった。

 

 

ということ。のどかが意図して生み出したわけではなく、あくまでメガビョーゲンの種がのどかに寄生して育ったというだけです。

 

しかしこの件を知ってから、のどかはダルイゼンの蝕み行為に対して強く意識を向けるようになりましたね。一時の執念じみたものはなくなったものの、シンドイーネやグアイワルに対する態度とダルイゼンに対する態度は違うように見えます。それはダルイゼンがキュアグレースに向ける視線が他のプリキュアに向けるそれと違うのと同じ。

 

二人には確かに因縁が存在する。そう思います。

 

問われたもの

 

そして41話において、救いを求めてきたダルイゼンの手をのどかは振り払いました。41話の感想でも書きましたが、これまでのダルイゼンの行動を考えればのどかが助ける義理はないと言えます。

 

地球への蝕み行為は勿論のこと、のどかはダルイゼンにメガパーツを投入されたことで幼少期と同じ苦しみを味わいました。ダルイゼンの提案どおりに彼を助ければ、のどかはまた同じ苦しみを味わいます

 

彼を助けたとして、彼が改心して蝕み行為をやめるか?全く保証がありません。キングビョーゲンから逃げてきて別陣営になっているとはいえ、彼の種族がビョーゲンズであることに変わりはない。自分が生きやすい世界にするために地球を蝕むことは十分考えられます。これはもう種族的な問題なんですよね。

 

 

ただ、ダルイゼンは恐ろしい矛盾をのどかに叩きつけてきました。

 

かつてのどかは自分が生きやすい世界にするためにダルイゼンが地球を蝕む行為に対して『自分たちさえ良ければいいの?』と問いました。

 

では、のどかはどうでしょう?

 

ちょっと歪な見方をすれば、自分が苦しみたくないから目の前の救える命を見捨てたとも捉えられるわけです。

 

無論、総合的に見ればダルイゼンを救う道理などまったくないわけですが。

 

それでも。敵の侵略行為を否定したその言葉が、自身に跳ね返ってきている。

 

 

自分たちの環境を脅かすであろう悪を救うのか?

自分を優先して命を切り捨てるのはどうなのか?

 

のどかがダルイゼンに対してどういう行動に出るかは、とても難しい問題への答えになるわけです。

 

 

決着はどうなるか?

 

じゃあ実際、二人はどういう結末を迎えるのか。

というか迎えるべきなのか?という話ですね。

 

単にダルイゼンを助けたら解決する話でもないんですよね。彼を助ければ地球を蝕んでいくかもしれないんですから。

 

かといって『危険だから浄化するね!仕方ないよね!コイツが今までしてきたことを考えれば当然だよ!』とあっさり浄化するのも、それはそれでなんだかなーという気持ちになります。ヒープリはところどころ物凄くドライな結論を出す作品ではあるのですが、それでもこれはいくらなんでも現実的すぎなんですよね。

 

 

浄化するしかないから覚悟を決める。

 

少年漫画の主人公が取ってきたような覚悟ある選択。重みがある選択。

それはそれで素晴らしくて好きなのですが。

 

プリキュアが取る選択じゃないんですよ。

敵のだけでなくも救ってきた『プリキュア』が取る選択じゃない。

 

 

だからきっと、のどかはダルイゼンを助けると思います。

暴走した彼をただ浄化するのではなく、助けようとするんじゃないかなって思います。

 

…あれこれ言ったんですけど、ダルイゼンの行動が変わる余地はあるんですよね。

 

ビョーゲンズは蝕んだ環境のほうが『生きやすい』であって『生きられない』ではない。現状の地球でも生きていけます。更にテラビョーゲンは自身に直接地球を蝕む力はない。存在しているだけで害になるということもないわけです。

 

 

地球を蝕むビョーゲンズは浄化する。

 

でも…。

 

ただ一個人として生きたいと願うダルイゼンは助ける。

 

 

そんな落としどころなら、どうでしょうか?

 

…まあそうやってダルイゼンを助けても、最期はキングビョーゲンに取り込まれそうな気はするんですけどね。無粋なことを言ってしまいますが。

 

 

おわりに

 

とにかく難しい問題に挑もうとしているヒーリングっどプリキュア

 

のどかが出す答えが作品としての答え。見届けたいと思います。

 

願わくば、その答えが納得の行く素晴らしいものでありますように。

 

 

1/29追記

 

答えが出ましたね。

 

begilog.hatenablog.jp

 

予想とは違いましたが、素晴らしかったと思います。