ヒーリングっどプリキュア29話感想
前回、28話の感想がこちらなんですが。
28話の感想時点で書いていたことが、29話の内容に結構盛り込まれていて嬉しかったですね。私の考えがたまたま制作陣の考えと被った感じだと思いますが、正直『やるやんけ自分!!!!』とか思ってます!!!!たまには褒めていいよね!!!!いつも雑に自画自賛してる気もしますが。
そんなこんなで29話の感想、始めたいと思います。
動く理由
以前よりも早い時間にランニングに出るのどか。病の原因は完全に除去されたとはいえ、病み上がりなのに大丈夫?と周囲の人達は心配になりますよね。みんな『ストレス解消のため』の行動だと思っているようです。
ちょっとおもしろいなと思ったのは、のどかの行動はたしかに『そう見える』んですよね。体を動かすのも勿論ですが、急にお弁当箱がでかくなったのも『過食』にはしっているようにも見えてしまう。
勿論、本当の理由はそうではなく。
もっと強くなりたい。その一心なわけですが。
何故強くなりたいか?その理由は言うまでもないですよね。
責任
強くなりたい理由、それはダルイゼンに他なりません。のどかを宿主としてメガビョーゲンの種が育ち、ダルイゼンとなった。そのダルイゼンは地球を蝕むために行動している。自分が作り出してしまった者が地球を蝕んでいることに、のどかは胸を痛めるし責任を感じているのでしょう。だからこそ『私がなんとかしなくちゃ』と思い、周囲に心配されるほどに頑張ってしまうのですよね。
ですが…。28話の感想でも触れましたが、ダルイゼンが出来たことについてのどかの責任はありません。それはアースの言葉でも語られたとおりです。だって、のどかは決して『ダルイゼンを作ろう』と思っていたわけではないのですから。
メガビョーゲンの種の宿主になってしまったこともそうです。背後からバレないように接近されては避けようがないです。
このあたりのことが本編内容に沿って説明されているのがとても秀逸。
・風邪になって練習を休んでしまい、遅れを取り戻そうと焦る金森さん。
・風邪なんて誰でもひくんだから気にしすぎと、金森さんを励ます吹奏王子菅原くん。
…それにしても、病気にかかることに対して『あなたのせいじゃない』という言葉。
あの病気が蔓延る世間に対しての言葉なのかなと、やっぱり考えてしまいますね。
自分を責めている感染した方がいるならば、アースの言葉が届けばいいなと思います。
ビョーゲンズたちの実験
27話に続き、本日もグアイワルくんの実験教室です。辛いものをたくさん入れればその分辛くなるぞ!!という単純明快な内容。辛すぎて口が腫れてまともにしゃべれないわけですが、その演技が秀逸すぎました。実験内容に則り、今回は前回の3個よりも多い5個のメガパーツを投入します。
ここらへん、ダルイゼンとの違いが明確なんですよね。
グアイワルはメガパーツを当初バテテモーダが使っていたように『メガビョーゲン強化のアイテム』としてしか使っていません。一方でダルイゼンは『どうしたら強いメガビョーゲンになるか?』という思考から、新たな使い方を見出しているんですよね。
だからこそ、次回予告でシンドイーネがこんなことになってるわけですが。
確かダルイゼンは所持していたメガパーツを全て消費したはず。メガパーツ入手のためにシンドイーネの出撃に同行して、そこで手に入れたメガパーツをシンドイーネつまりテラビョーゲンに投入したということでしょうか。まーたどうなるかわからないことを…。
シンドイーネの安否も気になりますが、ダルイゼンの思考の発展性には期待するばかりです。
おわりに
最後もとてもキレイな締めだったと思います。
のどかは今回焦りからめちゃくちゃ頑張っていたわけですが、その頑張り自体は否定せず『頑張るのどかは好きですよ』と言ってくれたアスミがとても素敵に感じました。
最後はちゆ、ひなた、アスミがそれぞれのどかの頑張りをサポートする。一人ではなく皆で。プリキュアらしく、そして『吹奏楽は一人でどうにかできるほど甘くない』と語った菅原くんの言葉とも絡む展開になっていますね。
やはりプリキュアの1話は単話での完成度が高いなあと思った次第でした。
あと個人的には…。28話感想で書いた『責任』だったり『風邪引いた例え』だったりが本編の展開と被ったところがあったので、嬉しかったですね。