ヒーリングっどプリキュア28話感想
今明かされる衝撃の真実ゥ!CV:シャット
いやそんな…まさか…そんなことある?って感じなんですが。
前回の引きからして衝撃でしたが、まさかこんなことになるなんて…といった形。
俄然面白くなってきたように思う28話感想、はっじまるよー。
こんな入りも久々な気がしますね。
病の原因
かつて入院していたときと同じく、今回の体調不良も医者曰く『原因不明』とのこと。このとき、のどかの両親の胸はまさに張り裂けそうな気分ではなかったでしょうか。
幼い頃からずーっと入院していて、治すことができないと言われていたのどかの病。そんな病に罹っていては両親ものどかの命を案じたはず。もし娘が命を落としたら…?という不安がなかったわけではないでしょう。
そんな病からようやく回復して、元気に走り回れるようになったのどか。病院の検査も良好でもう安心か…と思いきや、またもやかつてと同じく『原因不明』の体調不良。
どうしてまた…?となってもおかしくありません。
私には子供がいないのでその不安や苦しみが完全にわかるわけではないです。
でも、その心の動きは想像できます。だからその不安や苦しみがわかる。伝わる。
…ただ、両親と違ってのどかは原因がわかってるんですよね。原因不明の体調不良なら確かにしんどいでしょう、治るのかもわかんないし。でもメガパーツを押し込まれたせいだとわかってるなら、それをなんとかすればいいだけの話。対処法が分かる今の入院は過去の入院時より気持ち楽なのではないかと思います。ラビリンや皆もいますし。
とはいうものの…。
原因がはっきりしていても、体が苦しいのは変わりないわけで。
メガパーツが体を蝕む苦しみが確かにある中で大丈夫と言える心。
のどかは強いな…って思います。
私なら多分『無理無理無理死ぬ死ぬ死ぬ』とか喚き散らしてる。
成長の源
28話の予告時点で子ダルイゼンともいうべき人物が登場していていましたが、今回衝撃の真実が明らかになります。
結論からいえば…ケダリーと名乗った彼は『のどかの中で育ったメガパーツ』であるわけですが、その見た目がダルイゼンと酷似しているということから一つの衝撃の真実ゥ(CV:シャット)が推測され明らかになります。
すなわち…。
ダルイゼンものどかから生まれたということ。
幼少期に起きたのどかの原因不明の病もビョーゲンズ由来だということ。
テラビョーゲンの見た目は宿主に影響を受けます。ケダリーがダルイゼンと酷似しているということは、ダルイゼンもまたのどかから生まれたということ。
そして幼少期も今回も病が『原因不明』ということは、幼い頃に入院した理由もビョーゲンズが関連していたということです。今回はメガパーツ、幼い頃のは成長したメガビョーゲンの種が要因ですね。
…いや?
なんですか、これ?ですよ。めっちゃ褒めてます。
ダルイゼンとのどかの『生きてるって感じ』が同じだったのも、ダルイゼンがのどかを宿主として生まれたから。
14話でのどかは『どうして急に元気になったんだろう?』と疑問に思っていましたが、あれも『すこやか市が特別な力を持った場所だから』なんて理由ではなかった。
今回メガパーツがのどかから抜け出たように、病の原因であったメガビョーゲンの種がダルイゼンとして体外に出たから。
疑問に鮮やかに答えを出していっています。いやもう見事と言う他ありません。
極めつけはこれ。
テラビョーゲンが、自らの宿主であったのどかと出会う。
まさにこの出会いが運命でしょう。
一言で言うと、とにかくすごかったです。中盤にして展開が凄すぎる。
贖罪…?
ダルイゼンのルーツが自らであると知ったのどかは『私がなんとかしなくちゃ』と決意を固めます。
ただ、のどかに責任は一切ないと言えます。テラビョーゲンを生み出させないようにできたか?と考えると…寄生されたらヒーリングアニマルがいないとどうしようもないでしょう。ならばそもそも寄生されなければ?と考えても、未知の生物の寄生を避けろという方が無茶でしょう。
ですが『自分から出てきた者』に対して特別な想いを抱いてしまうのは、まあ仕方ないのかなとも思います。地球を蝕んでいる存在に、自身との関連が生まれた。これまで以上に『なんとかしなくちゃ』と思うのは、彼女のプリキュアに対する強い使命感と合わせればすごく自然な流れです。
ただ…私はこれちょっと危ない状態なんじゃないかなと思うんですよね。
まず第一に。
先程も言いましたが、ダルイゼンの誕生にのどかの責がほぼないからです。
これまでのシリーズでも『自分がやったことを悔いて償っていく』というようなパターンは存在しました。償う手段として、プリキュアとして戦うようになるわけですね。この『自分がやったこと』について、少なくとも彼女たち自身が『罪だと感じている』ことは共通しています。
ただ、彼女たちがのどかと違うのは『自らの手で』『悔いなければならないことをした』点です。操られていた、間違った判断をした、立場がそもそも違っていた。いろいろな理由がありますが、悔いる行動をしたのが自分自身なのですよね。
のどかの場合、責任を感じて『なんとかする』と思うのは『ダルイゼンを生んだのが自分だから』という思考なのでしょう。ダルイゼンの発生においてのどかが関連したのは『宿主になった』という点です。これは種が寄生したことによるものですから、彼女自身が何かをしたわけではないんですよね。
もしダルイゼンの発生にのどかの責任を問うならば、それはもう『病気にかかったやつが悪い』という世間を賑わせているような話題に他なりません。超ぶっこんだな。
まあそう外部から言っても、のどか自身がそう考えているならば仕方ないでしょう。
ただ、その強すぎる想いによって。
自分が責任を取るという気持ちが、本来のプリキュアの使命である地球をお手当するよりも強くなっている気がするので非常に危ういと思うのです。
29話で彼女が頑張るのも、テラビョーゲンに圧倒されたが故に『強くなろう』と思っているからでしょう。地球を真の意味でお手当するには、原因療法とも言えるテラビョーゲン及びキングビョーゲンの浄化は必要であると思います。
うまくいえないのですが。
ダルイゼンを浄化するのは自分のためではなく、地球のためであるべきなんじゃないかなって思うんですよ。
だから今の花寺のどかを見ていると大丈夫かな…と心配になってしまうわけです。
おわりに
非常に強い因縁が明らかになったのどかとダルイゼン。中盤である今明かされたことで、今後どのように執着していくのか期待が高まります。
そろそろパワーアップフォームからの追加戦士含めた合体技の時期ですしね。
CMでおもちゃのことやってましたけど。
今まで以上に楽しみになってまいりました!!