べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

『久保さんは僕を許さない』の魅力について

本日は作品紹介の記事です。いわゆる布教ですね。

 

累計発行部数1000万部を突破し一世を風靡した五等分の花嫁。

私もこの作品が大好きなのですが、あと1話で終わってしまいます。寂しい。

 

その穴を埋める、というわけではないですが。

自信を持ってオススメできるラブコメ…の二歩手前の作品をご紹介します。

 

 

久保さんは僕を許さない

 

です。

 

 

登場人物の紹介

 

この作品では主に二人の登場人物がいます。

 

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出典 久保さんは僕を許さない 1巻表紙

 

 

久保さん…ヒロイン。表紙の子。可愛い

白石くん…モブ。表紙の後ろの子。存在感ない。

 

白石くんの存在感のなさは驚異的です。

 

・白石くんが座っている席に、誰もいないと思われて座られた

・あまりにも気づかれないため、授業に出ていたこと先生に報告する必要あり。

自動ドアに認識されない

 

これもう幻の7人目じゃないですかね、色が名前に入ってますし。

 

久保さんはそんな存在感が薄いモブキャラの白石くんを、何の苦もなく見つけます。

 

地味男子と美少女、よくある設定ですね。

 

注目すべきは久保さんである

 

さて、ではこの作品で注目すべきポイントはどこなのか?

タイトルを見れば明らかです。

 

「久保さん」は僕を「許さない」

 

主語は久保さんであるため、大事なのは久保さんなのです。

よって久保さんに注目するのがこの漫画の正しい読み方だと思われます。

 

この作品はどういう作品なのか?というのはタイトルを見ればわかりますね。どんな作品でも共通しています。タイトルに偽りなしです。

 

ゼルダの伝説なんてゲームは知りません。

 

異なる魅力を持つ久保さんの姿

 

では、久保さんに注目したときにどういうところが魅力的なのか?

大きく分けて2つありますね。

 

1,白石くんをイジっているとき、いわゆる攻めの状態。

2.イジられているとき、いわゆる攻められの状態。

 

そしてこの作品の良いところは2つの異なる姿が存在している点だと思います。

 

1.白石くんをイジっているとき

まあなんといっても、まずはこれでしょう。この作品の肝といっていい

 

白石くんはとにかく目立たない。

それをいいことに久保さんは白石くんが座っている上に座ります

 

 

 

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出典 久保さんは僕を許さないEp2

 

 

いや、白石くん羨ましすぎませんか?

 

ちなみにこれ久保さんを怒らせた白石くんに対する罰ゲームだそうです

こんな美少女に座られる罰ゲームがあるかちょっとそこ代わって

 

そして白石くんの抵抗を『声を出したら気づかれるかも』という言葉で封じ込めるという手練模様。白石くんからしたらどうすればいいのかわからないデッドロック状態。久保さん、策士である。

 

 

…ね?ちょっと白石くんになりたいって思ったでしょう?私は思いました。

正確には久保さんにアレコレされたいって思ったでしょう?

それが攻めている久保さんの魅力です。

 

2.イジられているとき

 

そんな久保さんですが、攻めているばかりではありません。

特にお姉さんの明菜さんにはやられ放題

 

バレンタインのチョコ。料理の腕前はダークマターを作るレベルの久保さんが手作りすると知った際に姉はピンときます。

 

手作りで上げたい子がいるの?と。そして…。

 

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出典 久保さんは僕を許さないEp14

 

この顔である。わかりやすすぎる。

誰にあげるチョコかなんて、言うまでもないですよね。

 

イジられてるときの久保さんもまた可愛いのです。

 

二面あるから面白い

 

…と、このように久保さんは白石くんをいじるだけではなく自身もいじられるのです。この2つの姿があることにより、攻めてる子が好きな人攻められてる子が好きな人も両方楽しむことができます。どっちも好きな人は2倍美味しいですね。

 

 

さらに攻め、攻められのそれぞれの姿が存在することで…。

 

攻めは攻められを。攻められは攻めを。

それぞれの姿を引き立てる効果もあります。普段攻めてる子攻められるからより魅力的に見えますし、逆もまた然り。いわゆるギャップですね。

 

このギャップがこの作品の一番の魅力だと思います。

 

白石くんは等身大の人

 

久保さんを魅せたいだけであれば、白石くんのポジションは別に反応を描写する必要は極論ありません。久保さんにアレコレされるだけの、木偶人形でもいいわけです

 

ですが、決してただ都合のいいキャラではありません

 

 

久保さんに迫られたとき、程度によってはあとで一人で赤面したり

本屋さんでエッチな本を見つけたときに、自分の存在感のなさを利用して気づかれずに読んでみようとしたり。

 

ちょっと俗っぽい一面もあったりする、ちゃんとした男の子なんですよ

こういった描写が、彼はちゃんと反応する普通の人間なんだなと思わせてくれる。

 

 

メタ的には久保さんを目立たせる役かもしれません。

でも彼もちゃんと一人の人間です。それが作品の魅せたいものをブレさせない程度にちゃんと描写されているように思います。

 

…そして、そんな人間らしさが時々出るのがちょっと可愛かったりするんですよ。

でも、それを出しすぎない。とても絶妙です。

 

終わりに

 

ヒロインの姿だったり、白石くんの描写だったり。

あらゆる面で絶妙さが見える、とてもバランス感覚に優れた良い作品だと思います。

 

で。

 

単行本の1巻が2月19日に発売します!!!!

是非買いましょう!!!!

 

 

私、推してる作品はできるだけ多くの人に楽しんでほしい人なんです。

そして単行本を買ってもらうことで、素晴らしい作品を生み出してくださった作者様に少しでも恩恵があってほしんですね。

 

要はお金落としてほしいんです。ダイレクト課金です

 

ただの本音と欲望をぶちまけて、終わります。

 

 

 

…これ、ホントに布教になってるのかしら。