べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

トロピカルージュプリキュア2話感想

2話も可愛いがすぎましたね。

 

ローラとまなつ、二人の大事なものに焦点があたったお話。

早速の喧嘩で友情が深まった2話でした。

 

さあ感想だ。

 

 

 

おひさまみたいな人

 

新中学一年生の始まり。島から出てきたまなつは同じ中学校に友達があがってきていないと予想されますが、そんなハンデは関係なくガンガン行きますね。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア2話

 

トロピカろうと思います!

 

と、オリジナルの造語を自己紹介に組み込むという黒歴史やらかしをしましたが。本人は落ち込むというより『あれーうまくいかなかったかなー』みたいな感じでとても前向き。この主人公、とても強い。いやーほんと見てて気持ちよくなってきますね。常に明るい太陽のような夏海まなつ、大好きです。


まなつの作戦ガンガンいこうぜは初対面の子にも。正確に言うと初対面ではないのかもしれませんが、新クラス始まっていきなりの名前呼び。距離の詰め方が凄い。いきなり名前呼びって人によっては面食らうかもしれませんが、さんごも受け入れてますね。とてもいい子だ。

 

個人的にここでポイントなのは、さんごと街中で会っていたのをまなつが覚えていたという点ですね。ほんと数秒の出来事だったのにも関わらず覚えていてくれたというのは結構嬉しいと思うんですよね。2話という早い段階での名前呼びが起きたのはさんごの人柄の良さまなつの人付き合いスキルの高さ、両方によるものだと思います。

 


まあそういうとこの記憶力はあるのに、授業は思いっきり寝てるんですけども。

でも勉強はダメだと思ってたので解釈一致です。むしろできる要素がない。

 

大事なもののぶつかり合い

 

ローラは世界を救ってその手柄で女王になりたい。

そのため一刻も早くプリキュアを探したい。

 

しかし彼女が人間界を動きまわれば当然騒ぎになるため自由には動けない。1話でも『行くところがない』と言っていましたが、人間界においてローラが自由でいられるのはポッドの中のみです。彼女の行動範囲は事情を知りポッドを持ち歩けるまなつ頼みなところがあるのですよね。

 

そんなポッドの中から見えた景色といえば。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア2話

 

昨日語っていた夢のとおり楽しく中学生活をエンジョイするまなつ。

そして隣には知らない子。嫉妬しちゃうよね。まなつは私のものよ!!

 

と、まあ自分は窮屈な思いをしている一方でまなつは楽しそうなのでちょっとフラストレーションが溜まってしまったのかなと思います。それ故にちょっと焦ってしまいましたね。確かに世界のピンチの前に学校の部活など些細なことかもしれません。世界が終わってしまえば部活どころでもなくなりますし。でもまなつにとっては学校の部活は大事なこと。それを些細なことといわれたら腹がたってもしょうがないでしょう。

 

この喧嘩、起こるべくして起こってますね。お互いに大事なものが違って、それぞれの大事なものにお互いの行動が干渉してしまっているためです。

 

価値観が違うが故に起こってしまう喧嘩。解決はなかなか難しい。

 

今一番大事なこと

 

プリキュアというのは人魚と心が通じ合わないと生まれません。であれば、まなつがプリキュアになった事実がローラとまなつの間に友情があることの証です。それが生まれるまでの色々な出来事、その最後が喧嘩別れ。そりゃイヤだよなあ…と思います。

 

その想いがきっかけになり、ローラのことも大事でありそのためにプリキュアも頑張るという結論。一番は複数あっても良いですね。どっちも全力で、解決の答えとして納得の行くところだと思います。

 

個人的にはまなつの行動がローラとこのまま喧嘩別れで終わりたくないという感情に由来するものであることがとても推しポイントですね。動いた理由は理屈じゃないんですよ。喧嘩も感情由来なら、助けたいと思うのも感情由来。これぞ人間、2話にして濃密に描いてくれてありがとうという感じです。

 

戦闘

 

その後、戦闘に移りましたけど。いやー相変わらずサマーはセンスの塊ですね。運動能力が高いのは勿論なんですが、攻撃後の落下中に更に蹴りを入れてくるとは…。スキあらば攻撃を叩き込む意識に実際動ける力、ただものじゃないですよ。

 

パワフルさある戦闘でいいですね。

 

おわりに

 

今週も大満足でしたので、最後に一番好きなシーンにコメントして締めくくりたいと思います。

 

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出典 トロピカルージュプリキュア2話

 

 

はーーーーーーー!!!!!!

超かわいいですね!!!!!!

 

 

ノケモノたちの夜 第71夜感想

ロンドン対魔戦線編もいよいよルーサーとダンタリオンを残すのみ。

 

と思っていたら、なんかとんでもないことになりそうですね。

いやーワクワクが止まらない。

 

ということで休載明けで2週間ぶりの最新話感想いっきまーす。

 

 

 

大網を超えて

 

悪魔は対価なしに人間を助けられない。どことなくデスノートの死神みたいなルールだよなーと思うこの大網。1話でも最初対価なしでウィステリアを助けようとしたマルバスの腕が崩壊してましたが、今回のダンタリオンも似た状態。ルーサーの命を対価なしに守ったから大網に触れ身体が崩壊しかけてますね。

 

このコンビが限定解臨に至ったときもルーサーは団長に殺されかけた瞬間でした。ダンタリオンの想いがルーサーの死を望まないまでに膨れ上がっているのは既に描写されているんですよね。解臨についてのシトリの解説により裏付けられたと思います。だから今回のダンタリオンの行動も納得が行きます。

 

ルーサーからすれば…死ぬ覚悟だった、いや負けたんだから死んで当然だった。そんな自分を守ったダンタリオンはバカヤロウって感じなんでしょうが。

 

例え大切に想う相手の言葉だとしても。

それ故に守った相手の言葉だとしても。

 

選択にケチをつけてくるルーサーに怒るダンタリオンが非常に良かったと思います。自己犠牲の行動じゃないんですよね。守りたいものがあったから守った。ただそれだけなんですよ。

 

敵でありながら、その絆はマルバスとウィステリアナベリウスとダイアナの間にあるそれと何ら変わりないと思います。描いてるのはまたもや絆なんですけど、何度も違う描き方で表現できるのが素晴らしいです。

 

これはノケモノたちの絆の物語。

 


同胞と友達

 

そんなコンビと戦うのはマルバス&ウィステリアスノウ

 

そうきたかー!!という感じで震えました。スノウはルーサーに『絶対にお前を止める』と言ってましたし、ルーサーもスノウとも戦ってみたいと言ってたんですよね。最終決戦でルーサーの相手をするなら確かにスノウ以外考えられません。

 

そして解臨したダンタリオンと戦うのは、こちらも限定解臨しているマルバス&ウィステリアのコンビ。マルバスはダンタリオンにリベンジを挑む形になりますね。

 

スノウ対ルーサー。
マルバス&ウィステリア対ダンタリオン

 

対戦カードの時点で熱すぎるんですが、今を楽しむダンタリオンとルーサーのコンビが命を燃やしながら全力で向かってきているのがもうたまらないです。ホント敵ながらあっぱれですよ。自分の命の使い方は自分が決める。彼らには彼らの価値観があり、それに則って全力で生きている姿がとてもかっこよく見えます。

 

いやーでもこの対戦カードの組み合わせが思いつかなかったのが悔しいですね。そうですよね、敵は契約者も戦えるんですからマルバス&ウィステリアだけだと対戦相手が足りないんですよね。ルーサーの相手を考えるべきでした。ルーサーとダンタリオンという一組で考えちゃったせいかな。仕方ないですよ、それだけ二人の絆が強いんですもの。

 

 

厄災の予兆

 

捕らえられて完全に拘束されたシトリ。団長とタケナミに斬られたときから、このまま終わるのやだなーなんか掘り下げされないかなーと思っていたら、なんかムチャクチャしだしましたね。

 

拘束具の影響でしょうか、元々のダメージのせいでしょうか。悪魔態になったときに身体がダメージを受けている様子。それでもお構いなしに腕の封印環を外そうとしています。彼がくだらないと思った世界、その全てをめちゃくちゃにするために厄災解臨するつもりでしょう。

 

うーん、大好きですね。

 

恐らく彼からすれば、もうホントめちゃくちゃにできればなんでも良くて。そのためなら自我がなくなり暴走する厄災解臨も厭わないまでに憎しみが膨れ上がっているのがいいですよね。どこまでも拗らせていってるのがたまらないです。拘束されたことでどうせこのまま果てるならという思考もプラスされたのが、厄災解臨を選んだことへの説得力を増しています。彼もまた自身の価値観に則って行動し、命を燃やそうとしている。

 

ということで、再びダイアナとナベリウスの限定解臨を期待する目が出てきました!!!ソル団長じゃ厄災解臨は止められんしな!!今度こそや!!!!

 

…けどこれ、ナベリウスのときと違って契約者がいないから暴走を収める手がないですよね。どうするんだろう…。スノウは一応契約者になるのかな。

 

悪魔の生前

 

マルバスの回想などからも十三災は元々人間だったのでは?と予想できましたが、今話で確定ですね。どういう流れで悪魔になるのかはわかりませんが。

 

そうなると、三ツ目の正体も気になるところです。

 

かつての主、十三災を束ねていた契約者のなれの果てが三ツ目なんじゃないかなーとか妄想してしまいますね。

 

 

おわりに

 

まだアクセルを踏んでくるかーと思う今週でした。

 

ルーサー、ダンタリオン、そしてシトリ。

命を燃やす三者の今後も楽しみでたまりませんね。

 

 

トロピカルージュプリキュア1話感想

新シーズン、始動。

 

カラフルなカラーリング、楽しげなOP。

そして主人公、夏海まなつの躍動感。

見ていると陰鬱な気分が吹き飛ぶような、まるで南国に来て踊ってるかのような楽しさを感じますね。

 

私の心もトロピカってました。トロピカった想いを感想に綴っていきましょう。

 

 

 

 

夏海まなつ

 

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出典 トロピカルージュプリキュア1話

 

今作の主人公はTHE桃キュアという感じの元気いっぱいの少女。とにかく活力に溢れていて、見ているだけで楽しくなりますね。

 

こういう快活な少女が悩んだり心折れたりする展開私は大好物だったりするんですが、まなつに関してはむしろ『折れてほしくない』という気持ちが強いです。なんでかわかんないですけど。折れたら泣いちゃうかも。いやホントですって。

 

個人的に触れておきたいのはその運動能力ですね。過去シリーズを見ても随一の描写に見えます。でかいリュックサックを背負いながらバー持ちからのくるくるジャンプってどんなんやねん…。キュアサマーでの戦闘時もめちゃくちゃ動いてましたよね。

 

で、彼女がこんなに運動すごい理由を考えたときに島育ちというのが関係してるのかなーって思ったんですね。船で都会に行くような離島って絶対娯楽施設とか何もないじゃないですか。だから幼少期は自然で動き回って遊んでいて、その結果あんな軽い動きができるように育ったのかなーって思ったりしたわけです。野生児由来の運動能力。

 

※当記事は田舎をバカにする意図はございません。いやホントですって。

 

実際のところがどうかはわかりませんが、こういった想像の余地があるのでプリキュアシリーズ大好きです。スタプリのときもひかるのパーソナリティについてあれこれ想像していたのを思い出しました。

 

今後の彼女にも注目ですね。

 

ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール

 

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出典 トロピカルージュプリキュア1話

 

はい可愛い。

 

いやめちゃくちゃ可愛いですね。女王の座を狙う野心あふれる彼女。人間を自分が女王になるための捨て駒と言ったり欲に忠実。でもまなつから逃げようとして頭隠して足隠さずの状態になったり、ヤラネーダから逃げようとして砂浜に頭からダイブしちゃったり。可愛げがあるのでどこか憎めないんですよね。

 

プリキュアの定番、異種族ゆえのポンコツ臭を感じます。

 

可愛いしか言うことがないのであまり書くことがないです。はい。

 

涼村さんご

 

 

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出典 トロピカルージュプリキュア1話

 

いや可愛いですね。

めちゃくちゃ可愛いですね。

 

初めて容姿を見たときは正直『髪型野暮ったいなー』とか思ってたんですけど、なんかアニメで見たらめちゃくちゃ可愛いな…。アニメ映像だと作画が良すぎて可愛さ8割増しぐらいになってるんでしょうか。

 

可愛いしか言うことがないのであまり書くことがないです。はい。

既に3人も可愛いがいるトロプリ、侮れないポテンシャルですね。

 

あとまわしの魔女

 

今回の敵はあとまわしの魔女と愉快な仲間たち。

あとまわしの魔女の容姿自体は結構おどろおどろしかったりするんですけども。プリキュアが現れたという報告をうけて対応を聞かれても『明日にする』と答えるあたり、ゆるゆるですね。

 

愉快な仲間たちもOPで思いっきり踊って楽しんでますし、今作は楽しい感じで見ていけばよいのかもしれませんね。スマとかまほとかみたいに。

 

おわりに

 

あらすじを見た段階で期待値が高かったのですが、想像以上でしたね。まなつ及びキュアサマーは見た目が好きだったんですけど、その個性もかなり刺さりました。ローラとさんごも可愛かったので嬉しい誤算です。

 

とにかく見ていて楽しい。毎週そんな気分になれればなーと思います。

 

…楽しすぎるのでこの作品だけ月曜日に放送してくれないかな。

 

 

ヒーリングっどプリキュア45話感想

ビョーゲンズとプリキュアの戦いは決着がつきました。

 

最後のお話は、地球と人間。

 

最後の最後にすごい問題提起をしてきました。

とはいえ語らずして地球のお手当のお話は終えることはできないでしょう。

 

では最後の感想です。

 

 

 

地球の守護者として


ヒーリングガーデン内でも年配っぽいサルロー。彼は人を嫌います。いわく、人間もビョーゲンズも変わらないと。おいおいついにぶっこんでくるのかと思いますよね。

 

自然を破壊し、動物の命を奪う。人間たちは生きるために、いえ自分たちが豊かに便利に生きるために空気や海を汚しています。急に現実的な話になりましたが、作中においても37話でポイ捨てされた様が描写されていましたよね。

 

地球の環境を悪くするという点では地球を蝕むビョーゲンズと我々人間変わりないのかもしれません。そしてヒーリングアニマルが地球のお手当を使命とするのであれば、地球を汚す人間も浄化の対象になるのは当然なのかもしれません。サルローは地球をお手当するヒーリングアニマルとして冷静に物事を見ていると思います。

 

現実世界の我々にも突き刺さってくるこの問題提起。

触れてくることに作品の誠実さを感じます。

 

…とはいえ、どう解決するんでしょうね?

 

ところで人間を浄化するって、サラッと言うなサラッと。怖いわ。

 

 

種族ではなく心

 

人もビョーゲンズも変わりない。

地球にとって真に害悪なのは、地球を汚す行動そのものです。

 

42話を蒸し返すようであれですが、もしグレースの問いかけにダルイゼンが応え『回復したあとは地球を蝕まない』と確約したのであれば共存の道もあったと思うのです。より正確に言えば、その確約があって初めてダルイゼンを助ける意味が生まれるわけですが。

 

ただ恐らくビョーゲンズは変わらなかったんじゃないかなって思います。これはもう種族的な問題なんですよね。蝕み生きるというのがビョーゲンズの本能、変えることはできなかったんじゃないかなって。

 

でも、人は変わることができます変えることができます。

 

今行動を変えることで、未来を変えることができる。

 

それも人の進化の可能性と言えます。

一方向だけではなく、いろんな可能性を持つのが人です。

 

人と触れ合ったからこそ、その可能性を信じたくなった。

 

テアティーヌ、最後に女王の貫禄を見せてきたなあと思います。

ナノビョーゲンを持ち込んだことに対しても、生きていればこういうこともあると達観してましたしね。落ち着きが違う。

 

 

生きていく

 

私が思うにヒープリはずっと『今』を描いていました。生きてるって感じ。生きてるという現在の状態を表すのどかの言葉、ハイジャンプと女将の二足のわらじで頑張ることを決めたちゆ、3人一緒の高校に行くために勉強を頑張ると決めたひなた。

 

それは遠い将来、大人を見据えた話ではなく『今どうしたいか』であったり少し先の未来を目指した『今』の話だったと思うんですね。

 

でも地球環境のお話って、途方もない話だと思うんです。

それこそ一生取り組み続ける話。

そんな遠い未来のことまで含めたお話。

 

生きることは戦い。

生きている限り、戦いは終わらない。やることいっぱいな地球のお手当、きっと大変なこともあるでしょう。

 

でも…。

そういうのも全部まるごと、

生きてくって感じ。

 

『今』から遠い『未来』まで、世界が広がった瞬間じゃないかなと思います。

テアティーヌが言っていた『生きていればこういうこともある』とも重なるセリフですごく好きなんですよね。大変なことやトラブル含めて、生きるってことなんだなって思います。

 

未来へ

 

Goプリンセス、魔法つかい、アラモード、HUG、スタートゥインクル。未来の姿が描かれた前5作品と違い、のどかたちの未来の姿が作中では描かれませんでした。

 

その答え、今後地球とどう向き合っていくのか?はのどかたちではなく、私達…というか子どもたちに投げかけられているのかもしれませんね。

 

答えを出すのは、今地球に生きている私達。

 

そんなメッセージだったのかなとか考えちゃいますね。

 

 

おわりに

 

最後の最後、人と地球のお話。私達にも密接に関わる問題であり答えを出すことが非常に難しい問題。作中で答えこそ示しませんでしたが、それが正解かもしれません。答えは私達が出さないといけませんから。

 

人とビョーゲンズ。人と地球。

難しい問題にも向き合ったヒーリングっどプリキュアは凄い作品だったと思います。

のどかもいい具合に悩んでくれましたし。ジュルジュル。

 

…とまあ色々難しい話もしましたが。

 

1年を通して書いてきた感想もこれにて完走。

 

大変でしたが、とても楽しかった。

 

大変でしたが、感想を書きたい気持ちにさせてくれるパワーがありました。

 

本当にとっても楽しかったです。

 

ヒーリングっどプリキュアに携わってくださった制作関係者の皆様。

 

1年間、ありがとうございました。

 

…でもしんどかったからトロプリはどうするか悩みますね。

 

 

ヒーリングっどプリキュア44話感想

最終決戦だけあって素晴らしかったです。

 

バトル作画も、そしてプリキュアとビョーゲンズの戦いも。

本当に素晴らしい最終回でした。後1話ありますけど。

 

では感想に参りましょう。

 

 

 

生きるとは

 

生きるというワードを軸にプリキュアとビョーゲンズの違いにも答えが出たように思います。

 

生きることは戦い。

そうかもしれません。ちゆがハイジャンプ選手と女将修行両方目指すといったり、ひなたが自身の欠点と向き合ってそのたびに成長したり、常に何かと戦っている。私達も例えば受験とか就活とか、何かしらの障害と戦っているともいえます。

 

生きることは戦い。この見解はのどかとキングビョーゲンで一致しています。

 

でも、この後が違う。

 

生きることを戦いと捉え、
勝つためにとキングビョーゲン。
負けないためにとのどか。

 

勝者が生まれれば、当然敗者が生まれます。生きることにおける敗北というのはすなわち死、存在の消失といったところでしょうか。キングビョーゲンは生物の絶滅に例えていましたね。生きるために戦いに勝ち続けるということは、自身の生存のために他者の存在を脅かすことになります。

 

でものどかは違うんですよね。負けないために。

生きることに対して様々な障害が襲ってきますが、それに対して負けないということ。現状はキングビョーゲンが自身や地球の生命すべての存在を脅かしてきていますが、それに負けないということです。

 

のどかの戦いは『自分』と『障害』の2者で完結しており、それ以外の他者の存在自分から脅かすことはしません

 

これがプリキュアとビョーゲンズの明確な違いなんですよね。

 

プリキュアがビョーゲンズを浄化すること。

ビョーゲンズが地球を蝕むこと。

 

どちらも自分の存在のために他者を傷つけているのではないか?と見えるのかもしれませんが、その根底にあるもの行為の対象にも明確な違いがあるんです。

 

最後に難しい問題に対しての答えを出してきたなあと感動しました。

 

生きるために、負けない。

 

なんか…刺さりますね。感想が雑。

 

 

伝わっていく

 

 

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出典 ヒーリングっどプリキュア44話

 

そんなのどかの立ち上がる姿が、全てが飲み込まれたこの状況で希望の光となりました。

 

彼女の負けないために戦うという想いに影響を受け、周りの人も諦めずに立ち上がっていく。ビョーゲンズが地球やエレメントを感染させどんどん自分たちのテリトリーを増やすように、人の想い周りの人の心に伝染っていくんですよね。

 

のどかを発端に仲間たちが再び立ち上がっていくシーン。そして皆が徐々に集まっていくシーン。王道で心の肉球がキュンとしました。これがチームヒーリングっどプリキュアだなあと。

 

それにしても、この背中めちゃくちゃかっこいい…。

想いが画面越しに伝わっていきますね。

 

戦闘

 

いやーめっちゃ良かったですね。前話感想でブツブツ言っていたのはなんだったのか。

 

前半戦はネオキングビョーゲンの強大さがよく表れていました。動作はそこまで早いわけではないんですが、むしろゆったり見せることで物凄い重量感が動きからも感じられましたね。

 

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出典 ヒーリングっどプリキュア44話

 

煙を払うシーン、めちゃくちゃカッコよくないですか??

敵のスケールがよく表れていると思います。

 

そして後半最後の決戦は…言うまでもないですね。キングビョーゲンの触手のようなビョーゲンズエネルギーを躱して斬って、凍らせ砕いて、駆けて引き裂いてと、とにかく凄かった。

 

飛行について

 

この話では基本的にプリキュアが宙に浮いてるんですが、自力で飛べるようになったのは恐らくキングビョーゲンから脱出後。スパークルが『浮いてる』と言っていたからことから、それまでは浮くことはできなかったと見えます。

 

前半パートでは跳躍、そしてアースが操作した風の流れで飛んでたんじゃないかなーって思います。シンドイーネの力がバレてからはわかりやすく風を巻き起こしていますね。

 

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出典 ヒーリングっどプリキュア44話

 

このあたりはただ自由落下してるだけですね。勢いあって好きです。

 

あとまあよく見ると、アースの攻撃が通って喜んでるあたりは少しずつ落下していますね。

 

見守る人々

 

戦いを終えたプリキュアたちは疲れて眠りこけてしまいます。ラテが治療したわけですが、プリキュア4人の僅かな表情変化だけで癒やされてるんだなーというのがわかってすごいですね。

 

そんな一同を見たすこやか市の人々。

ここで初めて彼女たちがプリキュアであり自分たちを守ってくれたと知りました。

 

どんな意図があるかは知らないけれど彼女たちは隠していた。ならばその意図を汲んで今まで通り何も知らないまま振る舞おうという人々の結論。優しさにあふれていてめっちゃ好きです。

 

まあ隠してたのはただのシリーズのお約束なんですけど。

 

 

おわりに

 

もう最終回でしょこれって感じでしたが、後1話あります。いつもの引き継ぎはあるんでしょうが、ヒーリングガーデンに行くという楽しんで見れる内容ですね。

 

アスミの中にはまだ元シンドイーネが残っているはず。そのあたりが拾われるのかも気になるところですが。

 

あと1話、全力で楽しみます。

 

 

ノケモノたちの夜 第70夜感想

ただただ良かったです。

 

とにかく画力が進化しすぎてます。

タケナミとかスノウとか、なんか色気出すぎじゃないですか?

 

お話自体も良かったです。早速感想へ行きましょう。

 

 

その魂は悪魔と共に

 

ウィステリアの肉体は現実にあって精神だけがシトリの幻想世界に来ている状態。なので対価を払おうにも何も持ってない状態なんですよね。所持品も肉体も全て現実世界にありますから。

 

だからこそ対価は精神ないしは魂に付随するものである必要があったわけです。

でないと現物支給(?)ができませんから。

 

差し出したのは、またもや眼。


ホームズに異能と称され、最近明らかに異能じみた力を発揮していたウィステリアの感知能力。相当強力な力をサラッと差し出すのが素敵でした。マルバスを呼ぶためそしてスノウを助けるためであれば、どれだけ強力な力でも躊躇なく差し出せる。そんなウィステリアが最高でした。

 

1話では『私と一緒に生きてください』という契約。
70話では『私と一緒に戦ってください』という契約。

 

彼女が戦う意志を持ち、心がより強くなったことを感じます。そしてこれ『戦ってください』と契約の形が変化したことでスノウを助けることが可能になったんですよね。ウィステリアと共に戦うことに付随するならば他者を助けることが大網に引っかからなくなったわけです。

 

眼を差し出すことといい、契約内容といい、1話を思わせる描写で素晴らしいです。

もうこれ最終回でしょ。


…ところでこれ、限定解臨はどうなるんでしょうね?

実際は強化された感知能力を差し出したと見るのが妥当でしょうか。

 

大切な二人

 

スノウとマルバスに向けて大好きっていうウィステリア。

 

もうほんと可愛すぎますし、

尊すぎるので大好きです。

二人とも大好きっていう貴女が大好きですよ。もちろん二人も大好きです。

あとダイアナちゃんも可愛かったです。

 

スノウからマルバスへの感情は今回詳細に描かれました。

気に食わないけどウィスが選んだから信じてるって距離感が絶妙でしたね。感情はそんな簡単に変わるものではないですが、大切な人が選んだのだから大丈夫という価値観。

 

ウィステリアが選んだから、頼りになるに違いない。

信じているのはウィステリアでありながら、結果的にマルバスも信頼していることになっているのが好きです。

 

ウィステリアを通じて、通じ合うウィステリアが大好きを向ける二人。

それぞれのペアによる相乗効果によりエモさ爆増ですね。

 

油断するとエモいの一言で済ませそうになるので、どこにエモさを感じたかだけは詳細に記していきたいと思います。


おわりに

 

シトリとの戦いは終わりましたが、シトリに関してはもうちょっと心情が掘り下げられればなーと思います。描写から読み取れることは膨大なんですけど、実際はどうなのかというところが彼の口から語られればなーと。

 

さて、ルーサーとダンタリオンは久々ですね。普通に考えればルーサーは死んでそうですが、まあ生きてるでしょう。これまでのお礼をしっかりしてあげなければいけませんしね。とりあえずルーサーはスノウに殴られ、ダンタリオンはマルバスに殴られてください。

 

 

来週も楽しみですね!!

 

え?来週休載??そげな…。本当にお大事にです。

 

 

ヒーリングっどプリキュア43話感想

テアティーヌも人間界に来て、クライマックスの足音が聞こえますね。

 

今回はネオキングビョーゲンに攻撃を通すためにビョーゲンズの要素を手に入れよう!というなんかRPGじみたお話でしたね。

 

では感想をいきましょう。

 

 

 

 

王の強さ

 

とりあえず簡単にネオキングビョーゲンの力を記しますと。

 

プリキュアたちの攻撃をビョーゲンズ属性っぽいバリアで一切通さない。

・デコピンぐらいから出す衝撃波でプリキュアを変身解除させる威力

なんかとにかくめっちゃデカイ。

 

攻撃、防御、サイズ、全てが規格外と言えますね。

 

というか物理攻撃もエレメントによるエネルギー攻撃も一切通さないビョーゲンズバリアが普通に強すぎますね。あれ特殊なことなんて何もなくて、ただのバリアだと思うんですよ。でもネオキングビョーゲンがでかすぎるので、ただのバリアすら規格外のエネルギー量を持ってるのかなとか思いました。

 

巨大化は負けフラグとかよくいいますが、ここまでいくとむしろ強力なんだあ…としみじみ思います。

 

ところで個人的好みなんですけど、私巨大ボスってあんまり好きじゃないんですよね。巨大だからどうしても動きが鈍重になって、グリグリ動くようなバトルにならない場合が多い。やっぱアニメーションは動いてなんぼだよなってタイプなので、鎮座する巨大ボスと膨大なエネルギーの打ち合いというのはあまり好みでなかったりします。

 

無論、エネルギーやら必殺技に乗ってる想いというのは熱いと思うんですけどね。

 

障壁を超えるために

 

そんなネオキングビョーゲン障壁(?)に対抗するために、アスミが提案した策はビョーゲンズの特性を利用しようというもの。このあたり、かなり論理的な分析で好きですね。ひなたはわかってなかったけど。

 

ビョーゲンズ要素があればネオキングビョーゲン障壁(?)をすり抜けることができるのでは?という予測。決してただの思いつきではなく、テラビョーゲンがメガパーツを取り込んだことネオキングビョーゲンがテラビョーゲンを取り込んだことからの推測というのがいいですね。ひなたはわかってなかったけど。

 

この策をひなたはわかってなかったけど、まあひなたはわかってないやろうなという納得しか出てきませんね。のどかとちゆは『うんうん』と言ってるのに、ひなたは遅れて『うん(わかっていない)』なの好きです。

 

 

風鈴アスミの決意

 

じゃあどうやってビョーゲンズ要素を手に入れるか。

その答えはアスミの中にメガパーツを取り込むというもの。

 

無論、みんな反対します。特にのどかは強く反対します。

メガパーツが体内にある苦しみを知っているからでしょう。

 

それでもアスミは決意を変えることはありません。

 

ラテ、のどかちゆひなた、人間界そのものを守りたい。

 

その衝動を持つのは、この策に反対する皆と過ごした経験で形成された今の風鈴アスミなのですから。

 

…まあ『私の心も身体も私のもの』と言われたら、もう誰も反論できませんよね。

前話でのどかがそう言って決断をしたんですから。

 

ただこれ展開的にはすごく熱いんですけど、あと1話ぐらいアスミにクローズアップした話いわゆるアスミ回があればなーとか正直思ってしまいましたね。これも全部リアルビョーゲンズのせいです。

 

戦闘

 

シンドイーネとの戦闘はなかなか見どころが多いですね。

 

エネルギー波を推進力として使うシンドイーネの発想。

 

対多人数戦を意識した攻撃の数々。

側面に撃ってフォンテーヌとスパークルを攻撃したり、

背後に撃ってアースを牽制しつつ目の前のグレースに攻撃したり。

 

木々を飛び回るスパークルの動き。フォンテーヌの受け太刀。

 

とまあシンドイーネめちゃくちゃ強かったんですが、スパークルの機転でスキを作って勝てましたね。

 

『あー!あんなとこにキングビョーゲン!』

 

これにひっかかってキングビョーゲンの方を見る、なんてことはグアイワルじゃあるまいししませんでしたが。それでもスパークルの単調なフェイント及びキングビョーゲンと呼んだことにキレて結果的にひっかかったも同然になった展開。面白かったです。

 

流石にこのキレ具合をスパークルは想定してたわけじゃなく、多分マジで『キングビョーゲンの方を見るだろう』と思っていたと思いますが。結果オーライ。シンドイーネの愛をちゃんと把握してるのもポイント高かったです。

 

 

おわりに

 

ラテがたどたどしいながらも『オアシスラテ』と言っていたり、彼女の成長も見えましたね。本当に終わりが近いんだなあと改めて。

 

もう見守るだけです。