ひろがるスカイプリキュア13話感想
少し早いお別れの予感。
別れは突然に
現実的な話、エルちゃんがスカイランドに帰れるならソラは当初の目的も達せられるしツバサも故郷に帰れます。一方、ましろはスカイランドにずっといるわけにはいきません。トンネルの開通は別れの予兆なわけです。
ただソラとましろの二人にとって『お別れ』は受け入れづらいもの。それほどお互いにとってお互いが大きな存在になっていることは言うまでもないでしょう。
事実としては受け入れているものの、どうにも『お別れ』ということをソラとましろは二人とも飲み込めていません。しんみりしたら別の話題にしたり、真正面から受け入れることを避けているかのよう。
そしてそんな二人に気づかせてくれるのがオバちゃんなわけです。
出せた本当の気持ち
ファーストシューズを譲ってくれたオバちゃんもまた別れの事実をうまく受け止められていませんでした。本当は見送りに行ってファーストシューズを渡したい、でも行ったら泣いてしまうだろう。それを見た息子家族はなにかしら思うことがあるでしょう。行くことで母親を悲しませるなんて…としこりを残してしまうかもしれません。
笑ったままお別れしたいから、あえて会いに行かない。
そんなオバちゃんにソラとましろは声をあげるわけですが。
奇しくもそれは自分たちにも刺さる言葉なんですよね。
本当の気持ちを言わないとだめ。
イヤだって、寂しいって、ずっと一緒に暮らしたいって。
泣いたっていい。そしたらその後はきっと笑ってお別れできる。
人の振り見て我が振り直せではないですが。
オバちゃんへのアドバイスで自分たちも本当の気持ちを出せていないことに気づいたのではないかな。この構成が非常に美しい。
涙は溢れる想いの証。
やっとこのふたりも本当の気持ちを出すことができたのでした。
いやーやっぱこの作品はソラましだわ!!!
おわりに
敵も出ないのに変身というシリーズを見ても異色の回でした。これからのシリーズは増えていくのかもしれませんね。
で、次回スカイランドに行くわけですが。
実際ここからどうするのかというのは当時すごく気になっていました。ずっとスカイランドでお話展開するのはましろがいる以上は無理ですし。いつまで学校休むの問題が出てきますからね。
なのでここからは本当に『どうなるのかが読めない』という点で非常に楽しみでした。
今後の感想も近いうちに。