ノケモノたちの夜 フレイムナイト 第3夜感想
扉絵が可愛すぎる。
ラングレイ
今話で面白かったのはウィステリアやスノウの育ちが生きたってところですね。飢餓を災厄デモリリスは人間というか生物の天敵、死に直結する能力。その苦しみに対して自身が経験したひもじさが生きたってのが良いです。
ウィステリアはお腹が空くと鼻が利くようですが、これほんまそんな程度の技能か?というのは疑問です。まだ三ツ目由来のなにか残ってるんじゃないだろうな…。
…それにしても、咄嗟の状況でのスノウの『マルバス』呼びがとても良い。そしてウィステリアを連れて即座に出るマルバスにも、スノウを捨てるという選択をとったことに動揺を隠せないウィステリアも全てが良いです。
これも大網によりスノウを助けることができなかったためなので、やっぱ大網はいい仕事してるよなって思います。
デモリリス
これまで出会ったどの十三災よりも恐ろしさを感じました。
まずやはりその災能が飢餓という生命維持に直接関わるものであること。そして悪魔態の外見、山羊というのは悪魔に使われやすい動物だと思うのですが妙に怖い。毛の質感がやばいんですよね。マルバスは段々と作画に獣っぽさがなくなっていきましたが、デモリリスはその逆。特に『行かせると思う?』の顔はマジで怖かったです。
スノウの命を奪おうとしたときも、餓死が惨い姿に成ることを嬉々として語っていました。その後の死体を裸に剥いてから仲間に晒すという当たりも趣味の悪さが伺えます。直近の敵が真っ向勝負のダンタリオンや拗らせキッズのシトリだったこともあって、よりそのえげつなさが浮き彫りになっていますね。
…まあ、悪魔って元来こんなものよなと思います。
マルバスやナベリウスのほうがレアケースなんや。アスタロトも美術品に目が行ってくれてよかった。
おわりに
”敵”としてのデモリリスの恐ろしさがよく伝わった回でした。
温室を出ることもできない状況でどうするのか、注目ですね。