デリシャスパーティプリキュア39話感想

おいしい笑顔の作り方。

主人公の個人回、結びのときです。

あなた自身の言葉で

ゆいの個人回としてこれ以上ないという締めくくりだったと思います。どこが良いって、おばあちゃんの言葉を受けて育ったゆいが自らが紡いだ言葉が出てきたというのがとても良いです。

おばあちゃんの言葉というのはゆいの根幹でありその言葉を胸に育ってきたところに彼女の個性があるわけですが、見方を変えればいつまで経ってもおばあちゃんの言葉に依っているとも言えるわけですね。

精神的にもおばあちゃんから脱却できていないとも言える。

そんな彼女が、おばあちゃんの言葉ではどうにもならないわかな家の事情に対して自らの言葉を紡いだというのがなんとも素晴らしかったと思います。

またそのきっかけがセクレトルーの言葉というのも良かったです。彼女の人生が乗った言葉から気づいたというのが味方敵関係ないフラットな見方で良いですし、ここからスムーズにセクレトルーに手を差し伸べる流れに展開できるのが素晴らしい。

出典　デリシャスパーティプリキュア39話

とにかく文句なしの個人回フィナーレです。

まさにバトンを受け取ったって感じですね。

フェンネル

既に41話が放送しているので答えが出ていますが、まあこの回のフェンネルって怪しいんですよね。ジンジャーの装置の場所を聞いたシーン、彼がいい人という前提で見れば『ブンドル団に対抗するために装置の場所を知りたい』と見えるのですが。彼が敵だとしてみると『障害になる装置を壊したいから場所を知りたい』となるわけです。このあたりの仕込みは非常に秀逸でした。

彼の回想とスペシャルデリシャストーンを見る彼の表情から、ジンジャーへの巨大感情が見えます。このあたりからなんとなーくレシピボン盗難とシナモン追放の真相も推測できますよね。

…まあジンジャーが黒幕じゃなくなったら彼以外に候補いないともいえますが。

おわりに

ついに門平＝シナモンが確定。そういえば作中情報ではまだ確定じゃなかったですね、忘れてたわ。

そしてここで拓海の個人回もあるというのが嬉しいですね。

次話の感想で詳しく書きますが、彼もチームの一員なんだなあと強く思いました。

1/8までに書く感想記事に乞うご期待。