デリシャスパーティプリキュア37話感想
あまねのエピソード、フィナーレ。
そして彼女に影を落とした彼のエピソードも同時に幕を下ろします。
あまねとナルシストルー、決着回です。
ナルあま
この話について感想を書く前に、全然あまくない二人の関係性について自分の思考をまとめておかないとなーと思います。
ナルあまという関係性はまあ二次創作も盛んで、大体いい感じの関係性(恋愛含む)になっていてまあ私もはー、尊いとか思ってしまうわけなんですが。
じゃあ本編でそんなことありえるのか?と聞かれれば100%ないと断言しちゃいますし、相当うまくやらない限り非常に陳腐なものになるだろうなと思っていました。この二人の関係性が良好なものになるという時点で非常に難しいのです。
この二人の和解、そう簡単ではありません。
いや、そもそもあまねが一方的に被害者なので和解という言葉も適切ではない。
あまねがナルシストルーを許すのか?
ということなんですがそのハードルはとてつもなく高い。
簡単に許すことができないであろうことは33話で示しています。
なのでまあ結末や過程も含め非常に難しいよなあと思うのですが。
果たしてどうなるのか?
あまねの正義
過去は変えられない。
あまねが心を操られジェントルーとしてした業も。
ナルシストルーがあまねの心を操り、洗脳解除後も散々彼女を苦しめたことも。
たとえナルシストルーに悲しい事情があったとしても、それは他者を傷つけていい理由にはなりません。彼の行いは決して許されることではない。
しかし一方で、彼の過去も辛いものでした。
もし、彼の『キライ』という価値観を認めてあげる人が周囲にいたら?と思わずにはいられません。
で、そんな彼があまねの作ったりんご飴を『うまい』といったんですよね。
好きな食べ物などほとんどなく、いやそもそも今回の描写から見ると食べる前から『これは合わない』と食わず嫌いをしまくってたのもあるんですが、それ故に性根が曲がってしまったナルシストルー。
そんな彼が『うまい』を知ったなら。
もしかしたら、今からでも変わるかもしれない。
ナルシストルーも生来の極悪人ではなく、過去によって今がある。
そして未来は今からでも変えていけるのかもしれない。
あまねが今回見たのは、そういうナルシストルーの可能性なんだと思います。
だからこそ『然るべき場所で反省しろ』なんですよね。
悪いことをしたなら反省する。当たり前の道理。
その筋を誰に対しても通すことが、あまねの正義。
だから敵の暴力からナルシストルーを守ったわけです。
最後の最後に、彼女らしい答えを出したなと思います。
おわりに
あのナルシストルーがすぐに味方化するのも改心が早すぎるので、改心の可能性を示したというのは落とし所としては悪くないのではないでしょうか。あと1エピソードあれば味方となって戦う彼が見れたかもしれませんね。
それにしても今話の彼は直す気なかったものを『無理なのか』とまるで自分が直すことができないみたいに言われると直したりするのがめちゃくちゃ彼らしいですよね。いうまでもないですが、このときの無理なのかはそんな煽りの意図はありません。結果的に煽って乗せて直させたみたいになってるのが面白いんですが。
さて、同時進行でジンジャーについての情報がどんどん得られます。
こちらも目が離せないですね。