デリシャスパーティプリキュア35話感想
その手にあふれる大切なもののお話。
選択
冒頭、イースキ島から帰ってきたここねの両親。お土産に喜んだり、土産話に耳を傾けたり、お仕事のお話だったり。楽しい家族の団らんにここねも非常に楽しそうだったわけですが『家族でイースキ島に引っ越し』というワードが出た瞬間に楽しそうな声が一転。たっぷり溜めてからの『え?』でアバンを終える構成がまず良かったですね。
プリキュアシリーズで青キュアの人物はよく選択を迫られます。その選択は将来に関わることが多いのですがここねの場合はもっと身近なもの。
家族か、友達か。
どちらも日常に強く関わる要素。
どちらかを選べば、選ばれなかった方はここねの日常からは遠のきます。
それでも選ばなければいけない。ここねの選択や如何に。
…ところでその話を聞いたときのあまねちゃんがお茶こぼして動揺するの可愛かったですね。落ち着くんだと言いながら落ち着いてないのとっても可愛いです。
一記事、いちあまねです。
みんな
なぜ迷うのかってもちろんどっちも大事だからですね。
独りが好き、家でも独りでごはんを食べているシーンが描かれたここねがこう思えるようになったという時点でもうその変化に涙腺がやられそうなわけですが。
どっちも大事だから、どっちかを選ぶってことができなくていっぱいいっぱいになって泣き出すここねがめちゃくちゃ好きですね!!!!
いつの間にか心がいっぱいいっぱいになるほど大切なものが増えたここね。どうしたらいいのか悩む彼女にまず声をかけたのがパムパム。
みんな、ここねの味方。
彼女が大切に思っている人たちは間違いなくここねの味方。だから今ここねが抱えているものを出したとしてもきっと助けてくれるはず。そんな声かけでしたね。いっぱいいっぱいになってしまっているここねには間違いなく必要な言葉でした。流石パートナーだぜ!
そして、次にご両親。
ここねが抱えていることを察して、思い出のボールドーナツを作って話すことを促すというのがもうなんていうか良いですよね。
そして『大丈夫、パパとママはここねのどんな気持ちも受け入れるから』という言葉が本当に良い。パムパムのいったようにふたりともここねの味方だということが伝わる言葉です。すごく優しい声色でしたね。
ここねのこころ
そこからここねが語る本心。
友達とも離れたくないし、両親とも一緒にいたいしイースキ島のお料理作りも応援したい。要は全部、どれかを捨てるなんてしたくない。そりゃそうですよね、叶うことならなにも捨てたくない。遠慮のない言葉だからこそ紛れもなく彼女の本心なんだろうなって思いますし、そんな思いになったこともそれを話せることもすべて彼女と彼女の周りの変化だなって思ってすごく涙がこみ上げてきます。
そこから『一緒に考えよう』っていうのが本当に良かった。
繰り返しになりますが、しょうせいさんもはつこさんもここねの想いを叶えるために一緒になって考えてくれるのが本当にここねの味方なんですよね。
大きな気持ちをぶつける子とそれを受け止める親。
どうも最近、親子関係にすごく涙腺を刺激されます。年かな…。
おわりに
かがくのちからってすげー。
今じゃ外国とリアルタイムに映像付きで話せるんだぜ!
ということではつこさんは離れるけどビデオ通話で話せるので離れる寂しさが緩和されるという案。落とし所としては良いのではないでしょうか。そのシーンのここねの『ママ…』がとても寂しそうな声色でめちゃくちゃ可愛かったですね!!!!
タイトルに変身口上が含まれてるし、これでここね回はフィニッシュでしょうか。
最初は独りだった彼女がに、たくさんの大切なものができて、それらのために悩み、そして頼るお話。成長譚として良い幕引きだったと思います。
…あまりにも良すぎてジンジャー関連の新情報に触れる余裕がなかったです。
まあどうせ師匠がゴーダッツ予想は変わらんしええか。