べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

ノケモノたちの夜 第22夜感想

開戦するブラックベル家VS剣十字騎士団。

 

 

 

 

格の差

 

いやー、今話も台詞回しのセンス爆裂です。

ダイアナの語る『格の差』というのは大悪魔ナベリウスと騎士団員の強さの差を指しているようにも取れて、前話で語っていたブラックベル家と剣十字騎士団の歴史の差にもかかっているように取れるんですよね。彼女の考えが反映された言葉。

 

後は『下衆なのはお互い様』とか。

ドーピングという真っ当ではない手段を使う騎士団大悪魔召喚のために家族を犠牲にしたであろう自身を同列で語ってるのも好きですし、そんなダイアナに『真面目か』とツッコむナベリウスもめっちゃ良いです。真面目ではないであろうナベリウスがツッコむのが『お前真面目すぎんだろ』的な感じで言うのが良い。

 

人物の性質にあったセリフがポンポン出てくるのがとても良いですね。

 

 

落差

 

そしてお話の構成も見事。

最初の方にマルバスにナベリウスが自身と同格であり人間などまるで相手にならないと述べており、実際ナベリウスはドーピングしたシュラにもまるで苦戦していませんでした。スタンリーの発砲も効かんし、圧倒的だなあというところ。ところでシュラとスタンリーも近接タイプと遠距離タイプの組み合わせですね。

 

で、ラストの引きが剣で串刺しのナベリウス

鎧をまとった剣十字騎士団がやったとしか考えられない状況。これまで大悪魔って戦力的には憂いが一切ない圧倒的な安心感があったんですよね。苦戦はするだろうけど負けはしないだろうと、そもそも不死ですし。

 

そんな大悪魔ナベリウスに大量の血を流させる団長、一体何者なの?って話なんですよね。さっき人間などまるで相手にならんって話したばかりですからね、そもそも人間?ってところから疑わしい。

 

ダイアナの信じられないことが起きた的な顔といい、とても好きです。

 

 

おわりに

 

マルバスとウィステリアの旅路ってマルバスの存在そのものが安全を保証していたわけですが、それがついに崩れた形。安定が崩れたことでお話もより引き締まったように思います。

 

で、団長は一体何者なんでしょうね?