べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

ヒーリングっどプリキュア27話感想

えーまさか、こんな形で予想があたるなんて思っていませんでした。

 

ダルイゼンへの評価がうなぎのぼりになった27話の感想です。

 

 

ビョーゲンズ

 

冒頭、グアイワル先生の実験教室。『黒くなった』が目がキラキラしていて声も可愛くてなんか面白かったです。まあ出した結論は『たくさんメガパーツ打ち込めばその分強くなるぞ!』という邪悪なものでしたが。

 

そして『これで俺がNo1だ』というセリフ。外でならまだしも、ビョーゲンキングダムにいる状態でキングビョーゲンを抜く発言するのはどうなんだ…と思うわけですが。三幹部中で1番ならばナンバトゥーという表現になると思いますので、これは自分がトップになる宣言だと思うのですが。とはいえ20話時点で予想していたとおりになりそうです。

 

更に…ダルイゼンの『宿主』発言。つまるところ、彼らもバテテモーダやネブソックと同じく『ビョーゲンズ由来のものが生物に寄生した存在』であることが示されているのですよね。

 

今回ダルイゼンがシンドイーネに宿主のことを聞いたのは、メガパーツを打ち込みより強いビョーゲンズを生み出すヒントが得られないかと思ったからでしょう。前回のネブソックはひな鳥であることが影響して『飛べるが高いのが苦手』とチグハグな能力になってしまいましたし。

 

流れの中に後々伏線になるであろうワードを仕込んでいく構成。やはり流石です。

 

気球

 

気球部分に関しては私も初めて知ることだらけで驚きました。

 

・気球は温かい空気を送って飛ぶ。温かい空気は軽いので飛ぶ。

・気球は上下移動しかできず、行きたい方向の風に乗ることで横移動する。

・風は高さによって方向が違う。

・昼間は暖かく上昇気流が発生するので気球が飛ぶには不向き。

 

私が知っていたのは1番目だけでした。めっちゃ勉強になりました。

 

プリキュアのこういう丁寧な説明描写、とても好きです。神は細部に宿るのです。扱う要素へのリスペクトが感じられますね。

 

 

悔しい

 

感情を少しずつ知っていくアスミちゃん0歳。今日は『うまくいかなかった』のに『笑っている』という、一段難しい心の動きも出てきましたね。諦めというか、本当は悔しいのを笑って誤魔化すしかないというか。複雑な心模様はちょっと難しすぎたかもしれませんね。

 

応援しているものが負けたら悔しい。贔屓のチームや選手が負けると悔しくなるのと同じでしょう。悔しさを発散するには勝つしかない。ひなた良いこと言った!この発言があるから、後にチームメンバーが倒れたときにアスミが代役として志願するのですね。

 

アスミは風のエレメントから生まれたので最早風そのものともいえるわけで、そんなアスミが風を読むのはちょっとズルすぎでは?とも思ってしまいましたが。ただ実際は『風の声を聞く』とかそんな特殊能力ではなく、鳥や虫や草木の動きから風を読むという真っ当な方法だったのでアリです。

 

最後のシーンでは『悔しい』という負の感情と向き合う覚悟をしたカズくん。逃げずに立ち向かうという姿勢をサラッと教えてくれる良いアニメですね。

 

衝撃のクライマックス

 

本編も良かったですが、ラストシーンの衝撃はそれを上回りました。

 

メガパーツをグレースに投入するダルイゼン。そんなことしてグレースが無事で済むはずがありませんね。元々病気であった彼女に対しての影響は心配になりますし、病気が再発したのかと心配になるであろう周りの人たち、特にのどかの両親の気持ちを考えると心が痛みます。

 

…まあ、正直に言えば。

 

こういうの待ってたよ!!!!!

 

って感じでもあるのですが。

 

ダルイゼンからすれば、プリキュアは考えうる最も強い生物とも言えるわけで。そんな彼女にメガパーツを打ち込むというのは、強いビョーゲンズを生み出す方法として理に適っているわけですよ。

 

ダルイゼンの悪魔的とも呼べる発想から生まれた衝撃の展開。正直よだれが止まりませんね。苦しみのどか、ダルイゼンとの因縁、そして何よりそこからの復活。楽しみでしかありません。

 

…なんかでも、普通に変身してましたね。

子ダルイゼンみたいなのが生まれたら、ビョーゲンズが分離して治るのかしら。

 

おわりに

 

実に7話ぶりに次話放送前に感想を書けました。それほど最後の展開が衝撃でしたね。

 

グアイワルやダルイゼンの発言といい、ここから一気に物語が加速しそうでとても楽しみです。