べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

星奈ひかるについて-きっかけは彼女-

過去作を視聴して、その感想をツイートする。

これを全シリーズ全話やったわけですが、ツイッターのFFさんからはよく

 

視聴ペースがおかしい

 

と言われていました。

(そして当ブログ開設時にも、初記事内の内容でまた言われました。)

 

 

私としても、まさか1年未満で全作品見終わるとは思っていませんでした。

では、何故そんなペースで見ていたのか?

 

勿論、それは端的に言えば『これまでのプリキュアが面白かったから』なんですが

『これまでのプリキュアは面白い』という事実を知るためには、何か一つでも過去作を視聴する必要があります。

 

つまるところ『過去作を見よう』となる動機がいるわけです。

そして、現行シリーズだけを見ていても動機は生まれるとは限らない。

何故なら、現行シリーズが面白いなら現行シリーズを見ていれば事足りるからです。

 

私が過去作を見ようとなったのは、その現行シリーズの面白さが一定値を超えて

過去作まで気になってきたからです。

 

そして、そのきっかけとなったのが…

星奈ひかる

でした。

 

輝いて見えた星奈ひかるの魅力

 

前置きが長くなりましたが

スタプリの面白さが私の中で一定値を超え、過去作視聴に踏み切らせたのは間違いなく星奈ひかるさんの存在あってこそです。

 

ひかるの何がそこまで刺さったのか?

 

それは『ひかるがどういうキャラか?』に起因していました。

そして、それが『プリキュア制作陣』への信頼につながったのです。

 

 固定観念を吹き飛ばす性格

まず大前提として…フィクションキャラに対して私の中では

こんなイメージが有りました。

・行動派→バカ

・理論派→賢い

 

固定観念、聞く人が聞いたらぶっ飛ばされそうですね()

ただ、フィクション作品においては『見た目』や『行動』に紐付けられる

『こういうタイプ』という方程式があると思います。

キャラクターの性格を把握させやすくすることが目的でしょうか。

金髪ツインテールのお嬢様、とかたくさんいましたよね。

 

では、ひかるはどうなのか。

 

スタプリ3話からもわかるように、彼女はどちらかといえば行動派です。

これはララとの対比から考えても間違いないでしょう。

 

しかし彼女の『行動』は決して『無思慮』ではありません。

ペンダントの反応を見てのことだったり、情報を集めたり

彼女なりに考えての行動です。

 

そして、結果的に彼女の行動はプリンセスのペンに近づくものだった。

 

更に2話での『データなんて関係ない』『ララちゃんはララちゃんだよ』

というセリフ。

これ、ある意味で核心なんです。『可能性は低い』からといって『なれない』わけではないんですから。

 

つまるところ、ひかるというキャラクターは

・行動力があり、正解にたどり着く頭脳を持つ。

と、私は思いました。

 

これまであった固定観念をふっとばされたのは勿論ですが、

固定観念をふっとばされたことが、スタプリのテーマである

『多様性』の意味をより魅力的に感じさせてくれました。

 

キャラに見出した輝きが、作品のテーマと一致してるように私には見えたのです。

 

状況から推測される性質との一致具合

 

さて、ひかるといえば忘れてはならないのは

『友達がいなかった』

という点です。

 

初期の頃はララ達プリキュアとその仲間たちとの交流が主であったため、

学校での友人との描写が無くてもまあ納得がいきました。

ところが、13話でララが学校に行きだしても友人との描写はありません。

『クラスメイト』として話はするけど『友人』ではない、という印象を

受けました。ラストでは同じクラスの子がララにだけ挨拶をしてましたし。

 

しかし、宇宙人とも友達になる彼女が『友達が作れない』とは思えません。

では何故、友達がいない(もしくはそう見えた)のか?

それは彼女の趣味が関係していると思いました。

 

未確認生命体や星座、宇宙のことが好きだとなって、

そういった話題を全力で楽しんで話せる小中学生が何人いるでしょうか?

実際問題、あまり居ないと思います。私の周りには一人も居ませんでした。

(あくまで少数派かどうか、の話です。だからどうという話ではない。)

 

つまり、恐らくひかるには『自分が好きなこと』を共有できる同年代がいません。

そうなった時、現実でも大きく2つの選択肢があります。

 

・趣味を出さず、流行りに乗り友だちを作り遊ぶ。

・自らの趣味に没頭する。

 

つまるところ、自分の趣味を優先するか友達との交流を優先するかです。

ひかるがどちらを優先するか?これまでの彼女の星や異星人への興味から

見ても、自身の好奇心を優先するタイプに見えました。

 

だから、友達が居なくても不思議ではないんです。

彼女が彼女らしくあった結果、友達は必要ではなかったんです。

 

友達がいる人といない人では、流石に前者のほうが好感度が高いでしょう。

でも、ひかるには友達がいません。物語の主人公にも関わらず。

それはキャラ人気よりもキャラ性質を優先しているということ。

制作陣の素晴らしい熱意がここにも見えました。大げさでしょうか。

 

…ちなみに。

このように見え私の中で推測されたいた彼女の性質は、物語が進むにつれて

確定していきます。

『情報からの推測』と『事実』が概ね一致していたため、『制作陣の描写意図』が

しっかりしてるなという印象を受け、より信頼が増しました。

(あくまで私にとってはですね。)

 

 

制作陣への信頼=これまでの作品への興味

 

ということで、ひかるから見えていった要素が制作陣への信頼になり、

 

こんな制作陣が作った作品って、どんなものなんだろう?

 

と興味を抱くきっかけになりました。

 

初めて見た作品がスタプリではなかったら、全作品見ていなかったかもしれない。

(つまりFFさんに驚愕されることもなかったかもしれない。)

そう考えれば奇妙な縁です。

 

スタプリ自体は残るところあと1話ですが、この作品に出会えて良かったと

『星奈ひかるに出会えた』という一事実だけで私は断定できます。

 

 

…ちなみに。

まだまだひかるについては『ここが好き!!』という描写があるのですが、

全部書くとそれこそとんでもない量になるのでやめました。

 

またいずれ、話をしたいと思います。