スタートゥインクルプリキュア49話感想

いよいよ最終回を迎えたスタプリ。初めてシリーズ完走しました。

いや、現放送シリーズを完走するのは初めてなので嘘ではないです。

本放送の最終回、私が感じたことをそのまま書き記しました。嘘偽り無く。

感じたことをそのまま記したスタプリ感想、はっじまるよー。

全てが終わって

個人的にはヤンヤンはスタプリサブキャラの中でトップクラスに好きなので、再登場は嬉しかったですね。可愛いです。

レインボー星人の石化を解除し、謝罪を入れるアイワーン。

ララと同じように歩くサマーン星人。

マザーAIに認識され、宇宙に名を轟かせたひかる。流石ひかる。

変わる世界。一方、フワは変わらないまま…。

どんな最終回を迎えるのかワクワクもんです。が、最初はちょっとがっかりしました。

私の感情の流れや如何に？ 

これでいいのかAパート

キュアグレースこと花寺のどかとの邂逅。

魔法つかいプリキュアからずっと続く、次期シリーズへのバトンタッチ。今回はフワ→ラテへもバトンタッチがありましたね。戦闘はなんとスタプリメンバー5人によるOPが挿入歌に使われるという豪華仕様。ここは良かった。

ただ…私はあまりこの展開好きではありません。まほ、アラモードのときは特になにも感じませんでしたが、HUGは『バトンタッチのための話』が無理矢理にねじ込まれているように感じたのです。

次期プリキュアお披露目という性質上、どうしても『戦闘』が必要になります。なのでHUGではクライアス社解散後で敵対勢力がいないにも関わらずオシマイダーが出現する展開になりました。今回のスタプリにおいても『戦闘』と『バトンタッチ』を行うために以下のことが起きました。

・48話で感動のお別れをしたララたちと1話で再会。

・妖精枠のバトンタッチのためにフワが簡単に復活。

と、お決まりのバトンタッチをやるために48話をまるで台無しにしたというのが初見の感想でした。お決まりのために作品の質を落とすぐらいなら入れなくていい。そう感じるほどに。

…そう思っていたんです。Aパートが終わるまでは。

憧れの私が見ていた夢

はい、夢オチでした。

普通なら『おいおい』となることも多い夢オチ。ですが前述の通り、私はAパートの展開にモヤモヤしていたためむしろ『夢オチで良かった』となりました。それどころか、お約束を『夢』で片付けることで、お約束をこなしつつ作品の質を落とさないという絶妙な落とし所に感じました。

その見せ方も非常に見事。

タイトルコール後の冒頭、流れてきたのは『えれなの声』による通訳。ここでは『未来』を示す描写があります。『未来』と示されているのに、ひかるの姿は中学生のまま。この時点で『現実ではない』と示していたんですね。

そして、戦闘後の展開が秀逸です。

『目を覚ますでプルンスよ』と『お父さんが起きそう』だと示すプルンスの言葉があった夢の中。

ですが実際は？

お父さんが電話をして、その音でひかるが起きようとしていた。まるでお父さんが『目を覚ます（でプルンスよ）』とひかるが起きることを促すように。

夢での『目を覚ますでプルンスよ』という状況説明が、現実世界だと起床の促しに変わるという展開。1つの言葉に夢と現実で2つの意味を持たせているかのよう。そういった意図があったかは定かでは有りませんが、もしあったなら恐ろしい計算です。感想書きながら気づいたんですが、震えました。

Aパートだけで盛り沢山、素晴らしかった。私の掌返しも凄まじかった。

未来と成長

・通訳という夢を叶えたえれな。

・自分で考えた結果、父と同じ道に進んだまどか。

・総理大臣という『国会の中心』に座したまどかパパ。

・緑豊かなレインボー星、子どもたちから慕われるアイワーンとともに。

・認められたノットノットレイの星。優しい顔のカッパード&テンジョウ。

あげればキリがないですね。一番話したいことに絞ります。

・羽衣ララ

演技だけでわかります、ララは大人になったんだと。それが感じられる声、その演じ分け。小原好美さんの演技に震えました。

物語中で成長を遂げたララですが、ララと一緒に小原好美さんも成長したんだな…と何やら一致を感じて感慨深くなりました。

キャストさんの成長も長期に渡って放送するシリーズの醍醐味かなと思います。特に私はアニメで一番重視するのが『声優』なので、よりそう感じます。

…小原好美さんの演技に多く触れたのはスタプリが初めてなので『元から上手いわ！！このモグリが！！』というお言葉はご容赦ください。予防線。

そして、ラストはひかるの表情から視聴者のイマジネーションに委ねられると。とてもスタプリらしい終わり方だったと思います。

終わりに

1年間、本当に楽しめました。毎週のスタプリが本当に楽しみで、放送を待ちわびるというのは過去作を見るときには味わえないワクワクです。

これから先、オールスター映画で2回は彼女たちの姿を見ることになります。

そのときに会えることを楽しみにします。

もし私が『スタプリどうだった？』と感想を聞かれたら、こう答えます。

『キラやばな作品だった』と。

1年間、本当にありがとうございました！！