べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

ひろがるスカイプリキュア16話感想

出典 ひろがるスカイプリキュア16話

 

どんどん公式となるソラちゃん犬概念。

 

 

 

 

ソラちゃんが可愛すぎる

 

まあこの娘は何してても可愛いのですが、今日も可愛かったですね。

 

桃太郎に『とてつもなくヒーローを感じます』というセリフがヒーローガールっぽくてめちゃくちゃ可愛いんですよ。

 

そしてエル太郎のお供として現れたソラちゃんはお供の犬として出てきました。いやもう、ソラちゃん=犬概念公式化してるやん。まあ忠犬ですからね。いやーもう可愛いねえソラちゃん。

 

そして一方で、シャララ隊長のことを思い出して曇るソラちゃんがとってもとっても可愛いですね!!!

 

 

伝染する気持ち

 

ソラちゃん含め、プリキュアのメンツは各々不安を抱えていてそれがエルちゃんに伝わってしまい泣かせてしまいます。自らの不安な気持ちを抑えきれなかったことに『未熟』と反省するソラちゃんが可愛いですね。やっぱこの子、反省してるときも絵になるんですよね。

 

元々エルちゃんを励ますために始めた劇でしたが、その気持ちがエルちゃんに伝わったのか逆にエルちゃんが『ぱぁ』っとみんなを励ますと。守るべき対象に力をもらうというのはなんとも美しい構図だと思います。

 

同じように気持ちが伝染した例がありますね。

スカイランドは王と王妃が眠っているという未曾有の危機なわけですが、ソラたちを信じて頑張ろうとしているわけですね。そんな彼らがいたから今回割りとランボーグにメッタメタにされてましたがそれでも諦めずに頑張ったということです。

 

いい意味でも悪い意味でも気持ちは伝染するという回だったのかなと思います。

 

 

おわりに

 

自らを姫とする物語を作ってしまうあげはがなんともユニーク。

改変に対するましろのツッコミも冴えてましたね。

 

さて、次回はましろ→ソラちゃんにバトンパスがあるリレー回ということでソラましの波動しか感じませんね。とても楽しみですね。

 

 

ひろがるスカイプリキュア15話感想

フラグが立った。

予感が確信に変わった。

 

そんな15話感想です。

 

 

 

 

ソラとシャララ

 

ソラがヒーローを目指したきっかけとなった人物であるシャララ。ソラからの感情の大きさは言うまでもないですが、一方通行かと思えば結構シャララもソラのこと気にかけてるよなあと思いました。幼いソラが贈ったスカイジュエルをずっと身につけていたというのはソラにとってはすごく嬉しいことだったろうなと思います。

 

もしかしたら他の贈り物も全部取ってるのかもしれないけど、それにしたってシャララの傑物感がやばいんですよね。どれだけの人に優しい想いを与えているのかという。

 

飛び立つ前もソラの部屋に寄っていたみたいですし、思ってた以上にソラからシャララだけじゃなくてシャララからソラへもあるなあと感じました。飛び立った際には『相手がどんなに強くても正しいことを最後までやり抜く』とソラと同じことを言っており、シャララがソラから得ているものもあるんですよね。決して一方通行だけではない。

 

…まあ、このことがより予感を確信に変えてしまうんですが。

 

 

次会うときは

 

常々私は『ソラの憧れの人は敵説』を唱えてきました。これは主人公ソラ・ハレワタールを精神的に折ることを考えたときに最も効果的でダメージがあるのが『憧れの人が実は敵』というパターンだと考えたからです。なぜ精神的に折ることを考えたかというと決して私の趣味だからではなく主人公が折れてからの復活劇というのはとても良質な物語になるからです。決して私の趣味だからではありません。普段元気な子が折れる姿が好きだから見たいとかそういうことではありません。

 

憧れの人つまりシャララが敵説は外れたのですが、一方で今話での退場の仕方がきな臭すぎます。なにせアンダーグエナジーを大量に浴びて、その上消息不明なんです。こんなんアンダーグエナジーに侵されて敵になったシャララが再登場するフラグですやん。そうじゃなかったら意識不明の重体とかにしてるはずです。

 

今回のお話でもシャララが飛び立つ前に自分に残してくれたメッセージを一人部屋で見てこみ上げるものがあったソラちゃんを見てめちゃくちゃテンションがあがってそのときの顔こっち向いて見せてくれんか??と思いましたが、ソラちゃんの感情ぐちゃぐちゃな顔はシャララ再登場のときまで取っておきましょう。

 

…今は気丈に振る舞ってるソラちゃんですが、どこかで感情決壊してくれへんかなと思ってます。おっとつい秘めた想いがポロッと。

 

 

おわりに

 

スカイランドでの展開、ましろがずっと居られない問題があるため長くは続かないと思ってました。一方でソラやエルちゃんが帰る理由がない問題があるため今後どうやって話を展開していくんだ?と思ってましたが、王様王妃様を呪いで眠らせた上で助ける方法を探るためにヨヨのいるソラシド市に帰りかつエルちゃんの安全のために一緒に連れて行くというのは見事な解決法だなと思いました。自然な理由付けができています。

 

出典 ひろがるスカイプリキュア15話

 

シャララに『前に進みます』と宣言し『きっとまた会えるはずだから』と想いを出すソラちゃんでしたが、おそらく次の出会いは敵対してなので悲しいものになるでしょう。

 

その時をとっても楽しみにしています。

決して普段元気な子が折れる姿が好きだから見たいとかそういうことではありません。

 

暗黒の闇に堕ちたシャララを救ってくれ、ソラ。

 

 

ひろがるスカイプリキュア14話感想

強さの意味を考える物語。

 

 

 

強さの多様性

 

1話で上京していたソラでしたがその目的が今話で判明。青の護衛隊、かつてソラを救ってくれたシャララが隊長を務める王国最強の護衛隊に入りたくて来たとのこと。流石に敵の親玉じゃなかったみたいです。

 

エルを救ったご褒美として青の護衛隊への見習い入隊を取り付けたソラですが、ベリィベリーは気に食わないようで対立。まあここまでの流れはただのコネですからね。ベリィベリーからするとソラの強さがわからないですから。それにしても青に対して赤のカラーリングは映えますね。

 

強さと弱さにこだわるベリィベリーの価値観を『志』の観点から間違っていますと突きつけるソラですが、このあたりは結構強く言い切ってて珍しいなと思いました。

 

強さ弱さしか見ないというのはまあ良くはないと思いますが、これを真っ向から否定するとベリィベリーの価値観の否定になりひいてはその考えに至った彼女のこれまでの人生の否定にも繋がってしまうんですよね。難しいバランスですが、ベリィベリーに必要だったのは『強さ弱さ以外の要素を認めること』だったように思います。

 

なのでまあシャララのサポートもあった上でベリィベリー個人にソラが寄り添えたというのは非常に良かったと思います。ベリィベリーにとっても必要な涙だったと思いますしね。

 

ソラとましろ

 

スカイランドに来てもふたりの関係性を見せつけてきます。

ましろの『うちのソラちゃんを』という発言もですが、ヨヨの言葉を受けて自分たちの出会いを運命と言っちゃうソラがもうとても良いですね。偶然に偶然が重なった出会いは逆に必然であり運命と言えるのかもしれません。

 

改めてこの作品の強みを感じる一幕でした。

 

 

出典 ひろがるスカイプリキュア14話

 

出会ってくれてありがとうとかそんな優しい声で言うんじゃない!!もっと好きになっちゃうでしょ!!!!

 

戦闘

 

今回はソラ対ベリィベリーと対ランボーグの2つの戦闘があったわけですが、まあ動きが良い。ソラとベリィベリーの戦闘は回避の動きもキレがありますし、そこから攻撃に転じる動きも良い。ベリィベリーの拳や蹴りをうけるソラの受け方もとても好きです。

 

そして対ランボーグ。ソラ対カバトンのタイマンでも流れたBGMがバトルのステージが一段上がったことを印象づけるよう。青いエネルギー弾を蹴り飛ばすのはもう色々バグり飛ばしてるんですが、とにかく動くし作画も良い。

 

とにかく見てて楽しい戦闘シーンでした。

 

 

おわりに

 

中盤のスタートということで改めてこの作品がどういうお話になのか?ということが示されたお話のように思います。

 

ソラとましろ、運命の出会いをしたふたりの無限に広がる物語。

正しいとはなんなのかヒーローはずっと考え続ければいけない、考え続けた先に見出す答え。

 

ソラとましろのガール・ミーツ・ガールとヒーローとは?という二つの主軸であると改めて示されたように思いました。

 

ソラとましろの無限に広がる物語の果てに、どんな答えを見つけるのか。今後もずっと楽しみです。

 

 

ひろがるスカイプリキュア13話感想

少し早いお別れの予感。

 

 

 

 

別れは突然に

 

現実的な話、エルちゃんがスカイランドに帰れるならソラは当初の目的も達せられるしツバサも故郷に帰れます。一方、ましろスカイランドにずっといるわけにはいきません。トンネルの開通は別れの予兆なわけです。

 

ただソラとましろの二人にとって『お別れ』は受け入れづらいもの。それほどお互いにとってお互いが大きな存在になっていることは言うまでもないでしょう。

 

事実としては受け入れているものの、どうにも『お別れ』ということをソラとましろは二人とも飲み込めていません。しんみりしたら別の話題にしたり、真正面から受け入れることを避けているかのよう。

 

そしてそんな二人に気づかせてくれるのがオバちゃんなわけです。

 

出せた本当の気持ち

 

ファーストシューズを譲ってくれたオバちゃんもまた別れの事実をうまく受け止められていませんでした。本当は見送りに行ってファーストシューズを渡したい、でも行ったら泣いてしまうだろう。それを見た息子家族はなにかしら思うことがあるでしょう。行くことで母親を悲しませるなんて…としこりを残してしまうかもしれません。

 

笑ったままお別れしたいから、あえて会いに行かない。

 

そんなオバちゃんにソラとましろは声をあげるわけですが。

奇しくもそれは自分たちにも刺さる言葉なんですよね。

 

本当の気持ちを言わないとだめ。

イヤだって、寂しいって、ずっと一緒に暮らしたいって。

泣いたっていい。そしたらその後はきっと笑ってお別れできる。

 

人の振り見て我が振り直せではないですが。

オバちゃんへのアドバイス自分たちも本当の気持ちを出せていないことに気づいたのではないかな。この構成が非常に美しい。

 

 

出典 ひろがるスカイプリキュア13話

 

涙は溢れる想いの証。

やっとこのふたりも本当の気持ちを出すことができたのでした。

 

 

いやーやっぱこの作品はソラましだわ!!!

 

おわりに

 

敵も出ないのに変身というシリーズを見ても異色の回でした。これからのシリーズは増えていくのかもしれませんね。

 

で、次回スカイランドに行くわけですが。

実際ここからどうするのかというのは当時すごく気になっていました。ずっとスカイランドでお話展開するのはましろがいる以上は無理ですし。いつまで学校休むの問題が出てきますからね。

 

なのでここからは本当に『どうなるのかが読めない』という点で非常に楽しみでした。

 

今後の感想も近いうちに。

 

 

ひろがるスカイプリキュア12話感想

きっとこの作品は素晴らしい作品になる。

そんな確信を持った12話感想です。

 

 

 

 

「わかりません」

 

12話ではわからなかった想いに答えを出す。その答えを見つけるまでの過程。

それがひろがるスカイプリキュアというお話なんだろうなと思いました。

 

なぜこのときカバトンを助けたのか?

それがソラにとっての『ヒーローとは』に直結する話になると思います。

今のソラにとってヒーローとは『かつて自分を助けてくれたあの人』なわけですが、それへの憧れではなく『ソラ自身の答え』をこの作中で出すってことですね。

 

寸前まで敵であったカバトンを、粛清に怯える姿を見て助けた。

 

この描写にはきっと意味があると思います。

 

 

おわりに

 

出典 ひろがるスカイプリキュア12話

 

戦うときは一人でも、仲間の声で力を増す姿はまさに王道でした。

ていうか途中までカバトンを圧倒してたの、スカイ普通に強すぎるんですよね。元々の素地に加えてプリキュア補正も入ってるので歴代でもトップクラスの戦闘力かもしれません。我流とはいえ戦闘訓練をしていた時間が長すぎる。

 

そんな彼女が物語の果てにどんな答えを出すのか。

今から楽しみです。

 

 

ひろがるスカイプリキュア11話感想

出典 ひろがるスカイプリキュア11話

 

 

ナチュラルにましろの手を取る女、ソラ・ハレワタール。

 

 

 

 

ツバサとあげは

 

ひろがるスカイプリキュアの4人は『ソラとましろ』と『ツバサとあげは』の2組に明確に分けられています。今回はソラましではなく、ツバあげに注目された回。といっても、まだあげはがプリキュアになってないのでガッツリとはやってないですね。

 

あげはの『言葉にせずともきっと伝わる』というあげはからすれば信頼の証のコミュニケーションがツバサには通じませんでしたが、そこでツバサが少し歩み寄って理解を深めたって回だったと思います。

 

出典 ひろがるスカイプリキュア11話

 

目線で意図を伝え、ツバサも見事それに応えましたね。

それにしても、いくらツバサが助けてくれると信じてるとはいえ自ら高所から落下するというのはあげはの胆力ハンパないですね。

 

おわりに

 

とはいえやっぱり物足りない!!二人の関係性の導入って感じなので、この二人にもっとズブズブはまるのは先になりそうです。いわゆるおねショタ癖も私にはないので。

 

次回はソラとカバトンのタイマンという熱い展開。

すでに放送済みなので、早く感想を書こうと思います。

 

 

ひろがるスカイプリキュア10話感想

出典 ひろがるスカイプリキュア10話



 

私、大歓喜の瞬間。

 

 

 

夢は自力で

 

いやー、プニバード形態のツバサが飛べないままで良かったです。だってそうじゃないですか、飛ぶという夢が『プリキュアの変身』で叶って、変身したことでプニバード形態でも飛べるようになってたらツバサの努力ってなんやってんって話ですよ。

 

ここで飛べなかったのは本当に良かった。

いずれツバサの努力が実ってプニバード形態で飛べるようになる回が来るのかなって思います。

 

夢がある人とない人

 

プリキュアメンバー及びそうなるであろうあげはも含めて、3人には夢がありましろにだけ夢がないという状態。そして冒頭のましろは夢に向かって努力しているソラとツバサのことをすごいと思い、自身と比べてしまうようです。

 

4話でも『夢がない』という点を『やりたいことがない』と重ね、それ故に脇役と評されいっときはプリキュアへの変身を足踏みしたわけですが、今回は変身後に『強みがない』と評される。

 

それに対しての回答が『優しさ』というのは4話とかぶっているので、なんというかましろの話は焼き直し感が強くないか…?というのは正直なところ。

 

ただ、表現として『周りのみんなを照らしてくれる輝きを持ってる』とプリズムと絡めた評価になっているのは素敵でした。まあ今度は『ヒーロー』として、優しさが強みになってるってことですかね。

 

 

おわりに

 

ヤーキタイの味は同じではなかったかもだけど、ツバサが欲しかったのは『ヤーキタイを食べた楽しい時間』であった。それに気づけたのはましろの優しさ故っていうのはキレイな着地でしたね。

 

このあたりのひろプリの構成は非常に秀逸だなと思っていて、複数の軸が展開されているのに最終的にちゃんと絡んで着地するんですよね。今回で言えばましろの掘り下げとヤーキタイが絡んでいた。すごいですね。

 

次回はあげはとツバサが絡む回、一部の方には待望の回ではないでしょうか。あげははいつ返信するんでしょうね。