ひろがるスカイプリキュア17話感想
濃厚ソラまし回。
アンカーに繋ぐ人
リレーのアンカーは当然我らが主人公ソラ・ハレワタール。そしてそのソラちゃんにバトンを渡すアンカー前のランナーとしてましろをソラちゃんが指名します。ソラちゃんも言ってましたがリレーにおけるバトンパスはかなり重要です。というかどうせソラちゃんがゴボウ抜きするんだから、アンカーの力を最大限発揮できるようなランナーにしておくべきですね。
とはいえましろは運動がそこまで得意ではないので迷ってました。
が。
そんな顔を向けられたら、断れるわけがなくないですか???
そんなこんなで無事ましろ→ソラという黄金のアンカーリレーが生まれたのでした。
繋がれた言葉
特訓時のソラちゃんの最初のアドバイスはなんというか脳筋のそれ。前だけを見て走る、それは…そうなんですがというもの。
ですがこの言葉がリレー本番で転んでしまったましろを突き動かします。いやーピンチのときに思い出すのはソラちゃんの言葉っていうのが濃厚ソラましですね。
これだけなら普通なんですが。
そのましろの姿を見てソラもまた奮起したというのが素晴らしい仕掛け。リレー選手にましろを指名したのは半分本当で、半分は友達と一緒に走りたかったから。自身の足の速さを交渉材料に使ったリレーの私物化ですね。なので変な話、出場した時点でソラちゃんの望みは半分叶っていて勝敗はちょっと二の次になってたわけですね。
ましろがこけた瞬間に諦めが入ったソラちゃんを奮い立たたせたのはましろの走り。ただ前だけを見て走る、ソラの言葉に突き動かされたその走りがソラに火をつけた。こういう人の行動を通じて自分のかけた言葉が返ってくる展開が好きすぎるんですよね。
まさにリレーのバトンパスのように、ソラの言葉がソラからましろへそしてましろからソラへ繋がっているようでとても綺麗でした。
…まあところで。
悔しがって泣いてるましろ、めちゃくちゃ好き。
その涙が彼女が本気で頑張った証なんですよね。
決して泣いてる子が癖とかそんなんじゃないから。頑張った結果、失敗して悔しい思いが涙として溢れてるのが感情が爆発しててとても好きってだけです。
おわりに
同じことを最後にも書きますが、涙が出るほど悔しいって思ったのはましろがめっちゃ努力したからなんですよね。ちゃんと努力したからこそ悔しいと感じるわけ。
ましろは夢がないことがクローズアップされている人物ですが、そんな彼女が新しい自分に気づいたことやそれが新たな可能性と表現されたことは今後にも繋がっていくんだろうなと思います。今回だって苦手だと思っていた走ることに挑戦して色んなことに気づいたわけですからね。
今後、彼女はどんどんいろんなことにチャレンジするんじゃないかな。