べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

ノケモノたちの夜 第67夜感想

ラストページ見て『終わりが近いのか…?』とか思ってしまいました。

時を飛ばして成長した姿っていうのは最終回間際によくあるやつですからね。

 

でもよく考えたら、これあくまで精神世界のことだからあんま関係なかったですわ。これが現実世界で起きたことなら『あっ…』って感じでしたが。

 

全く57話といい、先生も人が悪いですねえ。

勝手に勘違いしただけである。

 

さて、そんなこんなで参りましょう。67話感想です。

 

 

悪趣味な戦闘

 

現実世界ではマルバス&ナベリウスがスノウと戦闘。

ダイアナは気絶してしまったウィステリアについていますね。

 

 

あれ???

ダイアナとナベリウスの限定解臨は??

 

 

はい、どうやら今回もお預けのようです。チクショウ…今度こそと思ったですのに。

 

まあ仕方ないですね。ダイアナはとても優しいので、ウィステリアが気絶したなら側について介抱するのは自然な流れ。ナベリウスの戦闘の手助けができないのも仕方ないんです。仕方ないんだ…。でもナベリウス、殺す気っていうなら解臨しろよ!!

 

これに関しては勝手に期待していただけなので、この辺に致しまして。

 

マルバスとスノウを戦わせるという、シトリの悪趣味さが出ていますね。

精神世界からの脱出条件といい、本当に意地が悪い

 

精神世界でのシトリの発言を聞けば更に納得なんですけどね。

 

 

最悪の世界

 

シトリは幻術タイプ。某忍者漫画みたいなこと言ってたら、時間の流れが現実と違う精神世界という某瞳術みたいなことし始めて笑ってしまいましたね。

 

極めて現実に近い世界を作り出していますが、大きく異なる点があります。

 

全てがウィステリアを敵視する。

 

要はウィステリアに『この世界から抜け出したい』と思わせることが目的の設定なんですよね。

 

そして、抜け出すにはマルバスとスノウの内どちらかを選ばなくてはいけない。

 

選ばなかった方は死ぬという条件で。

 

ウィステリアにどちらかを見捨てさせる選択を強いる。シトリがこの精神世界を作り出した目的です。なんとまあ清々しくクソ野郎!!ですね。

 

 

憎きもの

 

何が憎いのか?

 

ウィステリアの問いに対してのシトリの答えに彼の感情が見えましたね。

 

シトリが最初にマルバスとスノウのどちらが大事か?と問うたとき、ウィステリアはその答えをシトリにはっきりとは返しませんでした。どちらもかけがえのない存在、そしてその気持ちは自身がわかっていればいい。素晴らしい答えだったと思います。

 

どちらも大切。その答えを否定したい。

 

だからウィステリアに否定させるんですね

 

マルバスとスノウ。

どちらかを選ばせることで優劣をつけさせて。

 

やはり十三災と契約者の関係が気に入らないから否定したいのでしょうか。

 

 

そしてそれには『思い出だってあっという間にゴミになる』という彼の言葉も関わっているのかもしれません。

 

時の流れの中で他の十三災は新たな契約者を見つけました。

 

シトリの記憶に色濃く残っているかつての主のことなんて忘れたかのように、強い絆で結ばれた契約者を持っている。特にダンタリオンは『昔のこと覚えてる?』と聞かれたときに『喪失の痛みは普通ならば時間が解決する』と、昔にこだわるシトリをある意味で否定していますからね。

 

あの素晴らしい主を忘れて、

今の契約者と絆を結んでいる。

 

それも気に食わないのかもしれませんね。

 

 

気高き少女

 

そんなシトリの負の感情で作られた精神世界でも、ウィステリアは逞しく生きています。死んだら一からリスタート、世界のすべてが彼女の敵。そんなクソみたいな世界でも、大人になるまで生き延びたようです。

 

なんとまあ素晴らしき強さでしょうか。タフすぎますね。

 

ただ、当然なんですよ。シトリがミスを犯していますからね。

 

この世界、ウィステリアの記憶を元に作られています。

 

ということは当然スノウがいるし、恐らくマルバスもいる

であれば、ウィステリアは会いに行くに決まっていますよね。二人に会うまでへこたれるわけがない。

 

そして、それこそがこの精神世界を打ち破る鍵だと言えます。

 

 

ウィステリアの記憶の中の彼らが

ウィステリアに敵意を向けるでしょうか?

 

万が一向けたとして。

 

ウィステリアの彼らへの想いが変わるでしょうか?

 

 

たとえ精神世界のスノウやマルバスがウィステリアに敵意を向けてきたとしても、それでもウィステリアにとって彼らが大切であることには変わりが無いと思うんですよね。

 

どんな形であれ、ウィステリアはシトリの悪意に負けないと思います。

 

 

…しかしこれ、どういう展開が来るにしても次週泣きそうですね

 

 

おわりに

 

ソル団長はイベルタが団員たちを残してくれたことに思いを馳せていました。1シーンだけでもなかなか心を震わせてくれませね。ジーンとなる。

 

一方でルーサーとダンタリオンはどうなったんでしょうね?爆発の衝撃からダンタリオンが庇ったとしても、酸素が燃え尽きれば流石にやばいのではと思うのですが。

 

この長編もそろそろ大詰めでしょうか。

 

スノウの賭け内容も気になりますし、次週も楽しみですね。

 

おまけ

 

この話が更新される直前にシトリについて考察した記事もあります。

 

begilog.hatenablog.jp

 

 

よろしければぜひあわせてどうぞ。