トロピカルージュプリキュア12話感想
ずっとローラ回が続くため、そろそろ私のエネルギーが切れそうです。
手が勝手に文量を増やしていくんですよね。
今日はサクッと行くよ。サクッと。
人魚が存在する世界
人魚なんているわけないでしょ。
人魚の存在の否定を人魚がするという矛盾。かつてはみのりのために自身の存在そのものを利用した彼女が、今度は自身の存在そのものを否定するという流れ。
自分で自分を否定する。その瞬間の彼女の表情。一体彼女はどんな気持ちだったんでしょう?すくなくともプラスの感情でないことは確かですね。明らかに声色が違っていました。とても複雑な声色でした。
彼女の存在はプリキュアとあとまわしの魔女一味が関わる世界、そして故郷グランオーシャンと限られた世界でしか許されません。
人間たちの世界が重なった場所では、人魚ローラは存在することが許されません。
そして、彼女自身はそのことを辛く思ってるのは間違いないでしょう。
1話では人間に対して自身の存在を秘匿させ、一方でプリキュアであり友人のまなつの世界には自身が存在できた。
5話まではプリキュアとなる人物の世界で彼女は存在し、特に4話では彼女の存在が鍵となった。
そして11話12話とローラは人魚であるが故にまなつたちが暮らす人間たちの世界から隠れ続け、12話では自分で存在を否定する羽目になった。
こうしてみると、ローラの存在する世界という視点だけでも色々話が動いていますね。
人間の世界において、人魚ローラはどうあるのか。
そして、ローラ自身はどうありたいのか?
それがきっとしばらくのテーマなんでしょうね。
そのうち『ローラについて』で書くかもしれません。
あすかと生徒会長
あすかと生徒会長、二者の描写も差し込まれました。5話であすかは仲間をもう一度信じることを決意していたので『部活でなにかがあって、あすかは仲間を信じることができなくなった』という印象を受けました。ざっくり言えばあすかは裏切られた被害者なのかな?という印象でした。
ところが今話で生徒会長は『あなたが部活のことでそんなに一生懸命になるなんてね』と発言。これだけ見るとあすかは部活に一生懸命ではなかった…?ということが読み取れます。まあ一生懸命でなかったというのは練習で手を抜くとかそういう話ではなく、例えば『部全体の方針とあすかのスタンスが一致しなかった』ということはありえますよね。家事をしなければいけないあすかが部活にそこまで時間を割けないのは容易に想像できます。
こちらは3.4クール目、終盤に向けての仕込みでしょうか。回収が楽しみです。
おわりに
プリキュアシリーズは単話で話を作りつつ先の話に向けての仕込みもしているわけですが、今回は先の話に向けた仕込みに注目して感想を書きました。まあね、全部に触れるともう文量がインフレしますからね。一応読みものとしては長すぎるのもどうかなと思いますからね。
来週もコレぐらいで行きたいですね。