トロピカルージュプリキュア8話感想
八話の八は、優しさのや(八)。
ということで、優しさに溢れた8話感想です。
まなつの優しさ
トロピカる部の最初の活動、それはお弁当作り。発端は朝大変なお母さんのことを想ったまなつの優しさから。お弁当を作ろうとするだけでも愛がありますが、お母さんの好きなものをメニューに組み込もうとするのがもう…ええ子やなあ…。
最近こういうのに弱いです。
そんなまなつの優しさが生んだラストの団らん。
プリキュアで時々出てくる絵柄、これとても好きです。暖かい。
ところで好きなものは最初に食べるまなつ、お母さんもかぼちゃの煮付けを最初に食べると言われてたことからお母さん譲りなんだなあと思いました。こういう細かいところの設定好き。
料理への優しさ
プリキュアシリーズは作中で扱う事柄の描写はとても丁寧なんですよね。
あすかは物理法則を無視した玉ねぎカットをしてましたけど。
落としたかぼちゃをちゃんと洗ってたり。失敗描写でギャグをしたら、その後のフォローもちゃんとします。ギャグをギャグで終わらせない。食材の切り方とかも『怪我しないような切り方』になってるなーと感じました。
視聴者への優しさ
何よりも感じたのは視聴者への優しさ。
それはまず普段お弁当を作っているあすかの言葉から感じました。
今回の発端はお弁当を作るお母さんが大変だと思ったから。お母さんの助けになればと思いまなつは『手作りで』お弁当を作りはじめたわけです。
根底に『お母さんのため』があるお弁当作りを『手作り』で行ったことで『手作りでないと想いがこもってない』と捉えられかねられないんですよね。前に話題になりましたよね、ポテトサラダぐらい手作りしてやったらどうだおじさん。
手作りでないと想いがない。
誤解が生まれかねないことをちゃんとケアすべく、あすかが『余った晩御飯のおかず詰めてもいいし』『冷凍食品だって美味しいし』と述べてくれたことは全てのお弁当を作る人に向けた優しさですよね。あとレンジ使っての時短も肯定してくれてますし。すべての料理する人の味方だなーって感じました。
もひとつ、まなつの気付きについて。
今回のお弁当作り、お弁当はお母さんが作るという思い込みというか固定観念を持っていたことにまなつ自身が気づきそこから『自分で作ってもいい』となったのが始まりなんですよね。
固定観念を持っていたまなつ自身が気づくという形で話が導入されたことで、同じようにお弁当はお母さんが作るものだと思っていた子供たちもよりお話に入りやすくなったのではないかなーって思うんです。まなつと視聴者、同じ目線からスタートしてる感じがします。
今週のローラLesson&ローラ
毎度おなじみのローラちゃん可愛いのコーナーです。
まず今週のローラ文法をピックアップ。
味見くらいならしてあげてもいいわよー。
訳は『料理が出来上がったら食べたい』です。ローラが『〇〇してあげてもいいわよ』と言ったら『〇〇したいです』と訳しましょう。
で、女王は料理なんてしないとか言いながらも。
みんながなにをやってるかは気になるわけで。
ポッド状態で移動してみんなの様子を見るわ。
みのりが卵割れないことがじれったくなって出てくるわ。
やっぱり可愛いですね、この人魚は。
おわりに
白米オンリー弁当になったまなつに、自身の好物であるだし巻き卵をあげるあすかだったり。ハムのお花しかおかずがないさんごに自分のおかずをあげようとしたみのりだったり。実際はすごい味だから食べたくないということを隠しながら遠慮がちに断ったさんごだったり。とにかく優しさに溢れた回でしたね。
次回はやはりさんご。おしゃれやメイクはここまであまり出てきてない軸のように思うのでどう展開するか楽しみです。
まあ一番楽しみなのはその後のまなつ回なんですけどね。
今回も若干気になる描写がありましたが、どうなることやら。