ヒーリングっどプリキュア21話感想
家なき子
追加戦士といえば常識外れの行動をするいわゆるポンコツ化が定番なわけですが。アスミも例にもれずやってくれました。『強いて言うなら地球が家です。』からの路上でスヤスヤはもう笑うしかないです。しかも『地球が家です。』が地球から生み出された彼女にとっては間違っていないのがより話をややこしくしていますね。
とはいえ…歴代でもこの『ポンコツ化』はただのギャグ描写でなく明確な理由があったりしますよね。要は『人間社会の常識を知らない』が故に起こるわけですね。その要因は異世界人であったり異星人であったり色々様々なわけですが、『彼女の常識』で行動するが故に我々一般人とはかけ離れた価値観になるわけです。
そのギャップが面白いので視聴者はネタにしまくるわけですが、なぜこの娘はこんなことを?と踏み込んで考えると面白いと思います。先程も一部載せましたけど、いろんな理由がありますし。
アスミの場合、生後1日未満の生まれたばかりなので知らなくて当然ですね。
動機
信号を知らないアスミは普通に信号無視をしてしまうわけですが、車がビュンと来る危険からアスミを助けたのどかは怪我をしてしまいます。自らにもリスクが有るにも関わらず自分を助けたのどかに、アスミはなぜそのようなことを?と問います。
ここでポイントなのは『行動の理由』ですね。アスミにとって行動の指針となるのは持って生まれた衝動、ラテを守るというものなきっかけです。ではのどかは?と問えば…彼女は『人のために』という使命を持って生まれてきたわけではありません。彼女が生まれてからいろんな人に助けられたからこそ、今こうしている。それは物語の序盤に語られていましたね。
のどかの行動動機は先天的ではなく後天的。それは生まれたばかりのアスミにはないものでこれから得ていくかもしれないもの。対比させる描写も面白いですし、これからアスミがいろんなことを知っていくと思うとワクワクもんだぁですね。しばらくはアスミがいろんなことを知っていく話になるんじゃないかなって気がします。実際そうなってましたけど。
幹部たち
メガパーツ、成長したメガビョーゲンの一部。これを使えば生まれたばかりのメガビョーゲンを成長したメガビョーゲンにすることができる。
つまりどういう動きが可能かといえば…?
メガパーツで成長メガビョーゲンを生み出す。
↓
成長メガビョーゲンからメガパーツを取る。
(勿論、複数取ることも可能)
↓
得たメガパーツで成長メガビョーゲンを生み出す。
↓
以下ループ。
ということが可能なわけですね。ここに気づいて即座に実行したダルイゼン、文字通り頭一つ抜けてます。自分が発生させたわけでもないメガビョーゲンがいるのにダルイゼンがいることに驚いてたグアイワルとは大違い。誰か居るに決まってるでしょ!!
戦闘
バトルは久々にグレース対ダルイゼンのワンシーンも。
先程の信号イベントで負った怪我がグレースに影響を及ぼしていて、それ故のリアクションを見せたグレース。心配になったアースが思わずグレースを助けにサポートに向かうという流れ。
衝動という形で先天的なものではない後天的に得たものを体感しましたね。のどかの怪我からつながる一連の流れがとてもきれいだったと思います。
おわりに
『のどかはよく事実でないことがスラスラ出てきますね。』と言ったアスミに『いやお前が言うなwwwww』と笑いながら全力で突っ込んでしまった回でした。アスミのためなのに()
Aパート、ホント楽しく見てました。あの気持ちは何週間経っても色あせませんね!!!!
…まあリアルな話、27話が衝撃的すぎて早く感想書きたい欲に溢れていますのでガンガン書き進めれそうです。いつもこうならいいのに…。