べぎログ-べぎの感想・考察-

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主にプリキュアシリーズの感想と考察

ヒーリングっどプリキュア12話感想

ということで12話です。

シリーズを見てもかなり異質な敵が現れたと思います。

その辺りに注目していきたいと思います。

 

新たなる敵から見えること

 

11話でメガビョーゲンから生まれた種が寄生し、新たな幹部となりました。メガビョーゲンの成長が続くと新たな幹部が生まれる可能性ができてしまうため、今後より一層緊張感が高まりますね。

 

さて、ちょっと気になるのは…。キングビョーゲンがバテテモーダの存在を認知していた、という点ですね。三幹部に彼を紹介したことから、バテテモーダを知っていたのはキングビョーゲンだけと肝がられます。

 

ただ…バテテモーダが生まれたのはダルイゼンが生み出したメガビョーゲンから。現場に居たダルイゼンですら知らないのに、ずっと引きこもっているキングビョーゲンが認知しているというのはどうも引っかかります。

 

ひょっとして…キングビョーゲンは全てのナノビョーゲンを観測できるのではないでしょうか?

 

キングビョーゲンはナノビョーゲンの集合体。

そしてメガビョーゲンはナノビョーゲンがエレメントさんに寄生して成長し生まれるもの。ナノビョーゲン由来のメガビョーゲンから生まれた種はある意味でナノビョーゲン属性と言えますし、それが寄生して生まれたバテテモーダも恐らくナノビョーゲン属性を持っているでしょう。そして今回の話でメガビョーゲンを生み出していますし、ナノビョーゲンもちであることは間違いない。

 

つまるところ…ビョーゲンズに属するものは全てナノビョーゲンの集合体であるとも言えるのです。人間が水35L、炭素20㎏、アンモニア4L、石灰1.5㎏、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、その他少量の15の元素、及びその個人の遺伝子情報で構成されているのと似たような話。ビョーゲンズは分解すればナノビョーゲンとなる的な。

 

王がナノビョーゲンの集合体なのですから、全てのナノビョーゲン及びナノビョーゲン由来の生物の動向を抑えられていてもおかしくないなと思った次第でした。

 

…もしそうならシンドイーネは常にキングビョーゲンに監視してもらえてますね。良かったねシンドイーネ。

 

目的

 

新幹部のバテテモーダは明らかに異質です。というのも彼の目的は『メガビョーゲンで地球を蝕むこと』ではないからです。もしそうなら、メガビョーゲンが浄化されて『別にいっか』などというはずがない。地球を蝕むことが第一目標なら、極論自身を犠牲にしてでもメガビョーゲンを守るべきです。

 

彼の目的は『戦いを楽しむこと』ですね。これまでの幹部と違い、メガビョーゲンだけではなく自分もガンガン戦います。

 

そして、彼のこの行動はヒーリングっどプリキュアにおいてどころかシリーズを通じても異質です。プリキュアにおいて戦闘が起きる場合、敵側の目標達成のための行動を阻止するためにプリキュアが動くから起きるのです。つまるところ戦闘の理由は敵の目標達成阻止であり、敵が戦うのも自身の目標達成のためです。

 

本来『手段』でしかないはずの戦い

それを楽しむことを目的としているバテテモーダは明らかに異質です。

 

またまたややこしい敵が現れてしまったものですが、お話的には期待値が高まりますね。

 

平光ひなた

 

と、そんな異質かつ強力な敵を前にしてなにやら思うところがあるひなた。

 

これまでの敵には『自分たちが住みやすくするため』という目的あっての行動であったため、許容はできないけどまだ理解できる点もあるわけです。ですが、戦いを楽しむというのはもはや思考回路からして別物。

 

バテテモーダをきっかけに、ひなたは何を思うのか…?

少なくとも、ネガティブな感情が生まれたことは喋り方からわかりますね。

 

 

おわりに

 

気になる引きなわけですが、昨今の世情により放送延期。まあ制作環境は三密不可避ですしやむを得ないですね。

 

放送再開を楽しみに待っています。