ヒーリングっどプリキュア8話感想
8話ですね。今回はちゆの部活動を起点に、彼女の原点についても語られました。
かなり早い段階で明かされた原点、彼女の将来に関わってくるのでしょうか。
そんな思いを馳せながら、8話感想に行きますよ。
空と海
幼い頃、泳ぐのが好きだった彼女は浮き輪を使ってどこまでも泳いでいきました。
そんな彼女の目に映ったのがこの景色。空と海、二つの青が交わる場所。海の青を進んでいけばいずれ空の青に飛び込めるのではないか。そんな空想を思わず描いてしまう幻想的な景色。幼きちゆが空への憧れを抱くには十分すぎるほど魅力的な景色であったでしょう。
空への憧れから始めたハイジャンプ。今、彼女は悩んでいる。
そんなときは、空への憧れを得た海にまた戻ってくるんですね。
のどかにとって『人助け』が彼女の生きる理由と呼べるほどの根幹になったように。
ちゆにとって『空』というのは彼女の行動原理を作り出す存在なんでしょうね。
ちゆの想いにとても共感できる描写だったと思います。あんな景色見たら私も『ぼく、おおきくなったらパイロットになる!』とか言い出しますよ。それほどキラキラしてたと思います。
ちなみに昔は電車の運転手になりたかったです。どうでもいい話。
できないとできた
イップスの疑いがあるちゆ。『できない』によるデフレスパイラルが一番恐れることです。ペギタンはちゆがハイジャンプをやめるにまで追い込まれないか、心配なんですね。のどかやひなたも含め『休んだら?』と心配するわけですね。
デフレスパイラルに陥ることを避けるには休むのも一つの正解でしょう。
でもちゆは『無理をしてでも頑張る』『できるまでやり続ける』ことを選択しました。
『できた』にたどり着くまでに、どれだけの『できなかった』を積み上げたとしても。
できるようになるまで、どれだけ失敗するでしょうか。
その失敗で、どれだけ悔しい想いをするでしょうか。
今ですら、かなりの『できなかった』を積み上げているだろうに。
そんな状況で、できるようになるまで続けるという選択をしたちゆ。
物凄く勇気のいる選択であり、その覚悟を見せられたが故にのどかとひなたは何も言えなかったのでしょう。
『できなかった』を積み上げて遥か高い場所を目指すのです。
ちゆ、凄い。急な語彙力の低下。
…ところで今回はどちらかと言えばちゆの『強さ』が見えましたが、いつか彼女が折れるときも来るんでしょうか。やっべ、興奮してきましたよ。いやまだそんな展開来てないから落ち着いて私。
自分と友達
陸上は自分との戦い。己が発した言葉の通り、自分と戦い続ける選択をしたちゆ。
しかし、彼女は決して一人ではないですね。
限界を感じたときには、海に来て原点に立ち返り『また跳ぼう』と自身を奮い立たせるちゆ。でも今回、彼女が限界を超えようと思えたのは海のおかげではないです。それは彼女の口からはっきりと言っていますね。
『海のおかげじゃなくて二人のおかげ』だと。
今回、再び限界を目指す力をくれたのは…
海と空が交わる遥か高き場所を見上げることではなかった。
自分を心配し励まそうとしてくれる、同じ地面にいる友人。
本気で自分のことを心配し応援してくれた、横にいるパートナー。
跳ぼうと頑張るちゆを、すぐ側で応援してくれる存在のおかげです。
陸上は自分との戦い。
でも自分と戦う『自分自身』は他人の応援によって奮い立つのですよ。
『皆がいてくれたから立ち上がれる私がいるの』
ってことですね。
谷と山
7話、8話とのどか、ちゆがボトルをゲット。
そして9話はひなた回。恐らくボトルをゲットするでしょう。
3人がボトルをゲットしたその次は10話。ここ直近の2シリーズで谷となっている話数ですね。いよいよ合体技が来る気配を感じます。次話とその先にある展開が今からとても楽しみなのです。
全力で谷底に突き落としてくれることを期待しています。
…今回は歪んだ癖がいつもより多目に出ていますね!まあそゆことで!!