ヒーリングっどプリキュア36話感想
これがナターシャの憂鬱ですか。したあかん顔してる気もして笑ってしまう。
夜中まで勉強したらしいですけど、多分途中でスマホやら本やら他のことやってて実際の勉強時間は30分とかやろうなあ…。
そんなナターシャことひなた回の感想、はっじまーるよー。
友人
5年ぶりにエリザベスことえりこと会ったナターシャことひなた。ひなたの『なた』からナターシャというところですかね。外国人の名前をあだ名にするのは小学生っぽくてなんか好きです。謎のあこがれがあるんでしょうね。
久々に会ったことも会ってか、ひなたはともかくえりこの方はうまく話せない。
そんな姿から、離れ離れになったら友達じゃなくなってしまうのか?とひなたは不安になってしまうのですね。そしてそれを今の友達、のどかとちゆにぶつけるわけですが…。
『ない』
『そうだよ、そんな未来ありえないよ。』
言い切るのどかとちゆ。本当に好き。
『ずっと友達って約束したでしょ。』と16話での永遠の誓いを出してくるのが過去エピソードもしっかり拾ってきて好きですね。
まー実際問題難しい話ではあります。学校が違うということは一緒に過ごす時間が減るということ。自然と疎遠になることは十分にありえますよね。遠距離恋愛と同じ感じ。接する時間が少なくなれば考え方も変わるのは避けられないことでしょう。
まあ…それで友達じゃなくなるならそれは『友達』じゃなくて『ただ同じ学校の人』ってだけだったという話だと思いますが。
勉強
なにはともあれ一緒の高校に行きたい!でも今のまま、のどか84点ちゆ100点ひなた32点では到底無理!となって勉強に熱をいれるひなた。きっかけはどうあれ、やる気が出たのはいいことですね。
ただ実際は漫画だったりスマホだったりに気を取られ、これじゃいけないと片付けたらそれで疲れて寝ちゃったり、典型的なテスト前あるあるで笑いました。わかるよひなた、やらなきゃいけないと思っていてもついつい流れちゃうよね…。
経験ある。多分みんなある。
ちゆがひなたに勉強を教えるときも面白かったですね。
わからないところはどこ?
わからないところがわからない。
ひなたからすればそもそも『何がわかっていないのか?』がわからないので、何を聞いていいかもわからないんですよね。一方ちゆからすれば、わからないところがなにか判断できないって状況が理解できない。無論ちゆにもわからないときはあるでしょうけど『これがわからない』って判断できていて、だから調べることもできるわけで。
100あるうち、80わかって20わからないちゆに対し。
100あるうち、100わからないから何がわからないのかわからないのがひなたなんですね。
2人の学力の差によるすれ違いがとてもおもしろかったですね。
これリアルでもよくあるんですよね。できる人は、『できない人は自分とは違う見え方をしてる』と思って接しないと教えられない。結構難しい。
本心
ひなたはひなたで思うところがあるのでしょうが、それはえりこも同じ。
5年振りに会う友達、私は会いたいけど相手はどう思っているか不安。もしかしたら、会いたいのは自分だけなのかもしれない。そんな不安がある中で『今の友達』を楽しそうに見せてきたひなた。心の中の不安が増大して、ヤキモチつまり嫉妬も出てきてしまった。
無論、ひなたはえりこのことを今でも親友だと思っています。のどかやちゆのことを見せたのも、単に自分の近況報告に過ぎず他意はない。そんなひなたの行動もえりこの不安を煽る形になってしまったんですよね。
ここらへん面白いです。言ってしまえば『話せば解決する』ことではあるんですが、その会話そのものが気まずくて発生しないという悪循環に陥ってしまってたわけで。
そういった意味ではメガっちことメガビョーゲンの出現はナイスといえるのかもしれませんね。危機的状況にあったからこそ人の本性、この場合は本心が暴かれなんとなく生じていた壁が取り除かれたわけで。
ひなたとえりこの一連の流れは『人間関係』をとてもリアルに描いていたなーって思いました。
今
34話でも思ったことなんですが。
ヒープリは結構近い未来に焦点を置いている気がします。
ラストにひなたが勉強を頑張るとなったのは『2人と同じ高校に行きたい』という、中学生からすればとても近い高校生という未来の話。将来の夢とかより、もっと身近なところに目標を置いている。
そしてその目標も結構単純な衝動から来てると思うんですよね。いい意味で深く考えてないといいますか、すごくシンプル。つばさともう一度競いたい、のどかとちゆと同じ高校に行きたい。シンプルな欲求から来てるものが多いなって思うんです。
扱うものがより身近、だからこそ面白く感じるのかもしれませんね。お話の理解もキャラに対する感情移入も高くなりますからね。
おわりに
次回はダルイゼンが出撃。何をやらかすのやら…。
不安です。めっちゃ楽しみです!!!!!!!
おまけ
連想ゲームです。
Satisfaction、満足と百から連想されるものといえば…?
やっぱり彼ですよね。
ノケモノたちの夜 第63夜感想
既に来週が辛い。
※合併号により来週はサンデーがないため
まあ次号はセンターカラーなので多少帳消しです。
イベルタ・ジャクソン
彼女の過去が明かされましたが、まずめっちゃ美人。そして当時20歳でありながら隊長に就いている。そこから50年経って、今は副団長。団長は人外だからまあさておき、イベルタも相当強いんじゃないか?って思いますね。下手したら、この作品内で最強の女性かもしれません。アスタロト?悪魔なので…。
過去の彼女は勿論見た目も魅力的なんですが、今の彼女もとても良いと思います。いってしまえばおばあちゃんなわけですが、顔から年齢がしっかり感じられるんですよね。シワとか、画力の表現力がヤバい。
今回明かされた情報で推察できる彼女の強さ、団長との関係性などいい情報がいっぱい。たった1話で格段に魅力を上げてくれたなと思います。
団長と副団長
50年来の付き合いとなるソル・アダムズとイベルタ・ジャクソン。
その出会いは…ソル少年とイベルタお姉さんから始まりました。おねショタ?
最初こそ、悪魔と同じ計器反応を示し死なないソル少年への態度は険悪。
というか計器が反応→つまり悪魔→即刺すって行動が早すぎますよイベルタお姉さん。
最初の拒絶理由って悪魔ないしは人ならざるものだからってことなんですよね。
ただ、結局最後はイベルタはソル少年を受け入れます。
心を開いた最初のきっかけは、彼が示した『理由』なんでしょう。
自らの身体を妙な身体にした三ツ目の悪魔を殺す。
カンではあるが、やつはきっと世界に大きな害を為す。
世界に害を為すであろう存在を滅ぼすことを彼は正義と呼び、
それを為すことに『理由など必要ない』と語った。
人は行動するときに理由がある生き物です。スポーツ選手が練習するのはいい成績を出すため。勉強するのはいい成績を出すため。何故行動するのか?イベルタはそれをソルに問うたわけですが、それで返ってきた答えは突き詰めれば『正義を為すため』という答え。
正義という、とても大きな大義。
それほど大きな大義でありながら、為すのに理由はいらないと語ったんです。
なんというかまあ…惹かれるのも納得。
悪魔だと思った人物は、ちゃんとした筋が通ったとても大きな人物だったわけですね。
確かにその身体は人外ではありますが、心が真っ当なら信頼してしまうあたりイベルタもなかなか合理的だなあとかちょっと思っちゃいます。まあ三日三晩戦って判断力が多少衰えていたのもあるんでしょうけどね。
それにしても…。
最初拒絶した手前、認めるのに意地があったイベルタお姉さん。
めっちゃ可愛いですね!!!!
可愛いと言えば…。
素顔をさらせばいいのかと言うソル少年に対する『は?』の顔。
内緒だぞ、とイベルタに言うソル少年の顔。
この2つ、めっちゃ好きです。やっぱ表情上手いですわ、コミカル面も凄く魅力的。
死地の策
そしてそんな彼女が取った策もまた特筆すべきものがあると思います。団長不在時は本部の指揮は彼女が執ると42話で言ってましたし、今回の作戦は彼女の立案だと思います。そういう前提で話していきます。
ざっくり言えばこんな作戦。
・他の団員は退避しやすいように配置し、敵を本部の中まで誘い込む。
・唯一本部に残って指示を出していた自らのみが敵主戦力であるダンタリオンたちにあたる。
さて、恐らく彼女は剣十字騎士団の中で2番目に強いと思われます。20歳時点で隊長の人物が、50年の時を経た今は副団長の地位にいる。その強さは言うまでもないでしょう。
そして…ブラックベル家編でナベリウスとの戦いに参加した団員はソル団長のみでした。上級悪魔を単独撃破できると言われる隊長のタケナミですら、大悪魔相手にはまるで相手にならない。戦力にならない人間が戦闘に参加するのは足手まといでしかない、それがこの作品での見方だということです。
つまり…ダンタリオンたちにイベルタのみがあたるというのは、これまでの作中描写と照らし合わせても非常に理にかなっているということです。
そして、この戦術の優れたところは…。
一番危険な場所にいる人物がイベルタのみ。
他の団員の死亡リスクを極限まで下げているわけです。
この戦場において一番危険な場所は言うまでもなく大悪魔ダンタリオンがいる場所です。だからそこには別格の強さである副団長かつ老人であるイベルタのみが立つ。部下を守る、若者を守る。いずれの観点から見ても素晴らしい志ですし、恐らくそういった意図もあったのではないかなと思います。
いやー、これホントとてもいい策だと思いますよ。
戦力面で見たらめっちゃ合理的でドライなんですけど、同時に仲間の安全を考えていてめっちゃ優しくもあるんですよね。
こういったところもソルとイベルタは似てるなーって思います。
というか指揮執ってる姿といい、心といい、上長が素晴らしすぎる。
凄いぞ剣十字騎士団。
オーガスト
…ところで。団員たちの奮闘ぶりが描写される中にオーガストの姿が見えませんね。
シュラとビビアンはアレックス&グレンと相対してますし、報告役もロゼでした。ダンタリオンを発見したのは『無理すぎません?』と言ってた若い兄ちゃんですし、西B地点で報告してた団員もその兄ちゃんの隣にいました。
無論、先週描写された団員の中に今回出てなかった団員はいます。
ただ、オーガストはイベルタと『クソジジイ』『クソババア』と呼び合う関係。お互いにずっと騎士団にいる腐れ縁でしょうか、年齢も近いのでしょう。もしイベルタの策が『若者をできるだけ危険から遠ざける』という意図が含まれているとするならば、その意図を察した上で自らはイベルタの助力になる位置に来る可能性があるんじゃないかなって思うんです。
なので私はイベルタ、アスタロトに加えオーガストもこの戦いに参戦するんじゃないかなって思います。少なくとも、この場には来るんじゃないかな。
ざっくり根拠を述べると。
・オーガストの年齢。
・別箇所に配置というイベルタの指示があっても、無視しそうな性格に見える。
・タケナミがこの場にいる。
と、結構可能性は高いんじゃないかなって思います。腰痛めがちですしその実力はイベルタには劣るのかもしれませんが、長年騎士団にいたのならかなり強いはず。隊長じゃないのは性格的な問題でしょうしね、多分。恐らくカリムの相棒→近接戦闘タイプでしょうし、この場にいても問題なく戦えると思うんですよね。
さて予想がどうなるか楽しみです。
最悪の足止め
マルバスたちの足止めにスノウをぶつけるつもりのダンタリオン。
まあめっちゃ効果あるだろうし。
それを策として敵が実行するのは作品として信頼できるんですけど。
それはそれとしてやってること最悪だからね。
反省してダンタリオン。
ただ、スノウの身に関しては今回の話で希望も見えた気がします。
それが二重契約です。
要は悪魔って複数人と契約することが可能なんですよね。ダイアナがナベリウスと契約しつつ、一回きりの護衛悪魔と契約してましたね。あれの逆バージョンってところでしょうか。
つまりね、マルバスがスノウと契約し彼を助けても問題がないわけです。わざわざ二重契約という概念を出してきたということは、そういう展開が示唆されてる気がするんですよね。マルバスはこれで角を回復できるかもしれませんし。
さて、どうなるか…。
おわりに
とにかく次の展開も楽しみなんですが、次週は合併号により雑誌自体がおやすみ。悲しい、水曜日に私が死んでいても知らんぞサンデー。
まあいってもしょうがないので、おとなしくセンターカラーを楽しみにしておきます。
ヒーリングっどプリキュア35話感想
なんですか?これ。
ラビリンの顔もじわじわくる。そんなカオス回の感想、始めます。
令和のスポ根
燃えろビーバレというアニメにハマったラビリン。ということで、アニメと同じようにコーチをやりたがるわけですね。わけですね?いや意味は理解できるんですが、なぜこういう話が平然と行われているかはよくわかりません。
ただ、絵面は昭和風でも時代は令和なのでいわゆる根性!!限界まで特訓!!とかそういうのではないんですね。のどかへのオーバーハンドパスへの指導もとても丁寧でしたし、失敗したとはいえうまくなっていることを褒めてやる気を引き出しています。実際のどかもめちゃくちゃ可愛かったですね!!!!喜んでいました。
好きこそものの上手なれという言葉があるように、好きだったり楽しかったりすれば自然と練習してうまくなっていくものなのですよね。
それにしても、オーバーハンドパスの指導が相変わらずとても丁寧で見てて安心できます。例え今回の話にしか出てこない一要素だとしても手は抜かない。神は細部に宿る、プリキュアがいい作品であり続けているのはこういう細部で手を抜かない姿勢が1つあるのでしょうね。
戦闘-試合-
さて、メガビョーゲンは特訓で赤道直下サーブ(?)を手に入れてきました。ただこれはあくまでグアイワルがいいと思ったから習得させただけで、別にバレーの試合をやるために身に着けさせたわけではないんですよね。グアイワルの発想がずれまくってるので混乱しますが。
で、スパークルを除く三人はサーブと聞いてレシーブしようとする。別にこれバレーの試合じゃないので、攻撃を地面に落としたら負けとかないんですけども。スパークルのツッコミ通り、受ける必要性は全くありません。
これまでのシリーズでも何回か、謎ルールによる対決はありました。突如野球を始めたり、クイズバトルが始まったり、小学生でも答えられる問題を中学生に出したり。ただそれは大体が敵側から仕掛けてきてプリキュアが対抗するというもの。今回のようにプリキュアが勝手にバレーの形式に当てはめてきたのは前代未聞です。
なんですか、レシーブしなかったら『勝負をしないなんて卑怯』って。
攻撃避けるのは普通ですからね???
そしてメガビョーゲンの残弾がなくなってバレーもおわりかと思いきや、わざわざエレメントボトルまで持ち出してボールを生成しバレーのアタックで攻撃。
いや、なんですかこれ??
まあ実りのエレメントボトルは前に剣も作ってたので、エレメントエネルギーを形ある物体に生成するとかそういう能力なんでしょうけど。急なガチ考察。
もはやツッコミどころが多すぎて、ツッコミが追いつかない。
おわりに
ひなたが珍しくツッコミ役に回っていましたが、ビーバレアニメにも競技にも繋がりがない故にイマイチ乗り切れてなかったところがあったんでしょうか。このあたりも面白かったです。
そんなひなたが勉強を頑張る回。ナターシャって誰だよとか思いつつ、次週も楽しみです。
おまけ
のどかの髪型が可愛かったです!!!
海で泳がなかったせいでシャツの下の水着はお披露目されないままでしたね。
ちょっち残念ではある。
ノケモノたちの夜 第62夜感想
祝!!!1巻重版!!!!!!!!!
はい、ということで作者様のツイートで重版自体は知っていましたが具体的な巻数まで明かされましたね。1巻だけかよ…もっと重版しろ。
まあ実際問題、1巻がないとそもそも読み始めることができないので重要ではあります。とにかく初の重版を喜びたいですね。もはや私が何ポジションかわかりませんが。
重版を全力で喜んだところで、今週の感想に参りましょう。
出会うまでに
ルーサーは自分のことなど構わず限定解臨を続けるよう求めたにもかかわらず、ダンタリオンは解臨を解きました。当然、そこについての会話はあるわけですが。
ルーサーからすれば…。
自分は人間で長く生きても数十年の命。さらには自分の身を省みないような生き方をしている現状、そうそう長くは生きないであろうことを察してるわけで。だからこそ、そんな自分の命を大事にして勝利を捨てたダンタリオンの行動は損が大きいと考えているわけですね。
ダンタリオンからすれば…。
ルーサーという最高の相棒に出会うまでに何百年とかかったわけですから、そうそう失いたくはないわけです。いくら勝てる状況下であったとはいえ、敵の本部を落とすという本番ではなく敵の襲撃により起こった戦い。せっかく見つけた楽しみを早々に終わらせる上にルーサーを失う。そんなことは勿体ないわけですね。
自分の命を軽く扱う一方で、ダンタリオンの勝利を優先するルーサー。
ルーサーの体を案じ、目先の勝利を捨てたダンタリオン。
お互いに想い合ってる。これが限定解臨に至った者たちの関係性ですね。
それにしてもダンタリオンのセリフ。
…そうだな。人間はたかが数十年で死ぬ。
だがお前と出会うまでは何百年もかかった。
このあたりのセリフまわし、本当に素晴らしいと思います。出会うまでの時間のほうがよっぽど長かった。数十年と何百年を対比させることで、ルーサーとの出会いをどれほど待ち望んでいたかが伝わってくる。
やはりこの作品、こういう点でのセンスが抜群なんですよね。単に会話してるだけのシーンでも非常に面白いと思います。
家族
数体もの上位悪魔に憑依された存在を救うことは、現状難しいと描写されています。それは57話のマルバスのセリフからもわかりますし、戦闘員を拘束し憑依した上位悪魔複数体を浄化することが如何に困難なことかは想像に難くありません。
だからこそ、団長はウィステリアに問うわけですね。
スノウを、家族を殺す覚悟はあるのかと。
このシーンの団長のセリフ。『命をかける』と『手にかける』が対応していて好きです。やっぱりセリフ回しのセンスありますわ。
そして『私にはある』と宣言したことは、団長がスノウやタケナミたち団員を家族同然に思っているという示唆でもあるわけですね。悪魔化した団員たちを救うことは難しいからこそ、殺すしかないと覚悟を決めている。その覚悟の提示の過程で示された、団長の団員たちへの想い。示し方がいいですよね。サラッとやるんだもの。
今週の描写でとにかくスノウが優しい人間であり、その優しさはウィステリアにだけ注がれていたわけではないことが描写されました。そして、その性質故に団員から家族のように好かれていたと。
その『団員』の中には、長たる団長も含まれているのでしょうね。
残された騎士団
ビビアンちゃん!!!!!!!!
はい、一回興奮したのでもう大丈夫です。
さて、本部にも当然人員が残っているわけですね。
スタンリー隊の2人、シュラとビビアンちゃん!!!!!!
アレックス隊、隊長と同じくマッドサイエンティスト気質のロゼとハオラン。
タケナミ隊、ゴツい図体した老人オーガスト。
そして副団長イベルタ=ジャクソン。名前が判明していない3人はジャクソン隊のメンバーでしょうかね。
憑依された団員たちに殺されては、仲間に同胞殺しにしてしまうことになる。
だからこそ『死力を尽くせ。だが決して死ぬな。』となるわけですね。死ぬなという表現に合わせるように、死力を尽くせという言葉を使うのが美しいですね。セリフ回しのセンスある定期。
メタ的に見ると…団長(とマルバスたち)が到着するまで粘るという戦いになると思います。なので悪い言い方をすれば来週から始まるであろう戦いは前座に過ぎないわけです。ただ、副団長の淡々とした言葉が期待値を上げてくれますね。
おわりに
水鏡が黒くなったことで大悪魔と契約者、そして憑依体がきたと示してくれます。
正直、タケナミだけでも騎士団壊滅しそうな気がするんですけども。仲間のためにも、騎士団員の奮闘に期待します。
…まあ、キャラクターは大事にする作品だと思うのでサックリ死んだりはしないと思います。
副団長はなんとなく死にそうですけど。
ヒーリングっどプリキュア34話感想
ハイジャンプの助走に入ったちゆ→OPの走るラテにつなげるという、開始からして見事な演出。
そんな34話の感想、はっじまるよー。
それぞれの思い
ちゆが飛んだ更新記録をとべず惜しくも2位に終わった高美ツバサさん。そんな彼女はハイジャンプに対して、とてもストイック。いずれは世界の大会に出るつもりと、相当に高い目標を持っています。
一方のちゆは現段階ではそこまでは考えていません。高校でも続けるつもりですが、その先どうするか?まではそもそも考えてもいない様子。ハイジャンプはあくまでも『憧れた場所に近づくため』に始めたもの。練習に手を抜くわけでも向上心がないわけでもないでしょうが、将来ハイジャンプのプロ(プロ?)になるのかと聞かれれば『そこまでは考えていない』という感じなのでしょう。
あくまで、部活は部活といったレベルでしょうか。それ自体は別に個人の価値観ですし、今の時点で最終的にどうするかを考えて無くてもまあ普通だと思います。ていうかまだ中学生ですしね。そんなもんそんなもん。
ちゆ自身もそれ自体は感じていて、だからこそ世界を目指さないのかとアスミに聞かれたときに『私よりもすごい人はいっぱいいる』と答えたのではないかと思うのです。決して実力だけの話ではなく、ハイジャンプにかける熱量の問題。
…が、それが高美ツバサの心に触ったようです。
世界を目指している自分よりも高く飛んだ人物が、ハイジャンプに対しての熱量は自分よりも低いと感じた。いやいやふざけるな。私がライバルと認めたアナタがそんな程度の思い?ガッカリした。そんな感じでしょうか。
…まあ勝手に期待して、理想と違ったら激昂するとか結構ヤバいことしてるなとも思います。価値観は個人で違って当然のものですから。自身と同様のものでなかったとしてもそれを咎める権利など他者にはありません。
ただ、私は彼女のこの気持ちわからなくもない。行動としては良くないとは思いますが、衝動でそうなってしまうことはよくわかります。
高美ツバサさんは確かになかなかひどいことをいいましたが、それはちゆの実力を認めていたから。自分よりも高くとべるちゆならきっともっと大きな大会、世界大会でも会える。自分が海外に行ったとしても『また競える』と思ったんですね。でもちゆの目指す先に世界がないと知った、だからショックを受け思わず感情的になってしまったのだと思います。
同じ競技で同じくらい高くとぶ2人。違うのは競技に懸ける思い。
2人はどういった関係に落ち着くのでしょうね?
…それにしても、思わず感情的になった高美ツバサさんの気持ちを『本当にちゆちゃんとまた勝負したかったんだね』と柔らかく伝えるのどかが凄いなって思います。
攻撃的な態度でぶつけられたツバサの気持ちを正しく読み取り伝える。
なにこの娘、すごすぎて逆に怖い。
当事者じゃないからこそわかるというのもあるとは思いますが、それを差し引いても凄いよのどかさん。
初心にかえって
競技に懸ける想いはそれぞれ違っていい。ちゆがハイジャンプを始めたきっかけも、誰かに非難させる筋合いなんてない。
けど振り返ってみれば、ちゆだって『自分よりも高くとべる人』を超えようと頑張ってきた側面があった。今回描写されたお父さんだったり、8話で出た他校の選手(てかあれツバサでは?)だったり。
ハイジャンプを始めたきっかけは空と海だったとしても、ハイジャンプの練習を頑張っていたのはきっとそれだけじゃないんです。
ときに自分の限界を。ときに誰かの実力を。
超えるために頑張った。
お父さん超えを目指した自分の幼少期を振り返ったことで、誰かを超えようとしていた自分もいたことを確認したわけですね。
だからちゆはとぶのです。自分を超えたツバサを超えるために。
ライバル
ツバサの存在をモチベーションにしてより高くとんだちゆ。
一方で、シンドイーネはライバルなど邪魔なだけだといいます。
まあ彼女からすれば、ライバルなんてキングビョーゲンの期待を独占できない可能性でしかありませんからね。これ自体はそりゃそうだ、という話。
ちゆとシンドイーネで、ライバルや他者に対する価値観の違いを描いたわけですね。
33話におけるのどかとダルイゼンといい、ここ数話はプリキュアとビョーゲンズの『他人』に対する価値観の違いを描いている気がしますね。
交わる二つ
空と海、二つが交わるちゆの憧れた場所。
紅い空と蒼い海が交わり、2色の対比がとても美しいことになっています。
戦闘中に魅せた演出。
美しすぎてヤバい。語彙力の崩壊。
深読みすれば…思いが違えど同じく高みを目指して頑張ることになったちゆとツバサを表していたのかもしれませんね。
おわりに
34話の予告を見た段階ではいよいよ青キュア恒例夢の話か?とも思いましたが、将来どうするか?という『未来』というより、今頑張っているハイジャンプをどこまでやり続けるか?という『今』に焦点を当てた話だったように思います。
なのでまあ、このまま行くとちゆはハイジャンプ女将(?)になるのかしら。
まだわかりませんが。
ノケモノたちの夜 ロンドン対魔戦線編についての予想
さて、残念ながら今週はノケモノたちの夜が休載ということで。
もう正直、私は呼吸困難に陥りそうなんですけども。
すいません、ちょっと盛りました。
ただ、割と真面目に体の調子は良くなかったです。
で、まあ単話の感想だとなかなか予想を入れ込むのが難しいんですよね。59話だったら59話に関わることだけ述べたいし。え?60話感想?知りませんね…。
そんなこんなで、休載のときを活かして予想してみます。
限定解臨はある?
私の感想記事をご覧になられている方ならおわかりかと思うんですが、常々『ダイアナとナベリウスの限定解臨!!!』って言ってるんですね。なかなか来ないんですけど。
ただ、この章で来るだろうと思っています。
タイミングとしては、ルーサー&ダンタリオンとの最後の決戦時。場所は剣十字騎士団本部でしょうか。
そもそも、ルーサーとダンタリオンが解臨するとマルバス陣営は誰も勝てません。剣十字騎士団と共闘しても、団長でも限定解臨には敵いません。そして、マルバスは角が折られ限定解臨ができる状態ではありません。
であれば、純粋な戦闘力で考えるとダイアナとナベリウスが限定解臨するしかないわけです。策を弄してやり過ごすというのは61話でやりましたし、今度は万全の体制でダンタリオンたちものぞんでくるでしょうからね。真正面からなんとかするなら、これしかないと思います。
ということで、私は現時点でもダイアナとナベリウスの限定解臨はこの章で出るものだと揺るぎなく思っています。
無論、ないならないでどう物語が転ぶのかとても楽しみなのですが。
スノウはどうなる?
囚われのヒロインと化したスノウ。何も間違ってないですよ?
まあ彼が無事でないことは間違いないと思うのですが。もう既に悪魔の憑依によって悪魔化していると見るのが無難でしょうか。
ただ、ウィステリアはスノウに会うつもりでしょうし救うつもりでも居ると思うんですよね。そしてシトリのこれまでの描写からしてスノウをウィステリアに当てるつもりで居ると思うのです。シトリ、絶対ウィスのこと嫌いだから。苦しませたくて仕方ないですよ、きっと。
なので、多分制御が効かなくなったスノウがマルバスと契約して自身の悪魔化を解くのではないかなと思うんですね。無論、そのコストは莫大でしょう。治癒関連のコストは高く付くと描写されていましたし。ただ、それ故にマルバスの角を元に戻すほどの魔力を得られるんじゃないかなあとも思うんです。
まーどうなるかわからないですが、個人的には最後は元に戻って欲しい。このままお別れになったらあまりにもやるせないですよ。
ルーサーとダンタリオンはどうなる?
和解して無罪放免、という流れにはならないと思います。流石に多くの人を殺しすぎました。少なくともルーサーは、戦いの中で死ぬんじゃないかな。
ダンタリオンは十三災なので滅多なことでは死なないでしょうが、ルーサーが消えれば自然とフェードアウトするんだと思うんですね。三ツ目の情報だけ吐いて、どこかへ消えるオチですかねえ。
ただ、ダンタリオンも死ぬ可能性は十分にあると思います。というか勝敗の決着がついたとすれば、少なくとも団長が彼を見逃すとは思えません。そして、逃してしまうなんて馬鹿な真似を団長がすると思えません。
十三災、結構謎が多いんですよね。三ツ目に今の体にしてもらった団長との類似点をスノウが指摘してますし、十三災に関しては元人間で悪魔になったという可能性も大いにあると思います。
そんな十三災の謎が、ダンタリオンの死で少し明かされるんじゃないかなーって気もしてます。
…まあ描写はあっても謎のほうが増えそうですけど。
タケナミはどうなる?
わかりません。というか彼らは戻れるのでしょうか…。
多分本部襲撃時の戦いのカードは…
マルバスとウィステリア対シトリ(見学)とスノウ。
ナベリウス&ダイアナ対ルーサー&ダンタリオン。
で、復活したマルバスがルーサー&ダンタリオンに途中から加勢するんじゃないかなーって気はするんですけど。タケナミはどうなるのかな。というかアレックスやグレンも悪魔化させられてる可能性があるんですよねえ。アレックスはともかく、グレンとか手がつけられない事になりますよ。
まあタケナミ、アレックス、グレンあたりは団長含む騎士団員で対抗するのかなって気はします。何故なら、彼らは人間なので悪魔が見えない人員でも対処できるから。
ところでこれ、しれっとナベリウスとダイアナが勝てない予想してますね。
ごめんね、推しなのに。
おわりに
マルバスの角問題は次の旅路の主目的にもなりそうな気もしますが、どうなることやら。というか色々予想してみましたけど、未知の事態が多すぎて難しいですね。
スノウやタケナミ含む悪魔化した人員たち、マルバスの角、ルーサーとダンタリオン、三ツ目の情報取得。解決すべき事柄はたくさんあります。
どう収拾がつくか、予想もしつつ今後も楽しみにしています。
【ブラックベル家編】ノケモノたちの夜3巻感想
※3巻収録分、つまり27話までのネタバレがこの感想記事には含まれます。
私がこの漫画にどっぷりハマったのはまさにこの章からでした。
ということで、ブラックベル家編の感想です。流石に長くなりそうなので、3巻と4巻で感想を分けました。
まずは3巻分。既に見どころ満載だったと思います。
誇り高き黒の少女
この章の魅力はやはりこの少女。ブラックベルの名を冠す少女。
ダイアナ=ブラックベルでしょう。
この物語、19世紀ロンドンが舞台なんですよね。伯爵家ブラックベル最後の生き残りである彼女ですが、女性では家督を継げない。なので仮に剣十字騎士団に勝って生き延びたとしても、ブラックベル家が廃業になることに変わりはありません。抹殺命令は女王陛下からなので、騎士団が失敗しても別の何者かが代わりに来るでしょうしね。
戦って勝ったとしても、潰されるまで永遠に刺客が来るだけ。
となれば、当然『なんのために戦うのか?』という話になります。
…彼女が戦う理由。
誇りのため。
たったそれだけ。ですが、貴族が守るべきもの。
伝統やら格式やらマナーやら、今の時代に生きる私達からすれば一見『面倒なもの』たち。でもそういった事柄をきちっと行い、自分が爵位を持つ家の生まれであることに誇りを持つ。貴族とはそういう者たちなのでしょう。会ったことないからわからないですが、なんとなくそんな気がします。
戦って守れるものは誇りだけ。
ですが、誇りを失っては貴族は貴族足り得ない。
だからこそ、ダイアナは誇りを守るために『生き残れる提案』を蹴ってまで戦おうとするんですね。
ダイアナのこの選択は全くもって合理的ではないと思います。確実に生き残れる選択肢を捨てて、命を賭けて戦うことを選ぶ。しかもそれだけのリスクを負いながらも得られるものは腹の足しにもならない誇りだけ。
しかし…。
合理的でない選択を誇りというたった1つの理由で貫き通す意志。
誇りを守ろうとする姿、とても誇り高いと思います。
誇りを守るために命賭けられるって、やっぱすごいと思いますよ。
その生き様がとてもカッコいいと思います。大好き。
そしてダイアナのところを気に入ってるナベリウスも、自分の気持ちに正直に生きている気がしてとても好き。こういう突き尖った生き方をする人間、永遠ともいえる長い生の中でも珍しいんでしょうね。
ダイアナのそんな姿を見て、ナベリウスが肩入れする理由がわかったマルバスも好き。マルバスが『わかってしまう』ほどの強さが、ダイアナにあったことの証なんですよね。
周囲の人物の反応でも表現してくれるので、この作品はとても好きです。
気高き白の少女
ウィステリアというのは『少女』『盲目』ということもあって、非常に弱い存在です。それこそマルバスが居なくなったら、彼女が一人で生きていくのは困難なことでしょう。いわゆる『守られるヒロイン』といったポジション。
また、彼女はとても優しい。マルバスとスノウが争ったときも『どちらも大切だから』『2人に争わないでほしい』と懇願したほどです。ある意味ではとても甘い。非情な言い方をすれば…どちらかを選択する、つまるところどちらかを切り捨てるということができないわけですね。無論『どちらもを選ぶ』というのが彼女の強さでもあるのですが。
そんなウィステリアですが、ダイアナの戦いには一切口を出しません。
危ないから戦うなと頼むこともしない。
マルバスに加勢をお願いすることもしない。
大悪魔ナベリウスがいるということは、途方も無い契約の対価を払ったということ。それだけの代償を払い、なおかつダイアナ自身も死ぬ覚悟で戦いに臨んでいる。
そこまで決意人間の戦いを、
やめろなんて誰が言えましょうか。
そんなダイアナの戦いに、
他の存在が入り込む余地がありましょうか。
ウィステリアはそれを理解しているからこそ、口は出さない。
彼女の強さが垣間見えた気がします。
…そんなふうに一度割り切った彼女ですが、最後には『友達を見捨てられない』と一緒に居ることを選んだわけですね。
理論的に考えて『口を出すべきではない』となったウィステリアが、その心で出した選択。それが彼女の本心ですし、考えた上で最後に『自分の心』に従って結論を出したというのがとても尊い。
理論的に考えるだけでもない。心のままに動くだけでもない。
考えた上で、それでもやっぱり心のままに動いてしまう。
それがとても人間らしくて、いいなって思うんです。
人ならざるもの…?
剣十字騎士団、団長。
致命傷を何度喰らっても死なず、タイマンは勿論ですが大悪魔2体を相手にしても互角以上の戦いを見せる人物。
この作品、崩国の十三災と評されるマルバスやナベリウスたちが最強クラスの存在であると思うのですが。その十三災に匹敵する力を持った人物が現れたんですよね。敵側にそういう人物が現れたということは、身が引き締まりますよね。主人公側が絶対勝つという保証がなくなるからです。
そして、戦闘力だけでなく非常に頭も回る。
単身乗り込んでナベリウスと戦っていたときは、勝てる見込みがありました。ですがマルバスが来てナベリウス側に立つと、あっさりと『交渉』に切り替える柔軟さを持ちます。
既にブラックベル家に直系の男子がいないことを勘付いており、それ故に交渉の場に『当主』を求めてきたわけですよね。『出せないであろう』と思っているから。
とにかく非常に頭も切れる傑物です。
こういった強い敵役が出てくるのは面白いと思います。
スタンリー隊
ビビアンちゃんが可愛い!!!!
単に私の好みです。シュラくんの悪魔への狂気的な恨みも好きですけどね。
おわりに
3巻最後の話にはアスタロトが出てきていましたが、彼女は『剣十字騎士団に討たれた』とされていたんですよね。『死んだ』とは言ってないんです。要は剣十字騎士団に負けた、ということなので捕虜になっている可能性もあった。
それをここで出してくるというのも、とても練られていると思います。
これまでの描写が回収されていく様も魅力なブラックベル家編。
勿論、4巻収録分もとても面白かったです。
ということで、感想記事は後編に続きます。
※まだ書いていません。書き終えたら記事リンクを貼る予定です。